先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

『その2』ネェル・アーガマ セミスクラッチ ガレージキット 仕上

(以降はこちらに記事を続けます)
最初のエントリーはこちらhttp://d.hatena.ne.jp/geasszero/20100327


とりあえず、下部タンクをほぼ完成形状まで試作した。
えれえかっこうよくなったけど、エポパテは柔らかくてすぐ削れて怖いね。
飴細工とかいったお菓子のアートみたい。すぐ壊れちゃう。
エンジンマウント位置も調整。よく設定画みると、かなりめり込んでるんだよね。


複製方法を模索中。
レジンなどありふれた手法は費用が高すぎる。有害だし。
小型モデルにはコスト的にも精度的にもそぐわない。


粘土やエポパテによる簡易型枠をつくる手法を確立しようかとね。
丈夫じゃないからあんまり数はコピれないけど。
半分複製なら中空部分を増やせて材料費減るしなー
インゴット複製でも、手で適当に盛りつけて硬化させるより削りしろが減る=材料費節減
なにより時間節減。


およげ!たいやきくん!だよ!
本体左側の型枠に、エポパテとプラ箱を突っ込むんだ。
固まったら右側の型枠につっこむと、たいやき完成!


鋳物の要領だよね。FRP自動車部品の自作成型もそんな感じらしい。


そういう手法が完成したら広めていくと
ガレキやってみる人が増えるんじゃないかと。
左右同型対称でつくる…
多くの部品を同型で作る…
これが製造業素人には敷居が高くてね。
でも経験者つっても、やっぱめんどいよ。
壽屋のパーツを使うとコストかさむし。
無駄な部品が死蔵になるし。あれ3割くらいしか使わないよなあ…


 ◇


HGUCνガンダムみたけど「全然、変わってねえええ」
おれは当時物の同サイズのを改造して作ってたけど
形状は、ほとんど違いがないよ。スカートとかシールドとか。
しかも、おれの改造に同等か、劣るもん
・頭部のマスクとカブトを切り離して、最適形状に切削
・肩装甲のスラスターも切り離して再装着
・腰が回転するように、上下切断後、他プラモ間接部品流用し装着

艶々テッカテカのホワイトで塗ったけど
これがまた芸術的な美しさを誇ったっけ


 ◇


さて、
今回からは、「精密出し」を行う。


これは業務…実際の製造業現場での、精密部品の製造製作で通用するテクニックなので、
ここではいかなプロモデラーや各界の職人さんでも、
私の方が教師になる可能性は、あるのです。


1/10000精度(1ミクロン)の、
たとえばipod用部品の射出金型を作るのにも通用する。アナログプラットフォームでは。
たとえ加工工程がデジタルで自動機任せでも、かならず手仕上げ工程は出てくるし、
アナログの基本がわかってないと、”ただのMC機のオペさん”になりかねない…


いくら頭でっかちで知識オタクでも、
手が覚えてて動いてくれないと、意味がない。


以下の手法を覚えておいて、実際に精度を実感できれば、数をこなせば
成人してから、製造業で職を得る機会も豊かになる。つぶしが利きやすい。…ですよ学生諸君?


では…


まず、チリは0.1mm単位の大敵…完全排除。
ここではすでに一面だけ、平面精度の高いヤスリでの切削で平面が出ている。
(平面の出方の確認は、平面が出てる定規やヤスリを切削面に当て、漏れてくる光の変化で凹凸をサーチ。)
(平面を削っても、スーーっとすべるが、ごつごつや曲面だとヤスリがぐらぐらする…)
この面から、その周囲からも、そして手指からも、チリホコリを一切排除。

突き当てるときも、ぐっと押しつけつつ、面と面で全方向にこすり合わせて、ぬぐう感じ。しつこくチリやカケラを追い出す。


その達成を確認できたら、平面が出ている、剛性も高い、定規などに押し当てる。
で反対側を平行180°で削る。
平行出ているかの確認は仕掛品や作業環境によって様々だが、今回はカタパルトの向きがそろっているかで確認する。
(製造業の加工機の場合、0°完全固定で、完全に0°切削を行える。平面研削機やフライス機などが該当。)


製造現場と違い、クランプやマグネットなどの器具設備は充実しないので、
手で押さえる方法や、治具やシムに何を使うかなど、コツをつかむのには時間をかけてよい。個々の作業毎に異なるので。
【段取り】と言われる。
瞬間接着剤などでくっつけてしまうのも手。後でポキンと外せる場合は。


正しい精密加工の基本を教わり、
正しい「視覚による判断力」が身につくと、
目で見ているだけでも、ヤスリがけ一つで平行は出る。ガンプラレベルなら。
いまどきのヤスリは平面も剛性も削れ方も、申し分ないし。


ヤスリの当て方は必ず、人差し指はヤスリ本体を持ち、
人差し指でヤスリを面の真上から押しつけること。残る指は、軽い力でグリップに添えるだけ。
人差し指がグリップを持ってて面より外側にいると、角に当たってしまいナナメになる。あるいはヤスリが反ってやはりナナメになる。
なるべく軽い力で、山々を徐々に平地にならしていくようなつもりでね。最初からグイグイやらない。宅地造成。


…二面が平面出しできたら、後は色々とカンタン。


ちなみに今回は「ゲタ」に止めた。所々や部分が平面で、立てたとき水平垂直ならば良くて。
隅々まで平面にしてない。
1/144スケール、Zガンダム当時の、あのくらいの造形精度を目標にしているので、今回は。
ベースになったガンプラアーガマも、ここまで精度は出てない部分はけっこうある。
大事なのは、完成直前のサーフェース塗布後の、
仕上がり感、精度感。精密オタクになることでもない。
省くところと、凝るところ、プロの職人はこの判断が非常に優れている。


これらは、鋳物や石造を精密に仕上げていくときの手法にも通じる。
つまり模型のビルドで言えば、
・最初から精密コピーしてしまうのがシリコン成型で(プラモの射出成形も同じ)
・インゴッド(塊)を鋳型などで製造し、切削などで精密形状を出すのが今回の手法。


鋳型手法なら、シリコン成型ほど面倒もない。
寒天だろうが石膏だろうが。安くてそこらにある物で。木材などと併せて型をこさえる。
餅粉とか色々試すつもり。
メリットは、削って捨ててしまう部分を減らせる。原材料費節減。資源節約。
何より、かんたんにガレージキット制作をしやすくなる。裾野を広げる。


みなさん、精密コピーに夢中になり
鋳型を顧みていないのが、ある意味で残念です。


たとえば製造ラインの現場で、
・あらかじめキッチリと精度を出してある精密部品を、ただ組み上げていくだけの時給1000円以下のパート。
・精密部品を作る側に回る、あるいは設計や、不良品の治しもできる、少なくともただのパートではない職位


では、まるで人材の質に違いが出る。
ガレキをやらない、鋳型もやらない…そういう日本人はもはや、
ものづくり職人じゃない。パートタイマーか、サラリーマン。マニュアル人間。


そんな日本はもう、世界市場では勝てない。収益やシェアの目減りを重ねるだけ。


一部のラボやリーダーだけで、狭く、少ない発想で精密製品を作っても
オナニープレイや、レガシーに、なってしまうことが多いから。
もはや国民の8割以上が、ただの非正規雇用単純労働者に、なってしまい、
しかも元々は職人だった面々は、定年後か、若くても職がない、と来ては…
日本の政治経済の体質を、切り替えないと、根本的な打開には至らない。断言する。


脱線脱線…


鋳型手法でも、ノギスでちまちま測りながら切削加工をやれば、
そんなに個体差は出ないし。
プラ板切り出しも、同じ物ならいくらでも精密に切り出して形状出せるでしょ。
慣れた単純作業は、速くなるし、精度も向上する。

↑最後の画像が、作業完了後。キッチリ精度出てる。


おまけ 加工状態の確認は、デジカメが便利。500メガ以上のでね。
昔はルーペとか投影鏡だったけどね。
ソニー500メガもヤフオクなら5千円以下…


こぼれ話 ヤマハの最強オートバイレーサーマシン、
YZR-M1
この改修メインコンセプトを、陰からアドバイスし、
Rossiとjeremy burgessをヤマハへ引き寄せる手助けもした。


けっこう陰で大きな事はいくつもやってきた。
いくつかの現場を知りつつ、トップの決済もやってきた。


でも、あるモデラーさんがロボットのペーパークラフトのステー構造設計で悩んでおられて
「このYZR-M1の開発ヒストリーのページを参考になさって、参考になるよ」
と提示したのだが「こんな程度の解説で、参考にもならん」と鼻で笑われてしまい…


ペーパークラフトのロボットのステー補強ごときに
ワールドチャンピオンマシンの設計構造解説が、参考にならんのだと…


頭でっかちや、見栄はりは、よくないな…人のことばかりいえないけどさ…


個人のサイトやブログはどうしても、
コミュニティ掲示板などと違い、殿様天下になっていて、こういう摩擦が起きやすいね。
むしろコミュニティよりも、個人だわ。交流に当たって気をつけないといけないのは。


数々の製造や開発の現場をいくつも経験してきていれば、
YZRほどの構造や設計に、脳内エンドルフィン大量分泌されるだろうに…
TVゲームと同じポリゴン構造体でしかない紙細工のロボットなんて、一気に設計解決だろうに…


http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/2007season-review/technical-guide/
http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/2008season-review/motogp/yzr-m1/
http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/2009season-review/motogp/yzr-m1/
これらに対してなんのインスピレーションもわかず
こ難しい力学だの専門書の長文ばかり持ち出して「応戦」する人ってのは(役所がクレームの人を追い出すときの手法でさえある)
頭でっかちなのであるよと、冒頭の話へ戻ってみる。
中央のデスク族も、たまには役に立つけどね。


結局はその方は、おれの助言の値踏みを
「専門用語をきちんと並べない=専門家ではない、自分よりも専門知識は低いやつだ、帰れ帰れ」
というフォーマットで片付けてしまった。


でも、やってることはめちゃくちゃだった。
知識は豊富でも、
「どうしよう設計が決まらない、〆切り間に合わない」

「設計が華奢でも、素人がかんたんに作れる方を選ぶ」と言って、
すこし念入りな構造を提示しても突っぱねてきた。
「製品」だというが、同人即売会の同人作品だ。アフターサポートするわけでもない。
製品なら、多少は工作を難しくても容易にはぽっきり折れたりしない堅牢性が大事で、
「難しくない事の方が優先、壊れやすいとしても。でも同人だからアフターケアはしない」
と、事実上、宣言していたので
「接着剤による構造補強は、素人向きではない」とか言い始めたので、


「うわあ、この人は製造業のプロ経験がないんだな。」
と、氷解。バレてしまった。


まあ、同人、ですからな…趣味の範疇だし。


技術論倒れ以前の、
プロ経験のないか、狭くて浅い、滑稽ぶりが露呈した時点で退散してきたけど。


まあ、個人サイトにはたまにある光景でした的な。

おおきくふりかぶって、で言えば、
田島と花井。
「なんでだよ…わかるだろ?こうで、こう!!」
「わっかんねえよ!!お前だからわかんだろ!」


 ◇


この初号原型、完成まで持って行く前に
鋳型の型取りに使ってしまう可能性。
すると完成は延びるね。ZZ版とか同時並行でいくつか作れちゃうけど。
腕の立つモデラー数名に、善意一つで手渡したい。どうせなら。素材としてね。


今回はあくまで
・試作
・小学生の時の零号試作品の手法を、あえてそのままやる


意図だったので。二号以降は、
・あらかじめ部品精度を出す
・作りを簡素化する

こともどんどん導入していくよ。

キャスト整形と違い、気に入らない箇所はどんどん直していけるのが強み。
形状も構造も。


 ◇


2時間単位で作業をしている。


下エンジンは両方とも、ぱっと見は形状に差がないところまで削った。
寸法合わせも、直角と水平と共に、先だってのやり方でざっと出してある。
Uというのは下側の意味。紛らわしくなってきたので。


円盤も寸法近くまで削り込み、円形を出した。
左側が完成に近いが、異形でゆがんで見えるけどこれは、
円形はキッチリ出してあるが、削りしろの残りはまだ各部で差があるため。


鋳型工法の開発の件、
プラ板で大枠を作り(ユニット浴槽みたいな)
原型との間にパテを盛って押しつける簡易方法にしようかと。
離形剤を使うか、サランラップにするか…
原型が油ベトベトってのもいやだな…組み立てて完成させたいし。


コツは、プラ板と原型のスキマを限りなく少なくする。
鋳型となるパテを使う量が減らせる。
パテとプラ板を挟んで反対側は、粘土とか安い素材で埋める。箱状にして強度を出さないとね。


そうしてできた、おおまかな形状のすでにでているインゴッドを
せこせこナイフで削って面出しをしていく。
まさに彫刻向き。


どうもモデリング界隈は趣味性が強く、技術の開発や交流がないに等しい。
未だにレジンキャストってどんなんじゃいw
思えば模型は孤独だからな…イラストもアニメゲームも、交流がカンタンだけど。


誰でもできて(限度はあるけど)、ガレキの裾野を広げる工法にする。


 ◇


完成!





予想図


 ◇


ハッチ、試作から完成まで。
厚めのプラ板をナナメ形状で削り出す。
こんなんでも仕上げるまで一枚1時間以上かかる。
試作の難と、なんつってもカッターや指に対して小さい…ヤスリも慎重にやるし。(加工寸法誤差0.1mm未満)


このミニサイズではモールドが面倒なのでプラ板二枚で対処。
中央カタパルトの面が曲がってるなあ…削るか貼り直すか。


※ある程度長い距離をまっすぐぶった切るには、Lカッター刃ビタ合わせ後、両断
 長い物は、長もので切る


 ◇



そりや曲がりの直し方


プラの場合
・地道に手曲げで直していく(時間をおいても、戻りがないことを確認)


金属など含め一般的な手法
・そった、曲がった、状態からまた直線やカドを出し直す(山は頂上を、谷は両端を、削る)


今作は、ハッチを一カ所だけオープンにするので
ここだけ精度を高くしてる。(よく玩具でも可動部だけ精密になってる、あれ)

組んで撮影すると
・どこが直角や平面など精度が出てないか
が一目瞭然。さすが500万画素。
それと、この画像で左カタパルトは、まっすぐ直立させる方法がないので最初から傾いている…ややこしいけど。
プラ板を踏ませているけど、水平にはなってない。


ハッチが明らかにデカイが、
これは後でナナメに削り込むためと(そこの部分の形状はアニメ版を踏襲する)
側壁の方をパテ盛りするなどして全体調整していくため。(後述)


やっつけでナナメを出し、カドも突き詰めてみたが…

この程度の拡大画像でこうもアラが見えるようでは、
手持ちの安い工具ではこれが限界だな…これ以上は設備投資が必要。
削りだし1ピースにしてしまったのも難があった。
でもアルミサッシみたいに複数ピースにすると、今度は小さすぎてヤスリで削れない…持てないからw
ハッチはネェルのかっこうよさを魅せる重要部なので、工夫を重ねる。


精密図面で精密加工で最初からキッチリさっせる手法ではないので、今回は。
工程を進めながら、全体の形状合わせをしていく、追っかけ手法になる。
要は300円ガンプラなんだから、結果としてかっこうよければいいのだ。
精度や精密を誇りたければ1/100サイズをフルスクラッチで作ればいい。加工する手指のサイズに合い、最初から精密に作れる。
だがフルスクラッチは改造ではないから版権がからみ、容易に知人に手渡すこともできない。


小さい、
精密度要求、


時間がかかる。
いくらでも手間をかけられる。


数をこなし、業務経験をして、慣れるしかない。手順やテクを身につけるしか。


個人のビルドは、ちょこちょこと精度を出す(販売キットには劣る部分がある)。あれこれいじれる。
企業の販売キットは、最初からキチっと精度を出す(金型までの膨大な予算)。後でいじれない。


カネをかけただけ、ラクして迅速に精度は出る。
製造業の、基本的鉄則。


ヤスリだけで、パテ盛りやプラ板組だけで、やれることには限界がある。
反面、コストや加工法に制約のあるプラモデルキットにはできない芸当も盛り込める。


面やモールドの実現や精度は、ハイコスト側(ホビー企業や大手ガレキ屋)に分がある。機械加工の問題だから。
コスト意識とは異なる加工に、プライベーターに分がある。


たとえば300円のキットに、ハッチ開閉だのMS付属だのまで考えない。企業もガレキ屋も。
商売っ気のない、コスト意識ではない、個人の趣味趣向の範疇は、そこらへんが強い。


たとえば企業意識だと1万円分の人的時間的原料費的コストをかけていても
個人はそれを1000円で頒布することができる。
商売、会社経営を考えたら、無理な芸当だ。


オープンソースもそう。
企業やサテライト組織は、なるべく企業秘密を持ちたがる。マイクロソフト的だ。
翻ってlinuxgoogleなどとなれば、これはオープンソースである。前者は趣味の範疇から生まれた。


このビルドは次回より、5台くらい同時量産できる手法で製作する。


ワンパターンに、レジンキャストするケースが多いが
そこまでせず
・鋳物
・コテ


でやろうと思う。


デカイ本体は、鋳物。
型枠を作り、そこにWAVE軽量エポパテを塗り、アーガマ本体を小倉アンにして挟み、鯛焼の完成。


小さい小物は、当てコテ。和菓子の整形や、回転寿司のすしロボットに相当する。


いずれも、今回完成する初号ビルドから寸法を採取し、型取りをする。


なにも素人が、キャスト成型なんていう、製造業の会社でもおっくうがる手法をやらずとも
無害に(薬剤的に…レジンは特に有害らしいね シリコンも発がん性物質
簡素に


実行できる手法である。


あまりにも「レジンキャストしかない」とプラモ製作界隈ではワンパターンに思われすぎていて、
こうした手法を、思いつく人すら居ないのが、残念だ。


団塊ジュニアのおじいさんは
ものづくり職人だった。


お父さんは団塊で、生意気で頭でっかちなのに、有言実行が薄まっていた。


どうも団塊ジュニアは、それがさらに加速し、
なんにも作れない
口だけは達者
物陰に隠れて匿名で悪事をやり、えらそう


な人種ばかりだ。


つまり製造立国日本はもう、破滅材料がそろって、あと何年後というだけの崖っぷちなのだよ。まじ
政治経済産業、地域社会に家庭など、諸問題に体当たりしてくれば、学習していれば、
非常にそれは実感である。


破滅に、予兆なんて無い場合が多い。国家や社会という規模では。
だが、わかる人にはわかる。ナマズ地震計のように。


おそらく次回は、
量産で、成型法を採用するので
飛躍的に、完成が早まる。


精度も部分的に向上するだろう。
行き当たりばったりの試行錯誤で、削ったり直したりしないから。
(小学生の時に作りかけた零号ロットの手法にこだわったので、今回は非効率作業が多い。)


材料費も節減。無駄に盛ってはいっぱい削る、ことはない。


量産で10個くらい作るのに、これくらいの工法でやれるようでないと、困るね。
ものづくりを自称する国の、物を作ってる国民ならば。


まあ、
・中大型で、相当に精密な物を、
・完全にコピーし、どのロットも完全同一


は、作れないけどね。キャストじゃないと。


べつに同人なら


・多少不揃いだったり個体差があっても
・小型にして精度はそれなりでも

いい、はずなんだが…


むしろ、いろいろな個性をロット毎に加味する、
陶芸みたいなやり方は、
完全コピー量産にはない魅力や、長所があるから。



少し
売る方も
買う方も

企業生産に、染まりすぎてるね。
企業としてものを作り
消費者として製品を買う


それしかやらないツーパターン。


ばっちゃんがつくったたくあんを食わなくなった的な。
庭の柿は腐るまで放置的な。


なんでも自分で作るしかなかったのにな。少し前の時代は。


そんな、何でもかんでも買わなきゃいけない
それが経済成長だ下支えだ
くっそくらえだね。


そんなに、なんにも自分ではやらしてもらえない、なんでもそろうホムセンやスーパーな経済なら
別に終わってくれていいよ。


ったく右肩上がりだの常に成長だ収益だと
それでハケンやパートは使い捨てで、職人も追い出し、
企業がこれでもかと搾取搾取して


しかし「企業が死にかけています、これから先どうしよう」って
つまり既存の資本主義国際社会が老衰で死にかけなんでしょ。


いっくら搾取しても
生活のすべてを購買に置き換えても


無駄無駄無駄ァ


 ◇


http://1st.geocities.yahoo.co.jp/gl/kk4509/comment/20100426/1272289970
ああやっぱ、いるのね、MC使ってる人も。


だいたい、ガレキの常連ディーラーになると、儲かるので
設備投資してる人が多いね。設備があれば誰でも精度は出せる、思い通りに。
(下手すると、生業が製造業で、その設備や技術を投入してる場合も)
反面、人の指で自在に出す造形美は、苦手になるけどね…
やたら角張ったのや、安直な曲面が目立つとか。


儲かるディーラーが、やたら精細な物を高価に売り出してるのが


ガレキの間口を狭め、参加数を減らしている一要因だろう。
PS2PS3のようになってしまってるんだよ。マニアックに。
任天堂がDSとWiiをヒットさせるまでは、ひどいもんだった…閉塞感が強くなってて。


おれの作ってるネェルアーガマはもっと精度出したいし出すべきだけど
すでに何万円のガレキを売りさばいてるメジャーディラーは、むしろ落とすことも必要なんじゃないかな。
F1やMOTOGPだって今や、デチューンの方向だし。
庶民レースの現場だって
「なんだ、金持ちと、ファクトリーまがいのチームしか、出られない、勝てないじゃん」
となると、一気に廃れていったんだよ。
ワークスと、サテライトしか居ないんだよ、キャラホビワンフェスには。



クシャトリヤの紙細工出してる御仁が居るのだが(ちょっとググればわかる)
やたら、威張っている。(コミケですごい目立っっちったー、的)
人をいきなり、
無能呼ばわりや、(お前のつくってるそれはガラクタだ、的)
使えない呼ばわりする…(お前が提案してきたそのプランは、全然役に立たない、的)
(八王子在住で、威張ってると、つい創価信者と思ってしまうのは、創価に命まで危ぶめられたオレの悪い癖だが…)


アニメマンガの同人を含めた界隈では長い年月を過ごしてきたが、
あそこまでアレな人間は、ちょっと見かけたことがない…


結局、模型系って孤独な作業だから、アニメマンガ以上に。
固執し、凝り固まり、唯我独尊、自尊心強し、な人間が多い気はする。


それにしても、ああいう「有能には違いないが威張りすぎて人間としてクズ」
な人種が、ガレキ即売会を衰退させる一因には違いないだろう…


おれは、やつと意地の張り合いをするために意見したんじゃない。
困ってるというから、知ってる情報を指しだしただけだ。
それを、なんだろう「奴の言ってることは筋違いで、使い物にならん」とか
コメントや記事に、ハッキリ書くんだぞ、やつは…


「うちのネェル、印象はどうですか、キャラホビってどんな感じですか」とリサーチがてら聞いてみたら
「ガラクタは見向きもされない」とハッキリ書いちゃうし…


10代なんだろうか…新卒か。大学生や大卒が、学識豊富におぼれちゃって舞い上がってる感じに似ていた。
やたら図面や方法論を長々と展開しているんだけど、
礼節や、人の気持ちは、サッパリ気づかんままらしかった。


で、そういう人間に限って、2chレスっぽい子分だか仲間がやたら多い。
創価と右翼総会屋だ。2ch系掲示板のレス工作を牛耳ってるのは。
ネットで、子分か仲間と一緒に、微妙にガラ悪い、性格の悪い、コミュニティを展開しているならば、
たいていはそういうとこの連中と思って良い。
そしてどちらも、殺人工作すら行うおそろしい無神経勢力だ。


 ◇


ハッチの一つがどうもいびつで削りきれない部分があり
思い切って取り外し分解しようとしたら折れたので、
欠損部分を新造。
実験的に、要所の精度を上げてみた。
デジカメで拡大撮影してあるとアラばかり目立つけど、(ルーペと同じ…肉眼じゃまず見えない所まで見える…昆虫や、人間の鼻を、拡大したようなキモさがw)
1ピース構造でヤスリ削りだしのみで仕上げるにしては、けっこう精度は出てる方だ。

もっと売れ筋ガレキや最近のガンプラなみに精度を出し形状をそれっぽくするなら
プラ板切出し材を無数に使い、単純形状な1ピースのうちに、安易に精密形状を出し、
それらを接着し組立てていくほうが、ラクだ。
おそらく高価なガレキの原型はみんなそうしてると思う。
最初に図面などで精度をキッチリ計算し、
加工作業ひとつひとつが、カンタンかつ精度がすぐ出るように、
加工後にあれこれ悩まないように追加工しなくていいように、
下準備する。


とにかく本作品は、サイズが小さい。MSにして1/144スケール相当と。
しかも、300円ガンプラは精度が出てない。
釣り合わせる必要もあるし
加工の難しさから、よほどの機材がない限り、精度を上げるのは無理だ。
小さくて見えないし、デザインナイフすら入り込まないし、指で持てない。


とかく今回は「小学生の時の零号ロット挫折時

と全く同じ手法でやる」あのときの後悔を克服する意図でやってるので
非効率性が高い。
手法としては、フルスクラッチで、プラ板多用の方がいいし
一部ガレキ屋のようにMC自動加工機など製造業務用加工機を使えば、飛躍的に精度は上がる。
精度の出てないガンプラアーガマを、鯛焼のアンにするのは、加工精度を出すうえで無理難題を増やしている格好だ。
平面かと思ってた部分が全然ナナメだったりする。
自分の設計製造した品じゃないから、わからない部分だらけだ。


道具がうまくさせるのだ。
いくら腕があっても、粗末な機材だけでは限界がある。
高価な包丁をそろえることから始まる調理師。
いい道具を選んで購入し
さらに性能が上がるように、ひたすら調整し、
最高の性能で、最高のシゴトをするように、仕向けていく。


それこそが、プロのモノヅクリ職人だ。
包丁は毎日研ぐし、まな板だってなめらかな平面が出るようマメにかんなで削る。
金型製作をしていた頃は、やはり最高の研削盤を最高の状態になるよう数ヶ月もメンテをして
最高の状態になってから、最高のジグを削りだして製作し、
その最高のジグで固定して加工した品物は、カンタンに1/1000mm(1micron 1micrometer)まで精度が出た。
段取りがある。決まっている。
要所をハズした簡易な設備環境なら、仕上がりはそれなりにダウングレードするのは仕方がない。


 ◇


当方の人生や創作活動を、政治陰謀的に妨害する勢力がおります。
ちょっと、手が付けにくい状態です。チョコチョコとゲリラ的に削ってます。


ハッチのリサイズは終了。エンジンフィンとかとっかかりはじめ。


GW明けの日曜のきょうは、精度出し削りをやった。
徐々に、しかし確実に、各部の精度を出したり、形状を追加する。
あまり成果の見えない、苦行で、他人に軽んじられる、いやな部分だ。つまりは職場と同じ。

画像の通り、ほぼなめらかな真円ぽく、円盤は仕上げた。
(白いとこはガンプラアーガマの パテ色のトコが盛って削った部分)
模型屋にある安いヤスリしか使ってない。
ここは、金型加工職人の経験とスキルを投入している。…まあ、元から器用貧乏だけど。


画像の通り、全体を見渡したときの、平行面精度と、直角精度が、以前より段々と上がっている。
かつ、「らしくみえるフォルム」も徐々に追加している。こちらは逆に、精度を無視したり崩すこともある。
ここらへんは、車両デザインなどのセンスを投入している。
本作はだから、設定画どおりじゃなくとも、なんかカッコよさげ、を目指す。
設定に忠実だの、そういうのは最近の精密高価ガンプラや、ウン万円メジャーガレキに任せる。


前述の通り、メジャーなプラ板箱組積層の方式じゃなく、
最初にキッチリ寸法と精度を出したプラ板を精密に組み立てるのじゃなく


適当にメモに書いた適当な型紙を適当に見て切り出した、アドリブなプラ板
それなりに箱組みしたら、あとはいびつな所は「彫刻 切削」で修正していく
なんとも面倒くさがり屋の手法なのでね。技師的ではない。左脳的じゃない。


すると一カ所の加工で、どんどんあちこちが傷だらけになる。画像の通り。
マスキングするとこれも邪魔なので、しない。完成するまでにすべてふさぐしかない。
これを部品製造加工の職人の間では「肉を切らせて骨を断つ」と呼ぶ(よばない


アナログで右脳的でラテンでアドリブ、そういう系の職人の性格ですねw
だいたいこれがコックだと、レシピを書いて無くていつもアドリブ。
車両整備でもそういう人はたまにいるが、不思議と故障や事故は起こさない。
「ツボは押さえる」
これが大事なのであって、いくら精密精度を追いかけても、根っこがダメだと台無しなわけ。
左脳的なお利口人間たちが現代日本をうごかしていくようになったら、そうなっちゃったけど。


 ◇


はかどった方。
見た目が進まない苦痛作業の次の日は、サクサクすすむ作業にする。


サイドカタパルトがナナメになってるのは故意。
全カタパルトが同じ向きでストレートで芸のないデザインなので、アクセントとしてこうしてある。
下側をテーパーしてあるわけよ。
これは、サンライズの制作陣への投げかけでもあるw目から鱗の原材料ww


上部エンジンの形状はほぼ出そろった。ズームしても遜色のないフォルム。
試し組みしても、形状が整ってきてる部分が増えてるので、以前より見栄えする。
これは、最初からキチっと精密精度を意識してつくるモデリングでは無い、感動ではある。
しかも工具は、模型屋で売ってる安いヤスリだけだ。彫って、削るだけ。


とにかく気をつけてるのは「精密を追いかけない」


これは、ガレキ素人、プラモビギナーが、「おれでもできっかな」と思えることがコンセプトだから。
日本のホビーはゲームアニメマンガなど、すべてが「難解、マニアック、極めすぎ」
で、客離れが進み、悩むばかりで打開できなくなってた。


それをおれが指南提言することで、体質のリモデルを測り、客層が拡がり、一定収益も確保できてる。
『器用貧乏』』は、日本を救うのである。(WEB辞書で調べてね)
具体的には、任天堂DS&Wiiと、東映プリキュアおよび特撮、これは濃厚におれの成果だ。そういうパイプがある。
器用貧乏は、べつに一番取らなくて良い。
その代わり、あちこちに配転したり飛び込んで、どこでも中くらい以上で身につけてくる。


…司令塔、キャプテン、リーダー向きの修行である。どこの話を聞くに及んでも、ピンとくるからだ。
まだ知らない部署や地域の話にピンとこなかったら、飛んでいってお忍びで働いてくればいい。一定期間。
(民間でヒラとして働いたこともない連中の孫やひ孫が、なんで日本をうごかす無能政治家になってるの?ってのは別の話)


モデリングを極めても、モデリングしかできないと
モデリングの会社が傾いても、どうすることもできない。オフィスで管理職に詰め寄るだけだ。
しかし器用貧乏として、営業部も人事部も取締役会も就いていたなら、どことも協調協力共同作業ができる。


模型業界は、すでにおれが、俺たちが、救い終えたゲームアニメマンガ業界に比べ、
リモデルが遅れている。おれの到着が遅れたからだw
これからが、勝負。


…話がそれた。
このモデルは、何度か言うように、ロボ1/144相当のサイズだ。
ってことは、1/100相当のモデリングとは、色々と異なる。


たとえば加工に際し、プラ板の切りくずは、なるべく捨てない方がいい。
売れ筋ガレキなら、原型品のパーツは最初から、かなり精密に作り、切りくずも少なく、流用することも少ないだろうが、
1/144相当(戦艦なんで1/2200)というのは、何を作るにも補修するにもミクロなので、
切りくずがちょうど、使いやすいというww
四角や三角は、へこみとかに。
細長いのは、谷間のようなスキマとか、凸モールドに。


とかく、安く上げようと思えば簡単に安くなるし、手間も時間もかからない。
これがミニサイズガレキのいいところ。


 ◇


以前も書いたけど
模型界隈は、封建制序列主義というか古い体質の人間が多いというか
アニメマンガにくらべて、人種が異なり、狭くて、堅苦しい部分がある。


率直な感想。ガレキ製作にあたり色々調べたり意見交換する中で。


”技術”を極めただけで、威張り散らし、
劣る相手をイヤミでやっつける


そういうのは、製造業系の加工職人にはあんまり見ないし
アニメマンガなどソフトウェア系にも少ないし


ぶっちゃけ、模型界隈で初見といっていい。
あとはアキバなどのゲーセンでハイスコア競う群れの中に、たまに生息してるかな。


製造業ともまた違うんだよな。独特。
・孤独に黙々と一人作業
・ゆえにか技術交流が見受けられない(当然、創意工夫による技術進歩もほぼ皆無、前例踏襲ばかり)
・同人誌などのようには交流もマスメディア露出も盛んではない
・同人誌サークルのようなチーム作業ではなく、むしろ縦の壁が厚め


そのまんま、閉塞している模様。寂れてきてるわけだ。ソニーPS2末期のように。
寂れたガレキ自作の畑を、バンダイが荒らし回ってるわけだw


一部のマニアだけ元気でも、収益はあがらなくなったり、参加者が減ったり
これはどんな業界でも同じ。
10年前のアニメ業界を見るようだ。7年くらい前まで家庭用ゲーム業界も同様だった。


ガレキの場合、いやプラモもだけど
・プラモ全盛期の80年代に若かった、現中年の男性が多い


彼らだけでひしめく業界ゆえに、余計にカタブツっぽくなったりしているのかなあ、なんて。
MGガンプラなんて買うの、若くても高校生以上で、多くが中年の大人買いだもんな。




高精度の一品を仕上げて、んでチヤホヤされて
威張りチラして、礼儀を欠き、
相手が劣ると見なせばバカにして腹を立たせ、


そういうことを平気でやってる例をいくつか見てしまい、
類似である製造業加工職人としては、これはいかんと思い立った。
そりゃ、趣味ですよ。仕事じゃないけど。
アニメ業界や同人界隈にすら、中々いないんだよ?
なんで模型には多いの、こういうやつが。


思えばプラモ作ってた学生時代も、交流は皆無だったから
同好のヒトとふれあう意味では初心者なので、余計にショックは大きいな。



一夜明けて気づいた。

・3Dポリゴン厨ばっかりだ、威張ってるの

CAD起こしのポリゴン。MC加工機すら使う。

そりゃデジタルでCGなら、誰でも使い方を身につければ
・壮大で
・緻密精密な

ものは、作れるさ。
おれだってポリゴンゲームのマップを作ったりした。簡単に片手間で(それこそ3時間くらいで)ビッグサイト清水寺がつくれたよ。
http://kasumin7.web.fc2.com/m0711.html#12-1


だがな『刀とヤスリひとつで、やってみろよ』


ソフトウェアひとつで威張っちゃってる連中に対しては、その言霊を込めよう…


戦艦モデルにしても、両極端だ。
・完全にデジタル化し、自動化し、自分の手ではなんにも書かない作らない方面もあれば
・方眼紙に図面を記入して、手でちまちま削ってる方面もある。


自分の手で加工も記入もしないなんて、
どこがモノヅクリ職人かと思う。

(精密金型製作の職場の時もあったよ、アナログ手作りと、入力自動機の、部署同士の、侮蔑し合い)
(軽い対立はね、そりゃ…でも幼稚ではなかったし、相互リスペクトはシッカリしてた、職業だけに、同じ会社だけに)
(当時、アナログ機械の師匠のじいさんは、デジタル環境をまるで知らなかった上で、侮蔑してたのは、かっこうわるく見えた。)
(同様に、デジタル環境だけで威張ってる若中年の連中も非常にかっこうわるく見えたのが、今回)


職人レベルにもなってないで、人間として仕上がってないで、なにを威張ってるのかとね。


時代は長らくアナログでやってきたんだ。
アナログ手法は、デジタルを学ぶ前に基礎でやること「じゃない」。
立派に独立してるぞ。
なのに、最近のデジタル族は、モデリングも実加工も、最初から、一生、機械にやらせる。
あんなもんはモノヅクリの人間とは呼べないんじゃないか?
アナログを仕方なくなる基礎を覚える学習くらいに思って
俺はデジタル族だからと、最初からアナログをバカにしている。


なんか、違うんじゃね?
機械任せでしか、精密も高品質も、つくれないなんてさ。


中学生でMSDN取得して威張ってる奴らと同じだ。概念的には。
手順を踏まえたら誰だってできる。マニュアル的だ。


欧米式デジタルに染まりきってる人種は、
魂が腐って悪魔憑きになってる面々があるので、注意が必要だ。
しかもそれが、欧米側の侵略統治手段でもあるから。触らずして動かずして、悪魔憑きとなった連中に代理統治さえさせるという。
デジタル通信やソフトウェアの領域はまさにメガテンな性質を持つ。


模型と政治に関わったことがあると、その事実を語ることができる。




…前置きが長くなったが、きょうはラッカーパテが乾かない…できることが限られる。


はっきりいって、精密厨のメガネにかなうモデリングをするなら、簡単だ。
「おれが小学生の時に挫折放棄したのと”同じ手法”で、仕上げまで行く」
現モデルを放棄して、


プラ板の貼り合わせや積層だけで、弐号機をつくればいい。
もしくは、いま作ってる奴をプラ板で覆えばいい。
それが、ポリゴンだからだ。ポリゴン仕上げはエッジとカドが映えてキレイにみえる。写真写りがいい。
ヤスリで1/100mm精度まで持って行くのも、平行や直角を出すのも、プラ樹脂なら簡単だ。
なんせプラ板は平面とカドの出ているポリゴン素材だから。


人の(おれの)
思い出、こだわり、思い入れ、
そういう”情緒”を無視して
「こいつヘタクソ、しねよw」的な対応しかとれないポリゴン厨こそしねよ、と思うだけは思うのが人間だ。
欧米式ポリゴンモデルコンテストで入賞や好評、それで威張るのは勝手だが
それ以外の人間は、人間扱いすらしないで、(他のやり方や、フォーマットを認めない排他形式)
自分たちは優越感のエリート気取りで、


やはりそこには欧米白人社会の「潜在的残忍な」発想が入り込んでいて、嫌悪するね。


白人社会のやり方を次々押しつけてきて
旧来の、他の、やり方を駆逐し廃止させていく…


世界中を戦争させて英米で塗りたくってきた歴史とは、そういうものだった。
元外交官と意見交換をしてもそういう結論だったんだよ。欧米式で染め上げられ奴隷化され最後に吐いて捨てられる、とね。


自分の住んでる、愛着のある、ぼろい日本家屋があって
いきなり欧米式ポリゴン厨が押しかけてくると、その家を勝手に壊し
1億円かけて西洋式の豪邸を建ててしまって「これを差し上げます、このほうがお得ですよ」
そんなものはいらんと突っぱねると「お前はバカだ劣等だ、しねよ」という姿勢。
デフォルメして書いたが、デジタルな連中の多くがそれだ。
2chで水面下ギャングな連中も同じ。あれらは欧米式の手下である。


…また暴言を…ファシスト集団に追い込みかけられてる弾圧被害者が
せめて気休めに、無駄に空いた時間つぶしに、と模型なんかやってると
このように荒みます(汗



きょうの成果

やっぱラッカーパテ、くせえままだ…雨天乾かない…本体の加工ができなかった。
次回は量産、ゆえにパテ極力使わない。
目標:5体同時製作、一体仕上がりまで36時間、全部同じに見えて、明らかに精度が高いこと。


皇帝ブランド様の1/1800寸法から、割り出すと
うちのモデルは、1/2200にはならない…
ただ、公式三面図があるわけではないので、
つうかガンプラアーガマも明らかにブリッジでかいんでw(見栄え重視と、玩具としての安全面か)
よーくあちこちを採寸比較すると、やっぱり、大きかったり小さかったりする…
好みや、解釈の違いらしい。

…そろそろ編集が重くなってきた、余計なテキストが多いからな…
この記事ではなく、次の記事で完成と言うことになろう。
へたすると、次回ロット以降も続きそうだし。


 ◇


また、0°と90°を出す加工をする。


画像の
上側と
下側を比較すればわかるが(見る人が見ないとわからないが…精密加工職人とか業務経験者)
以前の作例よりかなり出してある。埋めてない溝や孔などが多くてわかりづらいが。
上側は出す前。下側は上面下面側面各部、ぜんぶ手を入れた後。
わっかるかな?わっかんねえだろうなあ…

さすがにエンジンが完成寸前なので、ほかもそこまで追いつかないとまずいな。


このモデルは何度も言うように「彫り物」
そこらのベテランのガレキとは違う。この世界でベテランってことは、加工手法がオーソドックスって事だ。
パテの塊を彫って面出しする人は、この形状の場合はほとんど居ないだろう。


プラ板の場合、事前に精度が出てる。
彫り物は、削っていかないと形状も精度も出ない。


後者はまさに
「化けの皮をかぶっている」
完成しないウチから「こいつはショボいな」と言ってしまう人は
製造業の、精密加工現場を知らない。業務経験に偏りがあるか、無い。


…いえ、この試作モデルが完成するとスゴイ、と言ってないですよw


今回の設計製造概念は
・試作モデル:プラモ開発の木型、クルマ試作のクレイモデルに相当、
 何度も作り直すし、不格好のまま「おいかけるためのモデリング


・次回以降の量産作業習熟モデル:試行錯誤は原則禁止、
 精度は最初から出す(そのために試作モデルにより寸法と、形状を、全部決めておく)
 「魅せる、手渡すためのモデリング


製造加工業務経験があれば、IT業界も料理業界も医療現場も他も似たり寄ったりなので、
プロジェクトスタイルの仕事は。
こういう概念が、身についてる。


なんで二段階を踏むのかと言えば
「型取りしてるひとも、原型はもったいなくて改造して遊ぶのに使わないでしょ」、という。
あと
「ビギナーさんでも簡単にガレキ製作できて、精度が出せて、小ロット量産できる、方式を編み出し、公開する」
目的も含む。


原型があるからリファインした前例
http://akiba55.hp.infoseek.co.jp/g/z.html
Ver4はフォトショップでデジタル化している。
小学生のときのVer3がすでに骨子は優秀だったので、原型として使えた。


 ◇


そろそろ本体をどうにか形にしないといけない…
面倒くさいんだよ、パテ盛り盛りぼっくんのやつは…ヤスリ詰まる、形状は出やしない…穴ぽこは次から次から増える…
小学生の時の俺、鬼!鬼すぎる…勘弁して


量産品は、プラ板多用で、数パーツ(3〜10体分)を接着して同時に削る。
金属部品加工の現場で多用される手法だ。
マグネットとかクランプでガッチリ固定して、キレーーーイに並べて、一回で複数削る。
プラは接着剤を使うしかない。
ジンキャストなんていらん、というへそ曲がりを貫こうとw


あくまで「入手したユーザが、さらにディティールアップする」
前提で作るので、改造作例は提示しても、手渡すキットはかなり簡素の状態で完成とする。
そのほうが、ZZ版にしたり色々遊べると思うし。
自分じゃ作れないパーツくらいは、連絡があれば作ってあげてもいいかもしれない。
やっぱ、時短とコスト減だね、メリットは。


それが、同人。
カネがらみでキナ臭い、ディーラー方面の商業っぽさとはまた違う。


※長くて重くなったのでこの記事はここまでにします。次の記事はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20100514