先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

都心へ行ってみたが…

ヒートポンプ…なんだこの石でできた植物地帯のない変な灼熱地獄は。


青梅市は、旧青梅…青梅駅ともなれば、半高原地帯。
あまり湿度無く、蓄熱せず、すぐ冷める。
河川や山がすぐそこで、その冷風効果もある。
そこに慣れてしまってから、


とりあえず30度ぐらいにとどまる昨日、行ってみたけれど…久々に古巣の田無とか。ひいては秋葉原や永田町…
あんな都市部、いくら都市文明が便利で楽しいと行っても
二度と住みたくはないね。


不自然。
あんなにも、人工の石質地帯をつくって、蓄熱灼熱地帯にしておきながら
エアコンで、自動車で、さらに熱をつくって屋外を酷暑にしている…


青梅なんて、ちょっと水まきすればすぐ涼しくなる。
変にそこら中にサウナみたいな石質で覆われた地帯が続いていたりはしない。
なにより、ややカラっとしている。ここが中腹に該当するせいもあるのだろう。


暑さ的に「きわめて不便、地獄」にしておいて
何が、暑い暑いだよ…と本気で思う。
バカだよ。科学的英知を得た、インテリ型のバカ。サル。
端的な英知を得ても、別方面の簡単な解が出せない…いや気づきもしない。


東京にせよ、各都市にせよ
20世紀型の石質だらけの都市グランドデザインはいったん放棄して
見直しをかけた方がいいよ。


よく街角で見かける上水の小川をやたら増やすとか(ベニス化)
街路やガーデニングをやたら増やすとか…


ちょっとした植え込みだけではだめで
森林を見ればわかるように、水を含む植物、水を含む土で
厚く覆わないと駄目。
そこへ地下水まじりの冷たい小川が流れると、気化熱によってヒヤっと寒くなる。
これをシステム化すれば、夏は日陰だらけでやたら涼しい
世界中探してもどこにもない、緑化避暑都市が生まれるだろう。


とにかく石質を減らせ。
せめて露出させるな…山間部源流域でも岩盤質はあるが、
川や緑に覆われている。


夏は、暑いんじゃない、
人間が人工的に灼熱地獄を作ったのだよ…
大宮に生まれ、田舎と都心を行ったり来たり転々とした俺が
嬬恋や、青梅によって、結論を出したこと。


夏の野生動物たちはどうしているか?
まず日向になんか出てこない。
夜行性になって、人間で言えばだらしなくなってる。
涼しい日陰でサボってる。


人間だけだ。バカなのは。
科学を信仰するあまり、科学もバカの一つであるという盲点には気づかなかった。
田舎の山村農村には、自然をうまく利用した涼しく暖かい生活様式…無理のない知恵と工夫があふれている。


なんでもかんでも近代的西洋生活様式…エアコンと自動車とコンクリ都市が解決してくれる…
そんな安直な解など、やっぱりありはしないのだ。


ちょっと遮光シートや緑のカーテンで覆うだけでも
石質や金属は、熱を持たなくなるのにね…
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20110622/1308715116
いままでそういう工夫、しようとも思わなかったんだよね。


品川やお台場の高層ビルの窓辺で、
かんかん照りの夏の日差しが容赦なく窓辺の金属を熱々にしている…
のを眺めながら、寒くなって死にそう…不愉快なエアコンの冷風が吹いてくる。
オフィスビルに、カーテンなんかありはしないからね。
展望台を気取って、つねに全面がガラス一枚のみ。