先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

今でもチェルノブイリ原発事故の放射能が、欧州産食品から普通に出る


これは311震災前からの常識。
http://togetter.com/li/245390
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201209201423254

 輸入食品の検出事例(2012年4月〜8月)
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       品目
   月  放射能[Bq/Kg]/原材料原産国
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  4月 オーストリア産ブルーベリージャム
     140Bq、180Bq、220Bq /ポーランド原産
  6月 フランス産ブルーベリージャム
     180Bq /ウクライナ原産
  7月 フランス産ブルーベリージャム
     150Bq /ポーランド原産
  8月 英国産ブルーベリージャム
     190Bq /ポーランドウクライナ原産
  8月 フランス産キノコ(ラッパタケ)
     220Bq /フランス原産
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  厚労省・輸入時における輸入食品違反事例より

ジャムは煮詰めるので濃縮される…0.1マイクロシーベルトの絨毯も小さく畳むと1マイクロシーベルトになる。
逆に、茶葉は高く出てもお茶にすると薄まる。ゆえに茶葉をそのまま食べる料理はアブナイ。


1000km以上先のイタリアフランスデンマークに、ホットスポットが…汚染気流がきたときにちょうど雨が降った。
トナカイ肉が汚染され被曝病患者が続出したり…


つまり日本の風評被害ではない汚染食品も今度、30年ぐらいではとてもとてもなくならないってこと。
チェルノブイリと福島の放射性物質漏出の総量には緒論ある。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20131007/1381046615


そして福島原発は今でも毎日放射性物質を蒸気として出し続けている。

http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20131018/5389871.html
輸入ジャムからセシウム検出
10月18日 20時41分


東京・渋谷区の輸入会社がイタリアから輸入したブルーベリージャムから、食品衛生法の基準値を超えるセシウムが検出され、渋谷区が18日、この会社にジャムの回収を指示しました。
商品の回収が指示されたのは渋谷区の食品輸入会社、「MIEPROJECT」が、去年9月にイタリアから輸入したブルーベリージャムです。
東京都によりますと、墨田区の食品スーパーで販売されていたこのジャムを東京都健康安全研究センターが18日検査したところ、食品衛生法の基準値を超える1キログラム当たり140ベクレルのセシウムが検出されたということです
このため渋谷区は、会社に対してこれまで販売した5000余りのジャムを回収するよう指示しました。
会社側は回収する意向だということです。
東京都は27年前の1986年に、旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故の影響でジャムからセシウムが検出した可能性があるとみていて、購入した人たちに対して食べずに返品するよう呼びかけています。


 ◇


かわいいもんだと正直思う。政界を知らない人の率直な意見は時に未就学児童のようにストレートだ、特に遠方の田舎の人が。
政界の内側のルールや動きを何年か経験した人なら、いまの小泉ができるだけのことをやってるのがわかる。
そして政治とは、やってることが必要であればあるほど罵倒される仕組み…以下の罵倒もあるいは原発用語陣営にとって目障りだから故意に仕掛けてるの「かもしれない」し。霞ヶ関内部も政党内部も、かわいいこといってる若造のうちは激励され、古賀や天木や岸みたいに本物になってくると罵倒され追放される。

ゆきみ大福 ‏@yukimibighappy

そんなこと言うなら自分でやったらいいじゃん。「政府が」なんて言わずにさ。 『小泉元首相:原発ゼロ改めて主張「政府が方向出せば」』 http://mainichi.jp/select/news/20131017k0000m010065000c.html
2件のリツイート
JN7TRM りんね

2013年10月16日 - 21:32

こちらは別の意味で、なんというか『竹槍』のようだと正直、感じている…
学識と技術で参照するとまるで竹槍…よくて付焼き刃だが、それを指摘すると非国民と現地集団に強くののしられる…あの空気。知ってる人も多かろうが田舎の人は頑固で、いちど信じ込むと頑なで否定論に対し攻撃的になるからね=保守性とやらだ…保守保守とかっこつけてみてもそんなもんさ。
どう甘くないかは前回のエントリーで書いた。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20131017/1381934204
現実には、震災年にはすでに男女出生比率が1:2にまでなり、小児がん患者が200倍に上昇…統計学的にかなり異常事態。そんな現地に竹槍片手に頑固に住み続けても「風が吹くとき」のような末路を迎えかねない。低線量被曝が毎日毎年休みなく続く環境では、被曝病発症は遅発性だ…数年とか数十年いい気になって住み続けてから大変なことになる、いわば大酒飲み「こんだけ飲んだって大丈夫じゃね〜か」しかもアル中とちがい遺伝子で子孫へ引き継がれだんだん先天性エラーが増えていく…代々〜病の家系は、致命的なエラーを抱えている。様々な病状を抱えやすい家系は、いくつものエラーを抱えていていずれかがランダムで発症する。大半が先祖伝来のエラーだ…子供のアトピーも公害時代の遺伝子を引き継いでいる。http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20131004/1380807866

JN7TRM

10月までの自宅定点月別累積線量・・・着実に下がってきている http://twitpic.com/dhp366

こういうタイプの人は元々が頭を使う方ではない地方民(汚染被災民)で、
いまはハヤノ・ノジリ一派の教えだけを受け理論武装し、精一杯になってる。
技術者や学者に必要なのは、知識が偏らないこと。経営者クラスもだが…
学識とか専門というレベルで学ぶなら、このように一派だけに染まって安住してはダメだ。


とはいえ放射能健康被害となると、実際に自分でRIセラピーを経験しないとわかるもんじゃないから面倒だが…
RI=ラジをやるならケモもやる…長期間にわたって医療現場に触れて、専門の知識や技術を学べる。患者の一部はへたな医師や検査技師より詳しくなる…
RIつまり放射能だけだと、照射部位に発がん要因を増す。しかしケモdivもやっとくことで全身のガン細胞や予備軍をあらかじめ一掃しておける可能性がある…。
しかし原発事故のあとにがん患者でもないのにケモをやる人はまずいない…がん細胞は確実に生まれる頻度が上昇し、増殖後に転移を開始すればあっという間にあちこちで発症する…ステージは2以上だろうし根治率の低い中年以降が多かろう。
ある意味で、ケモ経験者の方が汚染被災地の健常者よりもガン発症的には生存率が高い逆転現象になる「かもしれない」。


ガチガチの原発御用学者も危険だが、これはスズメバチだから回避しやすい。
むしろ見過ごされがちで危険なのが「時々御用」だ。
普段はむしろ危険危機意識で民のために動くが、ここ一番で御用ムーブメントを行ってしまう。


ハヤノはまさにこれ。
彼は東大の物理学者としてRIを取り扱ってるけど、医学者ではないので臨床経験はない(医師の仕上がりは臨床の数を膨大にこなすことだ)。あくまで物理実験現場での防護知識が基本である。まだコダマ先生の方が東大でも医学者であり関連施設長だから確実だ。
だからハヤノの主張や実践は、数値を見ての観察結果が多い、実験主体の学者そのものだ。(それだってがんばって労力をさいておられるのですけどね…)中川某のような学内のガン臨床側とどこまで連携できているのやら…
実験の数値で公式発表する学者は「こうであるはずだ」までが仕事であるが(必要な設備を完備したので安全です、を宣言する公務員と政治家に近い)
臨床医は医学勉強を踏まえつつも「実際はこうでした」からが仕事なのだ。だから救急ERなどのひよっこは経験者の先輩にかなわないし中々追いつけない。(万事完璧のはずの現場で起きたトラブルに実際に対処する消防とか警察とかいったああいう側)
いわば入口側と出口側。入ったんだからそっちで出る「はずだろう」と。実際には出てこないので出口側が対処する羽目になる。


しかも医学者と臨床医ですら、原発事故のような放射性物質飛散災害に関しては素人同然…経験者などいないから。(上にURL引用した、以前のエントリーで詳しく書いている)
・拳銃のように決まった位置に決まったサイズの弾丸が装填されてるような環境で、決まった発砲を行うような放射線治療を施すことはばっちり詳しいが(放射性物質は弾丸のようなペレットか、電子銃によるX線、外部に漏れず、固体で、定位置から定格強度の放射線だけを出す精密なもの…基本的にガンマナイフの細さは細ければ細いほど安全で、短期間であればあるほどよく、回数も少ないほどいいし、身体への照射部位も狭ければ狭いほどよいが、治療に最低限必要な内容でなくてはならない)
・「霧やチリとして、大気中、自然の中へ放出された放射性物質が、どう影響し、どう健康被害をもたらすか」なんて、実は医師の誰もウンともスンとも言えない…チェルノブイリの現場を見てきた学者が少々詳しい程度。なんせ生きてる限りずっと続く無限地獄…汚染被災地から引っ越すことで被曝ダメージを減らすことはデキルが。東京・多摩地方も雨樋地面は1〜2マイクロシーベルトだが中にはその数十cm先の室内で毎晩グースカ寝てる老人もいて…これが若年や乳幼児だったら…


いわば
・治療被曝:誰が治療を受けても、狙い通りの成果が出やすい、誤差が少ない(環境整備が高度なので、計算が容易)
原発事故由来物質での生活圏被曝:人それぞれの被曝環境(環境下が無計画)で、地区、家、部屋ごとでさえ『千差万別』で、自分の環境を他人へ自慢したり勧めたり、まして世間に告知することは、「他人に自分の特効薬を勧めるようなもの」。
しかも、治療被曝はすでにがん化した部位だけに行うが
原発由来被曝は常に『全身』だ。全身のうちどこが高い被曝量であるかは環境依存で、少し歩いても環境が変わってしまう。放射性物質のレイアウトが全然違ってしまうから。
全身となると、『人によって』弱点=体質的に弱い内臓や血管は、違うから、人によっては「ちょっとお酒を飲んだだけでも弱い、たばこは全然ダメ」みたいな理由で、『大幅に低い閾値』で、持病を悪化させたり、被曝由来でがん細胞を誘発、転移を促進、発症しかねない。
人によっては、体育会系の人とおなじ食事をさせられただけで胃腸を壊すだろう?パワハラ系の職場に多い被害だ。


つまり飯舘村などでいくら線量計を携帯して累積被曝管理をしても、『気休め、おおまかな目安』以上にはならない。居住が現実的という根拠にはほど遠い。人によっては血圧計ほどの役にも立たないだろう。
放射能に強かったり運がよかったり環境がよかったりすれば老いて死ぬまでぴんぴんかもしれず、数値上は大丈夫のはずなのに早々に発症して転落を味わう人も…こと子供は背が低いし体が薄いのと体積が少ないで、被曝影響は大きい。おおむね14歳までのラジセラピーは大人の半分の被曝量で行う。
しかも、老いて死ぬまでぴんぴんしていても、その子孫は確実に遺伝子エラーを引き継いで病気がちの一族になる「かもしれない」んだ。不確実性情報の中から自己責任での取捨選択を迫られる。そんなんだったら汚染被災地から移転した方がよかろう?

http://onigumo.sapolog.com/e395489.html
山下俊一氏や中川恵一氏は言うまでもない御用学者だが、気をつけねばならないのは早野龍五氏のような学者だ。早野氏は2013年4月11日にいわゆる「早野論文」を発表し、福島の原発事故ではチェルノブイリ原発事故により得られた知見から予測されたほどの内部被ばくが認められなかったと公表した。そして、マスコミがこれを大々的に報道した。

 「検査に基づいた論文だから信頼できる」「福島では被ばくはあまり心配ない」と思ってしまった人は多いだろう。しかし内部被ばくの研究者にとって、この早野論文ほど怪しいものはないそうだ。つまり、早野論文は国民に安心感を与えるのが目的で、被ばくの実態を巧妙に隠すものと言えるだろう。

 では、早野論文のどこが問題なのか。早野論文についてはいろいろな人が批判しているが、以下の木村知、田口茂、竹野内真理、松井英介、矢ケ崎克馬肥田舜太郎各氏による公開質問状が分かりやすい。

“医療ガバナンス学会MRIC“に投稿するも、即刻不受理となった『「早野氏論文」への公開質問状』 (T&Jメディカル・ソリューションズ)

尿検査は、南相馬に貢献しているコダマ先生も提唱側だったはずだが、
おそらく実現していないんだろう。
というかチェルノブイリの実態に触れてきたコダマ提唱では確か、原発事故後数年の尿道の高い被曝の日常で、発症してしまうので、後年に尿検査してもムダとか、そんなんだった記憶。ソースはここでは発掘しないので各自でよろしく。


そのコダマ先生も、国会で怒鳴って基本的には民の救済側で活躍されてきたが、
やはり様々なシーンで原発御用側にメリットとなる動きも時折しているようだ。
御用にもいろいろいて、進んで悪役になろうとする割り切り型も、しがらみや必要悪で時折仕方なくと言う折れ型も、いろいろいる。半沢直樹の同僚が折れた経緯などでもわかるとおり。
プロを絶対視してはダメで、職業人はそれで収入と家族を守る義務があるので圧力に弱いのだ。かならず曲がる。
コダマ先生が怒鳴ったから、福島米は全量検査となり、そのための専用マシンも各企業が開発した。
のだが…
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo
エビデンスに縛られ、しがらみに縛られ、医学医療の人間は時に歯切れが悪い…南相馬の除染関係だと現地一部で風評がよくない。


外国での原発爆発事故はチェルノブイリだけだが、あれは欠陥設計と操作ミスで過熱し設備が溶解し、
冷却水と核燃料がふれあってしまって、その温度差で水蒸気爆発(揚げ物油に水がかかるのと同じ現象)、原子炉の上部が瞬時に真っ二つに割れた。ベントしてるはずもない。
コダマ氏が言うのはつまり、チェルノでは気体も固体も全部出たと。福島第一では気体〜キセノンやヨウ素などはチェルノ4号機並みに出たと(詳細な試算結果はあちこちでバラバラ)。『核燃料総数』は事故炉が多いフクシマのほうがずっと多いからね。


普通に考えて、たとえチェルノ原発より放出量が少なくても、日本は狭い。
チェルノは欧州全土へ高汚染をもたらしたが、
もしフクシマ原発がそれより少ない放出量なら、所在地付近を重点的に汚染していることになる。たき火の大きさのようなもの。どのみち火元付近はおなじぐらい汚染される。関東は東京でもせいぜい事故原発から300kmだ。チェルノブイリの高い汚染は2000km先まで届いた(だって大爆発の一瞬で原子炉が割れちゃったんだから…現地作業員は「火山噴火のようだった」と証言)…フクシマ事故原発の2000km先はおそらくそれよりは薄いのだろうが、本州関東一円の汚染度は大差ないだろうと。
小麦粉を、勢いよく吹くと広範囲が均等汚染され、ややおとなしく吹くと狭い範囲となるが、粉が落ちた範囲の汚染度は大差ない。
あと日本は海洋汚染に直結する…原発の汚染の半分が東側の太平洋に沈んだ…山や都市を汚染すると川から海へ流れていく…カリフォルニアでもその汚染が検出されている。

http://actio.gr.jp/2013/05/28103038.html
 講演は内部被ばくの問題と除染がテーマ。最初に児玉氏は「東京大学という組織が原発事故と無関係ではなく、原発を推進したり、絶対に安全だということを言ってきた。その意味ですごく責任のある立場ではないか」と語り、テレビに出て権威で一つの結論を強制するような専門家は「東京大学の主要な研究者ではない」とした。

 今回の東電福島原発事故チェルノブイリと比較して放出された放射性物質が少ないとされている。しかし「人為的にベントという格好で排出された放射性物質が歴史上最大規模のベクレル数」であり、その重大性を認識すべきと訴えた。中でも事故初期に大量放出された希ガスや放射性ヨウ素半減期が短いが、その分危険であるという。

 「崩壊数が多いから、どんどん放射線が出ていくということになります。一番最初のヨウ素が大量に飛散した時は、逃げるしかない」

 キセノンなどの影響を指摘すると「医療用に使われたのだから問題ない」との批判がある。しかし児玉氏は「医療用に使われたものが後に害があるというのが分かったのが、ほとんど放射性物質の歴史」であると、肝臓がんを引き起こした造影剤トロトラストの例をあげた。

 低線量被ばく問題では、チェルノブイリ事故で初めて甲状腺ガンの増加が認識されたことを指摘。さらにゲノム解析によって、放射線を受けた一部の染色体が3つに増えていることが判明したと紹介。パリンドローム(回文的)増殖と呼ばれる遺伝子修復エラーだという。

 「低線量被ばくの時はDNA修復が盛んになるから切れてもいいんだという議論だが逆。DNA修復に使われる酵素は、普通の酵素の100倍エラーが多いことが知られている。大半の修復エラーは、ガンになるなどはっきりした表現系が分からないために認識されていない。(チェルノブイリでは)そういう修復エラーが染色体の7番のそばにあると分かった子どもだけで4000人いた」と、その教訓に学ぶことが重要だとした。

 放射性物質の除染については、高圧洗浄などではなく「環境中に散っている放射性物質を隔離して濃縮して保管していくこと」が本質だとし、素人ではなく専門家がすべきことだと指摘。

 最後に児玉氏は「福島の人は非常に大きな苦難に直面している。何か現地から住民と共に支えることができないのか、避難されている方を応援することがもっと大きな力でできないかと考えること。自分の子どもさんを心配されるのと同じように福島のことをみんなで考えることが大事」と参加者に呼びかけた。