先従隗始・温故知新

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タイトル部に加筆したこと…「読むのは空気より、場の流れ」つまり


はやめの元旦エントリーを済ましておく。


タイトル部に加筆したこと…「読むのは空気より、場の流れ」
つまり
・空気=テレパシーによる同調圧力、渡り鳥に見られるような群れの行動統制同期の原理


空気はつまり、感情も欲望も、人の心そのものが入り交じる。
それだけをアテにするのは危険だ。


どれだけゆがんでも、間違っても、自殺行為でも、犯罪でも、
感情が絡むと正当化される…
カルト集団、90年代のオウムをみてもわかる。近年も監禁虐待致死に死体投棄までが「日常化」した犯罪世帯が検挙されたばかり。
欲望の多数決が、派手な恐慌の待つマネーバブルを正当化し、危険な事故の待つ原発安全神話で飾り立て賞賛する。


各勢力が、自分だけの都合を叫びだし、世間を巻き込もう操ろう、とするのは
『子供』


親は、【家庭全体】を掌握しマネジメントする責任と義務がある。
特定の家族や事情に偏って、家庭を崩壊させては失格だ。自分も路頭に迷う。


常々言っていることだが
「与党は親、野党は子供」


そういう関係は、民間企業でも、個人のつきあいでも、どこにでもある構図。


ぶっちゃけ、
権力だろうがやくざだろうが右翼だろうが左翼だろうが王族だろうがたとえ神悪魔だろうが
子供側に偏ったら
そしてその子供ぶりのまま国家権力を得るなどして世間全体、国際社会全体をあやつって、巻き込んだら


ろくな顛末になりませんよと。
のび太くんでいえば独裁スイッチ。オールマイティーパス
より、原始的、子供的、欲望ばかりを達成しようとするから…
より原始的で子供じみた暴力で、なんでも強引に従わせたがるから。
子供なので怖いもの知らずで、どんな強者相手でもキャンキャン吠えてかみつくから…


今年以降、日本も、他国も、それぞれがそれを体現していくことでしょう。


まだまだ世界各国が、そのような試練を受け足りない状況にある。
より大人側に近づいて、節度や矜持を身につけねばならない。



それは人類が、技術も資産も進化させすぎたことにも理由がある。
原子力だのグローバルマネーだのと、物騒なボリュームのファクターをいくつも保有するようになった人類は
いわば【神】の性質にどんどん接近し、部分的に凌駕すらしている。


技術や資産は進化しすぎたのに
ヒトという生き物はあいかわらずサルのように粗暴に、戦争して、強欲によって真相をねじ曲げて…
それでは、原発事故災害や深刻な強行などにより、早期に人類は甚大なダメージを受けてしまう。滅びが迫ってしまう。



神とは小言がうるさい生命体だ。
自然摂理・森羅万象にそむく行いを許さない傾向がある。
つまり、神ほど大きな力を得れば
我慢の方がつねに要求される、窮屈な身分であるからだ。
だから聖書にしても禁則事項がいくつも書いてある。
フェラーリに乗る方が、禁則事項が増えてしまって、我慢の運転ばかりで、疲れて、ストレスがたまるのだ。


ほどほどのデチューン生活で、ほどほどに気楽な自由を許されるのか
昔と同じようにとにかく進化進化、売り上げ売り上げで、どんどん窮屈になっていくのか…


そうした意味からも、人類は試され続ける。年々窮屈さは増していくし試練も厳しくなる。


空気ばかり読んでいると、より低レベルな人々の欲望や悪意ばかりが優先される。
原発事故ほどの事態でも、次々にごまかしばかりが横行してしまう。それがマンパワーというものだ。
人の意思を外れて、
神の視点で高見から全体を把握する…


つまり「読むのは空気ばかりでなく、むしろ全体の流れ」
・最優先で8割読むのは全体の流れ
(これは情報インテリジェンスサービスであり手間もかかるし読解リテラシースキルもハイレベルに要求される)
・空気なんて2割も読めばいい…場合によりゼロでいい決済もある


繰り返すが
もはや時代は、人々の自由意思およびその多数決にゆだねていると
むしろどんどん窮屈になったり、重大インシデントが多発する、面倒な時代になってきた。
最適化された自制や中央制御…それによるほうがむしろ、デチューン的な自由が増えるのである…
それはともすると独裁、独占=集中化に見えるであろう…しかし誰でもどんな集団でもできるほどマニュアルノウハウカできないのもまた事実だ。神に成り代わるスキルというようなものは…


だがこれを旧態依然のままで行おうとすると
体制側による、なんでもかんでも規制規制…にしかならない。窮屈な規制によって窮屈な世の中に拍車をかけるのは本旨ではない。
旧態依然こそは、欲望に根ざしている調整機能だ。財宝を巡って勢力と勢力が戦争を始めないようにという昔のシステムだ。イギリス国会の対面式議場はぎりぎりサーベル同士が届かない距離で作られているという。


だが、神のごとき節制の決済を要求される次代には、むしろ決済に一切の欲望を絡めてはならないのだ。
社会基盤、政府体制システムルール…
さまざまなパラダイムシフトが必須となろう。それはスライド的でかまわない。


いまやあのミャンマーですら次々と開放化だ。いやでも時代は遷移していく。




親というのは、時に世帯主は、
女房子供たちがいくらわがまま放題言ってきても
欲望に根付かず、
各人のためを思って、厳しかったり、我慢を強いるような
決済を言い渡すことがしばしばだ。
本格的なグローバル経済国際社会とは
家族的でなくてはならない…
いちいち垣根を作って戦争を増やす前時代のシステムは
その垣根が邪魔な時代にはそぐわない。逆効果となる。


日本は経済産業ばかりで動けるまれな国なので、すっかり右翼左翼=紛争の担い手は化石状態になった。いわば先行テストモデルだ。
国際社会でもいまだに軍事戦争をメインにする国家は数えるほどしかなくなった。
主流が遷移したのだ。
この現実を軽んじてはならない。