今年冬の豪雪…3月には入っていたか、
東京・御岳の方で歩道除雪していると、雪の上にみかんがいくつも落ちていた。
崖の上の畑の果樹からの落果。放置は明らかだった。
もったいないのでためしに味見すると…すっぱいけどめちゃくちゃうまい。
何個も持ち帰った。
これを食べるととにかく肉体疲労が取れる…レモンと同じ。運動後は食べたくなるし、運動してないと食べたくならない。
後日、畑の主を訪問し、さらに持ち帰った。
ついでに色々聞いてみたが、「江戸時代には植わってたっていう古い品種だよ」
道理で。レモンに準じるぐらい酸っぱく、
柑橘の濃厚な香りが凄く強い。
だからだろう、全然腐らない。台所の床に放置でもちっとも腐らないので
梅雨時の6月だけど、まったく味が変わらず食べられる。
袋に一緒に入ってた葉っぱなどが腐って盛大にカビたのだけど
実の方は皮にカビをもらわず、無事なのだ。イマドキの栽培種ならカビをさっさともらって溶けてしまっただろうに。
昔の野生種に近い柑橘類は、このように生命力が強い。
人間が食べるために劣等種を品種改良したものは、非常に弱い…水分と糖分ばかりで柔らかいから。