かつて青木信篤も、ひとりでスズキにいって失敗。
えてしてライダー一人で開発を進められることは少ない…ホンダでの大治郎ぐらいか。
ヤマハでいきなり勝てたのも、ジェレミーバージェスと一緒に移籍したから。
だから今でもヤマハは常勝だ。コアコンセプトが正しいマシンだから。
2004にロッシがヤマハに来たときに、大改造をやった。別物になった。基本骨子はあのまんまでずっとやれている。
ロッシは今季、ひとりでドゥカティにいった。
これでは勝てまい。違うエンジニアになれば、違う翻訳をされる。
要望しても、聞いてもらえないことも出てくる。
これまた信篤のときと同じだが
・メーカー、エンジニアが主導権で、ライダーは次点だと、勝ちにくい
頑固頭かなにかはともかく、
メーカーやチーフエンジニアの持論を覆し、
開発を根本から変えさせるリノベーションが、突然の大勝利へつながるのは
ヤマハ移籍後にロッシ&バージェスのコンビがやったことだ。
ヤマハもまた、メーカー主導の開発がしかも行き詰まっており、2003シーズンはよくこけるマシンだった。
では信篤が開発できなかったマシンは、どうやって買ったか。
これまた、ケニーJunior&ウォーレンのコンビで移籍し
スズキのそれまでの開発をひっくり返させたのだ。
またたくまに、その年に2位、翌年には総合優勝。
…これだけ、わかりやすい法則があるのだ。
ロッシよ、MOTOGP人生の晩節を無駄にするなよ。