先従隗始・温故知新

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メール相談?への回答 11/16

Q 抜粋

3月の1号機の爆発直後から、とりあえず静岡まで来て!と静岡から必死で電話で説得し迎えに行こうとしたり、完全にパニック状態でした。
今振り返ればもっと大胆に遠くに逃げねば意味が無かったですし、3月20日の隠蔽されてる爆発の直後の21日の夜には横浜に戻ったので、全く無意味な行動だったのですが・・・


3号機は核爆発だっただろうと思っているので、絶対に3月からストロンチウムプルトニウムも横浜まで飛んでいると信じていたので、先月横浜の住民の方がストロンチウム検出を告発してくれた時にはやっとか・・・という気持ちでした。


いえ…311当時から2chほかで各分野の専門家連中と論戦してる日々でしたが
結論は
・核爆発は無い


・核爆弾爆発=超大規模臨界=原発が運転してるときの臨界よりスゴイ臨界
・翻って福島原発は自身の最中にはもう運転停止していた
・爆縮が起きないと核爆発は無い、爆縮はものすごく緻密な設計が要求される
・いわば火薬爆発によって核燃料をものすごく圧縮し、密度を高めることで超絶臨界を一瞬で行わせ、よってすぐ収束させる
http://www10.plala.or.jp/antiatom/jp/Rcrd/Basics/jsawa-10.htm


ので、核爆発はさすがに無い。
それが事実なら関東人はみな被曝病で無事では無かった。
原発作業員の見立てでは、4号機プールや共用プールが割れてたとしても同じく関東壊滅だったとのこと。


何より、3号機での作業は絶対に無理です。入るだけで死にます。
当然、付近で作業もできない…したら誰かが毎日搬送されます。


3号機の爆発機所は…
MOXの影響や核燃料の多さで、水素生成が速く多かった。
・3号機の水素が4号機まで共用配管から漏れ出してなお有り余っていた3号機の水素
・結局はそれが原因で、分解点検中の4号機まで爆発
・3号機の爆発が派手に見えるのは、1号機はプレハブで、3号機は重量鉄骨RC造だから


ストロンチウムはかならず生成されます。
収率…ウランが崩壊してできる各核種の生成量%は収率として決まっておりますが、
セシウムストロンチウムの収率はほぼ同じなのです。
ただ、融点も沸点もストロンチウムは高いのと
酸化生成物の水溶性の違いなどから、
水素爆発程度では、あまり外に出てこなかったものと思われます。


セシウムは低沸点なのではやめに混合ガスがガンガンつくられてまして
ストロンチウムは遅れて生成が始まる…
ドカンとなったときの生成量が違うのですね。大半のストロンチウムは今も固体で炉内にあると思われる。
質量よりも、そういった事情が大きいかと。
いくら原子質量が重くても、各核種の酸化生成物のクラスタサイズ(粒径)次第で逆転しますので。
(CNICさま回答を参照http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111017/1318850488

セシウム濃度が高い所には、ストロンチウム有り」と考えた方がよろしいと思われますか?無論、ストロンチウムだけでなくプルトニウムだのアメリシウムだの・・・たくさんの核種があるとは思いますが。
少なくともストロンチウムが検出された場所で、人間は住み続ける事が可能だと思われますでしょうか。
つまり静岡くらいまではストロンチウムがたくさんあるとしたら・・・
それでも人間の努力で可能になるものなのでしょうか。


今いえることは
・隠蔽で「放射能なんて無いんだ、無かったんだ」と国民全員に強制するオカミ方式は論外…いつまで昭和以前をやってんだと、水俣病じゃあるまいに
・絶え間ない徹底調査による、絶え間ない徹底除染しかない


プルトニウムストロンチウムも確かにうまく体内入りしてしまうと
骨や内臓にずっと居座るけど
・しょせんα線β線
という話もあります。電磁波では無く熱線ですから…
ラドン温泉で病人続出という話はまず無い…しかしエビデンス…論証もとれてはいない。


学会レベルですら「よくわからないなあ放射線源」
だから、有害説、無害説、閾値説、閾値無し説…好きなのを取って二分して争ったりしている。
いずれも仮定の域で、なんにも結論が出てない、浅い技術です。
山ほど病人が出ないと、医学的にわからないんですね…でも放射性物質を扱う職業の人はとっても少ないので、おそらく永久に結論は出ない…必要なデータは揃わない。


飛散したストロンチウムセシウムの1/300とかしかないので…
上述の通り、実際に病人が出てみるまでわからないような、酷な話といえます。

それと、妊婦や子供が何よりも弱いですし、最優先で被曝を避けねばならないのは承知しています。
ですが年齢に関係なく被曝を避けたいと思ってしまうのです。
40歳を超えた兄と70代後半の母親、と言えば世間は笑って「気にしなくていい」と言うと思います。子供が居ないのに騒ぐこと自体がナンセンスのようで。
ですがその年代の2人が、おそらく除染など無理だとして、今の数値で青梅で暮らして行けるレベルだと思われますでしょうか。つまり外部被曝、ですよね。
食べ物には気を付けているとは言っても、限界があると言いますし3月から「窓は閉めて洗濯は部屋干しして!」とさんざん頼んできましたが、やっと涼しくなった頃からそれを実行してくれるようになった状況です。兄は田町まで通勤していまして、転勤も無い予定です。


「おそらく除染など無理だとして」
無理じゃ無いですよ。やれば減ります。土壌撤去なら簡単にできます。
政府や役所が、やりたがらないだけです。
福島県では、老人だけでいくらでもやられております。
屋根や雨どいの清掃、地面を広くはぎとり入れ替え…になると土建業者が必要ですね。


「青梅で暮らして行けるレベルだと思われますでしょうか」
そもそも論で、各核種の放射線の人体害なんて学会レベルですらよくわかってないので。返答は難しいと思います。
ダメとも大丈夫ともいえない…ただ年間累積線量とかいった話であれば東京・青梅は恵まれていますね。年間1msvを下回る生活が可能なので。


「窓は閉めて洗濯は部屋干しして!」
いやそれは爆発後1ヶ月ぐらいだけが有効です…ヨウ素服用と同じで。
空間線量を測る意味があるのも同じで最初の一〜三ヶ月ぐらいだけですよ。今はフクイチが落ち着いちゃってるので地表線量…地面に大量にあるセシウムと格闘するべきです。
野菜も、
最初の頃は葉っぱにセシウム粉塵がくっつく外部被曝野菜でしたが
今はセシウム水を吸収した内部被曝野菜ばっかりですよね。


老人はもう細胞分裂代謝もくたびれてるので、あまり気にしなくていい。
子供は細胞分裂の権化なのでなんとしても放射性物質との遭遇を減らしたい。地面を這ったり、触ったり。
身長が低く…地面からの放射線を浴びやすかったり、風で舞った放射性物質の粉塵の吸引…しやすそうですね。

こんな事は、福島で暮らしておられる方々に比べたらあまりに低いレベルの悩みなのは重々承知しています。
ただ「福島以外の苦しみ」も大きいと思います。中途半端過ぎて、ほったらかしにされて、測ってももらえない実情です。
子供も居ないのに過剰反応してバカじゃなかろうか?と思われてしまっても仕方ないかとは思います。
どうあがいても、これが今の日本に住む以上は覚悟しなければならない現状なのですし「イヤなら出てけ」と言われればそれまでとしても、母や兄のように動けない人間が大多数ですよね。
(某マンション)***青梅には子供もたくさん住んでいます。
あ、すみませんまた長くなりましたが、つまりお聞きしてみたいのは、青梅に在住でいらっしゃるので、御自身の安全についてはどのように考えておられるのかということです。
最低限の対策をして、今の場所で暮らして行く・・・ということでしょうか。
危険な場所にどんどん行かれて測定なさっているのですから、こんな質問は愚問だとは推測しますが・・すみません。


知識をつけてきた限りでは、
大騒ぎして引っ越したり出国するほどでは無いですね、今までは。


べつに放射能で無くても化学物質、いやな悪い人間からのストレスやプレッシャー、いくらでも致死原因はいくらでも世間に転がってますし。


京都敦賀は90km…なんかあったらおじゃんです。
西日本は南北が薄い…
出雲も街中の一部として原発がある。


色々知って考えていった末、わざわざ西日本などへ住居を移す理由は無いのが現状でしょうかね。

そんなことより、こうも原発銀座な日本…
今後5〜10年のうちに、すべての原発の事業清算を完了してもらわないと…
どこででも、安心して暮らせませんよ。