先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

あのカタブツの警察が、ついに社会実態に合わせた動きに出るか


こんなのが、国会周辺でちょっと話題になるレベルからすでに15年以上は経過している…なんと遅いのか。
10年前に大型二輪免許が教習でとれるようになったのも日本の自発的なことではなく、アメリカがハーレーを売るために外圧を強めたからだ。
遅いとか、不合理とか言うことはつまり、若者たちがあきらめてしまうことを意味する。組織暴力を誇って「おれたちのワガママで理不尽な暴力支配だけがすべてだ、ひれふせ愚民ども」という国家権力および犯罪マフィアが強すぎては、誰も国家社会を合理化し改善していく努力をしなくなる、関わり合いになりたくないと思うようにさえなる…


そうして日本は加速度的に劣化し続け、収益や総資産もどんどん減らしてきた…企業努力が足りないというレベルではなく、明らかに権力やヤクザやカルトなど国家支配に与している連中による”人災”である。自分たちが無敵なのをいいことに、ものごとをゆがめてきつづけたツケだ。内側の弱い家族…なもない市民たちをいじめて無敵ぶるのは簡単だが、そういうしょぼいガキ大将では対外的な強豪勢を相手に勝つことはできない…現に石原都知事がへたなケンカを売ったせいで中国での収益はがた落ちし、破壊された店舗の修理などで大幅な含み損が膨らんだうえに「チャイナリスク」などと常におびえねばならなくなった…某アベが強がった公式発表を重ね、軍備強化だの徹底抗戦姿勢だのと言ってしまったおかげで敗戦国日本はアメリカを始め各戦勝国陣営から右傾化を危惧されにらまれてしまった…某官房が後でいくら釈明しても時すでに遅し。


これこそが「ゆがみきった組織暴力依存の権力」を象徴的に表している。パワハラばっかりで頭が空っぽだ…昭和大戦体質。


民間の大企業はとっくに社内派閥抗争をやめた…抗争でいい製品が生まれたり売り上げが常に伸びるならむしろ堅持していたはずだが…
日産はゴーンが招聘されると部署の壁をぶっ壊しまくって横断プロジェクトチームを作って各部署の精鋭を集め現場の実情に即して徹底的に議論させ、改善やスピードアップに努めたので、あのV字回復へつながった。すこしでも不要な設備はどんどん償却し現金化して、次なる事業資金にしたし、リストラもスピーディーにやった。機動的な駆逐艦とでもいおうか…


つまり政官のやり方がいかに古く、社会の行き詰まりばかり招いているのかを物語る。右翼と左翼という最悪の壁にいつまでも政治を任せているから、企業論理が通用しない、右翼左翼論理でいつでもケンカと殺し合いばかりしている、馬鹿な国政によってシャープと松下は虫の息を抜けられなってしまった。そして、あらゆる利権抗争を仕組んでる主犯はいつでも霞ヶ関だ。

http://www.asahi.com/politics/update/0604/TKY201306040098.html
「直線で20キロ超過、取り締まり疑問」古屋公安委員長


 古屋圭司国家公安委員長は4日の閣議後の記者会見で、警察の交通違反取り締まりについて「取り締まりのための取り締まりになっている」と述べた。自分の選挙区(岐阜5区)にある道路を例に挙げ、「片側二車線の真っすぐの道で歩行者が出てくる危険性もないところでは制限速度50キロで70キロくらいは出る。20キロ以上出ていると取り締まりの対象になるのはちょっとどうかな」と疑問を示した。

 古屋氏は「事故の減少に役立つ取り締まりや、(運転者が)納得できる取り締まりをしていくべきだ」と語った。


世界には様々な速度取り締まりノウハウがあるが
日本のように幅広い暗黙見逃し範囲を定める場合と
イタリアのように5km超過でも徹底して取り締まる場合と
あるようだ。


ただ、どんな田舎道も国道一号バイパスも、ぜんぶ画一的に取り締まる姿勢は明らかに実態に違反している。もはやアシモフのロボット原則に忠実な、ただのロボットである…
日本の支配者は昔から、魔術的な”空気”なる強制力手段を用いて、中央制御で日本中の民をあやつり、つまりアシモフロボットのように束縛しあやつって自由を奪ってきた歴史があるので、なおさらだが…


先進国で日本だけが、国家基幹経済産業が窮地に陥っても大連立政権を組めない。そこがドイツと日本の決定的な民度・知的度の差だ…
日本では戦前や、今の中国韓国みたいに、いまでも右翼左翼でケンカさせる「政治独特の様式」が盲目的に続けられてしまっている…西洋を模倣してある程度は知的になったが、それは製造業やサービスなどの話で、あまり外国を参考にしなくてよかった永田町や霞ヶ関ガラパゴスの”珍獣”のままなのだ…だからそういう”化石”に支配された日本は、一番根っこの根幹で、時代遅れな間違いを繰り返す…いくら民間の大企業やカリスマ第一人者たちが進化して奮闘しても無駄になってしまう。
日産が右翼左翼だの自民民主で割れていたらとっくにつぶれていた。
敵同士で仲良くしろなどと気持ち悪い子供じみたことを言ってるのでは無いが、好き嫌いという幼い心理を超越して呉越同舟を適宜行うこともあるのが、いわば同盟関係だ。超党派なんてのが近い。

ソニーの事業部門のトップであったとき、さまざまな問題に直面し、悩んでいた。
そこでアドバイスを受けようと、日産のカルロス・ゴーン氏に面会を求めた。

彼が言っていたことの中に、
「初めて日産を見たときには、とにかく問題だらけなので、大きな改善の余地を感じた」、
ということがあった。
そのようなポジティブ思考そのものが彼の真髄なのであろう。
また社内改革において抵抗勢力にどう対応すべきか、というテーマについては、
「ただ無視するのみ」という答えであったのを痛快に思った。


・グーグルではすべてが新鮮であった。
ソニー時代にさんざん苦労したネットの中に新しい収益源を見つけ出す、というテーマは、
グーグルにとってはごくごく日常の話でもあり、ソニー時代にあんなに苦労したことがまったく嘘のようだった。
ネットネイティブのような人達が大勢集まり、インターネットやクラウド・コンピューティングの将来を確信して疑わない。
そして自分達こそがその将来を作り上げる先頭に立っている、という強い自信と自負に満ち溢れていた。


・グーグルでは原則的にすべてがハンズオン(自ら動く)であった。
私の入社直後、CEOのエリック・シュミットが来日した。
彼は短い時間で、社内会議やパートナー訪問、プレスインタビューなどを精力的にこなした。
彼からは、幹部会議で現場の細かな課題を見逃さずに正確に把握しようという強い意欲を感じた。
テキパキと鋭い質問やコメントを挟みながら、
時には日本チームを激励することも忘れない彼のスタイルは印象的だった。


・シュミットCEOはその後、慌しく東京のオフィスを後にして成田空港に向かった。
しかし空港に着くまでの間に彼自身がタイピングした日本出張レポートが、
マウンテンビューの本社から転送されて来た。
彼は我々のオフィスを訪問した直後にすでに本社にそのレポートを送った。
そして日本チームをサポートするためのいくつかの具体的なアクションの指示を自ら出していた。


・急成長企業のCEOのスピード感ある強烈なワークスタイルを目のあたりにして、
これでは、日本の大企業に到底勝ち目はないな、と一種のカルチャーショックを受けた。



・グーグルは2万人以上の会社になっても、フラットで透明なコミュニケーションを維持するための努力を続けている。
いまだに経営トップと一般社員の直接対話の集会が毎週開かれている。
毎週金曜日に開催され、酒やスナックがある会場で、その週の優れた製品の発表をしたり、
経営陣に対する質疑応答が行われる。



・日本人はプレイヤーになるビジネスが好きだ。
しかし、知恵を使って自分のアジェンダとルールを生み出し、
他の人達が大勢集まって来てプレイするフィールドを作って行かねばならない。


まいどこういうことのくりかえし。
正しい努力をしてるのに報われないのでは無い…わざわざ自爆を繰り返しているのが日本国の、政府&業界のコンビである。
だから政府があんまり絡まない小さい産業や企業は身軽に勝つことができる。
いまや松下シャープパイオニアなどかつての強豪でいまやつぶれる寸前の官僚化クジラ化した大企業よりも、そこをリストラで飛び出した技術者集団の立ち上げたベンチャー企業のほうが、かつての大企業の黎明期のように身軽にいい製品を試作を繰り返しては、国際見本市などで注目され受注が相次いでいる…
かつてのベンチャー精鋭集団も、すっかりマンモス大企業になってしまえば、それらベンチャーのような身軽で一本槍の取り組みは一切できなくなる…それは老衰であって死亡への道。


新薬だろうがセグウェイだろうが、
とにかく日本政府は新しいものにケチをつけて公認承認まで粘る、おくらせる、そういう「農耕式の利権主義」でずーーーっとやってきたので、「メイドインジャパンしか世界にいいものが無い20世紀時代」にはそういう横暴な絶対君主でも何とかなったが、
いまやグローバル時代にあってはバカ殿日本政府も国際競争にさらされる…勝てるわけが無い。


政府体制オカミのせいで、日本はこれからもどんどんむざむざと収益を減らす…人災だ。

 医療分野は高齢化などで成長産業といわれるが、日本メーカーは欧米勢に先を越された。技術開発で先行しても承認審査などの問題から製品化に時間がかかるからだ。政府の支援も受け最新鋭のがん治療機器を市場投入できれば、日本巻き返しの先駆けとなりそうだ。


http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG0402C_U3A600C1MM8000/
日立や三菱重、最新鋭がん治療装置で世界開拓
政府、開発や販売後押し

2013/6/5 2:00