先従隗始・温故知新

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青梅羽村瑞穂の線量計測

soeks01M旧版でのざっくばらんな計測であるが、アルミ遮蔽を備えている(遮蔽率はきちんとは確認しておらず)。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111014/1318522748
線量地図はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20111015/1318670911


なにもわからぬ素人さまがたへ…
この安いガイガー機器ですと、自治体や政府が使用している高額なシンチ機器より高めに出ることが多いのです。
数値の振幅はおおむね±30%。数値の5〜7割が実際であることが『多い』と覚えて下さい。


…厳密には、アルミ遮蔽した数値は正確な数値に近づく…など細かい決まり事は、各自でお勉強くださいね。


 ◇


あるところには、やはりあった…
ホットスポット(more hotter)未満、


ホッタースポットである。
(slightly hotterのニュアンス。)


つまり、0.1がいきなり1以上になるわけではないが
0.08がいきなり0.3を示す程度の高めの線量だ。


これらは、僻地など、自治体計測では手が回らないスポットばかりだ。
隠蔽以前に、計測しに来ていたらキリがないのだ。
各自の計測で、よほど問題となる高線量(おおむね測定値0.4μsv/h以上)が出たら、自治体に通報してあとは任せたら良い。世田谷区や船橋市の件もそうだった。


soekd01M旧版は、まるで使えないように言われるがとんでもない。
たった20秒で数値を出すので、素早い検査にはむしろ好都合なのだ。
平均値など勝手に計算され、平均値なんか出されると
高めの場所を特定しにくくなってしまう。
旧版を使い込んでいくと、だんだん反応のクセがわかってくる。
アルミ遮蔽にしても、どのぐらい減衰してるかの割合も段々わかってくる。


とにかく道具の基本、
・使い込んで覚えろ。
・使い込むまでに正しい知識を覚えよ。正しい知識を持つ先人に教われ。


…さて、本日分の調査結果。
(特に表記のない場合、5cm付近の表面線量。今現在、空間線量の計測にたいした意味は無いです…大風の最中や降雨の後以外は…)


*印はアルミ遮蔽なし


下師岡公園 瑞穂町
 芝生に座って計測:0.09〜0.13
 グラウンド砂利面:0.09〜0.17


松原中央公園 瑞穂町
 管理事務所そばの斜面下端:0.12〜0.22
 車屋さん側の斜面下端:0.25〜0.30


都道はさんで横田基地隣接の公園 箱根ヶ崎車屋さん隣接
 踏切のとこの花壇みたいな土壌:0.13前後うろうろ
 公園内樹木の下、落ち葉溜まり:0.22前後うろうろ
 砂利グラウンド面:0.15〜0.22


新青梅街道PCデポ付近の車道・側溝蓋(雨水が流れ込むとこ):0.08前後


伝馬公園
 ログハウス付近入り口すぐ右折したすぐ、水たまりがなかなか引かない土壌端:0.18〜0.25


藤橋城趾公園北側斜面端(農業用水路隣接の所)
 ありがちな数値:0.11〜0.18ぐらい
 横に20cm位移動するとホッタースポット(落ち葉多め):0.25〜0.30


上記場所から数百m先、送電線鉄塔付近
 ホットスポット側(蓮の腐敗物など、高線量源になりがちな物質多し、降雨のままずぶ濡れ):0.27〜0.35
 *同地点:0.30〜0.38
 ありがちな計測値側(土壌のみ)):0.09〜0.13
 *同地点:ほぼ同じ


その田園地帯の稲わら:0.07〜0.13
そこの田んぼの地面:0.05〜0.11


送電線鉄塔付近の露骨な線量増には驚いた。
安定して0.3xばかり出る。
逆に、線量低い場所はアルミ遮蔽すれば0.0xが頻出する。
よって


腐葉土や植物腐敗物付近には注意
・それがぬれやすい、保水しやすい、じめじめの原因ならなおさら注意
・降雨から日が浅い時は特に注意
・斜面の下端に注意(水がたまりやすく、塵芥もたまりやすく、ホットスポット要因)
・雨水流路で、しかもたまり場に注意(踊り場や、下端など…滝壺みたいなスポット、水たまりが引かない低地スポット)
 (流路の途中は流れるだけでたまらないので高くならない)


稲は、ただの草なので、線源をためにくいのか?
蓮は、水をたっぷり含んで育ちそうなので、線源濃縮(内部被曝)の結果かも知れない…


帰路、幼児がエアコンの室外機の風に当たって遊んでいる…
「室外機は線源がたまりやすい装置なので、顔面がその風に当たると線源のホコリを吸い込む羽目になる…幼児は放射線影響が強いので、以後そういうことはさせないように」
と、母親に注意を促した。


青梅や羽村…どうも放射能に無頓着な、ノンキなムードが蔓延しているようだ。これはまずいなあ…とは感じる。


油断は被曝を増やし、発病患者を増やす。市民に注意喚起もせず用心を心がけさせない政府行政は、将来の被曝病患者を増やしているに等しい。


ホッタースポット現地

ホッタースポット

他と同じく低めのスポット


 ◇


多摩地区はおおむね恵まれている。
内陸側には、3月の水素爆発のときの高線量気流は、あまりこなかったのだ。

恵まれなかったのは臨海部である。
北茨城、水戸、柏、船橋葛飾区、江東区大田区横浜市…ほぼ壊滅だ。

ちょうどOリングになっており、

南面は臨海部を攻略され、
北面は会津の脇、群馬、埼玉の奥武蔵、東京の奥多摩の一部、神奈川西端の足柄付近、静岡東部、などに線状に流れ込んで雨を降らせた。

多摩地区はおおむねそのOリングの中にあったのだ。
なので奥多摩地区になると降雨が多い、気流がせき止められる、理由で線量が上がる。