先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

過渡期のはさわらないタチ

国際的ルートを活かし
米の各界と通じながらスマホを実現し普及させたり
国内でもDSのコンセプトを提示したりと
色々やったおれだけど


たとえばMDって全然使わなかったのね。
中途半端なんだよ。機能が、仕様が。
こないだ拾ったラジカセを修理し、やっとMDを再生したよ、他人がダビングした、あゆw


だからきっと、おれがスマホを使うことはない。
なんだかんだと高水準でないとだめなんだ。
パソコンをすべてにおいて凌駕したスーパースマホの時代が来れば
MP3みたいに使いこなすと思う。


ソニーが落ちぶれたのはMD天下のせいだよね。
欧米陣営は、そうなるのがわかっててMP3&インターネット時代を実現した。


同様に、70〜80年代の海外ポップスは幼心に感銘とともに刻み込まれたけど
思春期の国内外90年代ソングはひとっつも感銘を覚えず(なのでMDほしがらず、過去のカセット資産とたまに買うCDで十分だった)
いまどきのほうが、自分も作曲家やアーティストの年齢として、共感できる始末。


カッコつけるばかりで、ムードを作れなくなったような…聞き手を酔わせられなくなったような…90年代からは。
ビジュアル系とかいうことも含め。若者がかっこつけたりシビれるためだけの狭い楽曲になった。


70年代の名曲って、黒人ばっかりなんだよね。
下層市民だから、日本の庶民の陽気なおじちゃんおばちゃんみたいに陽気で、自然と楽しくなってくる。
白人シンガーみたいな気取りがないね。インテリゆえの気取りが。
黒人はソウル…言葉と言うより、言葉の発音を借りて魂を言霊で発してる。
白人は数学大好きインド人みたいに、記号文字・その発音にこだわる傾向が強い気がする。


日本でも当時の人気ソングはこの黒人傾向の歌謡曲ばっかりで
つまりは泥臭い、人情くさい、汗臭い、のがまだまだ人気だった。80年代が終わるまでは…
ハウンドドッグのコメント欄で、言い当ててるのがいくつかある。
http://www.youtube.com/playlist?list=FLQ6DkwCcik7LZBwG1MhAaDQ&feature=plcp


アニメもはっきりいって90年代のに感銘を受けてない。
ワタルやマクロス7エヴァナデシコみたいな例外は年一回ぐらい散発的にあったが…放映本数は増えても、逆に名作は減った。
大半が、動画に画面作りに手間暇かかるようになったな、というビジュアル的な騒ぎばかりになってきていた。目に見えるハード指向の部分ばかり。
親のTV禁止令のせいもあったが、おもしろいと思わないのが増えてたのも事実。
こう…「90年代はこんなスゲー作画動画できるんだゼ、監督も気取って難しい文芸的で哲学的なのをやるゼ」とか肩に力はいって勘違いして
イートマンとかエーアガイツとか…ね、カワッセ。
これもまた、おれが制作者の年齢になった今のアニメほうがマシに思える。共感できる。
自分で納得がいかなかったら自分で作ってしまえばいいのだから。