先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

素粒子実験施設でオペミス、金の放射性同位体が漏出して研究員が吸引し内部被曝2ミリシーベルト以上


これはけっこうに大事だ…
高速射出された素粒子が多すぎて標的の金属が蒸発しつまり高温『ヒューム』煙なので…肺や気管支に残留しなければいいが…
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E5%B1%9E%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%A0%E7%86%B1


まだ4名しかWBC検査を受けていない。全員が受けるともっと高い内部被曝値も出るかもしれない。


これでまた原子力産業の『無理』が浮き彫りに拍車がかかったが、
この分野は医療…がん治療としても使われてるのが痛いところ。


ベータ線源の場合が多いようだが、半減期は短いので高出力で有害性は高い。原発事故でもしばらく放出されるうちの一つ。
今回のような実験で発生するのはおそらく半減期2.5日の金198が大半か。崩壊すると水銀同位体となり安定する。だが体内に水銀が残ることでもある。

http://trustrad.sixcore.jp/acitivated_target.html
金が放射化した場合、198Auになるように思いますが、196Auがメインになるのは何故ですか?

放射化する状況に依存します。
光核反応
中性子との反応


…これでまた東海村長がカンカンやな…
村長だけに尊重…とはゆかず、どんな官官接待にも屈しないだろう。

http://www.asahi.com/national/update/0525/TKY201305240468.html
原子力機構で放射性物質漏れ 研究者ら4人が内部被曝


 日本原子力研究開発機構は25日、茨城県東海村のJ―PARCの原子核素粒子実験施設で、放射性物質が施設の外に漏れたと明らかにした。中にいた研究者ら少なくとも4人が内部被曝(ひばく)した。漏洩(ろうえい)は止まっており、拡大の恐れはないという。被曝した4人のうち、最大の被曝量は1・7ミリシーベルトという。原子力機構は外部に漏洩した放射性物質の量を調べている。

 原子力機構や原子力規制委員会によると、放射能漏れがあったのは23日午前11時55分ごろ。陽子ビームを金にあて素粒子を発生させる実験をしていた。装置が誤作動を起こして陽子ビームは通常の400倍の出力になり、金が蒸発。放射性物質が漏れて研究者が吸い込んだ。現場には当時、研究者ら約30人がいたという。

 施設の汚染は最大で1平方センチあたり約40ベクレル。現在、施設内を立ち入り禁止にしている。原子力機構は発生当時、外部への放射能漏れはないと考え、国に報告しなかった。J―PARCは大型の加速器を備えた素粒子などを調べる実験施設。




http://www.wdic.org/w/SCI/%E9%87%91
194Au ‐ 1.584日 EC崩壊 194Pt
β+崩壊
195Au ‐ 186.098日 EC崩壊 195Pt
195mAu ‐
196Au ‐ 6.1669日 EC崩壊 196Pt
β−崩壊 196Hg
β+崩壊 196Pt
196mAu ‐
197Au 100.00% 安定核種(中性子数118)
198Au ‐ 2.69517日 β−崩壊 198Hg
198mAu ‐
199Au ‐ 3.139日 β−崩壊 199Hg


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E3%81%AE%E5%90%8C%E4%BD%8D%E4%BD%93
自然金の被覆は熱核兵器由来の強烈な高エネルギー中性子束による照射を受けると、約0.411 MeVのガンマ放射を生ずる半減期が2.697日の放射性同位体198Auに変化


https://twitter.com/takumi2600/status/337977949292728320
金の蒸発温度なんて、1400℃以上。冷却系や周囲の部品も大きなダメージあるだろう。安全装置は、多分機能してないよね…外してたりするのかな。400倍だもんね…。
https://twitter.com/tkskoda/status/337999361743155200
毎度都合の悪いことは金曜の深夜に発表する時点で反省していないだろ!
https://twitter.com/BB45_Colorado/status/337995983847841793
また、公表1日以上遅延。どうりで被曝線量の見積もりが出てくるわけだ。こんなふざけたことをしていると、動燃と同列に見られるよ。
https://twitter.com/BB45_Colorado/status/337985624151826432
金に陽子ビーム当てて、放射化した金が蒸発、ターゲット室を気が付かずに開放した連中が内部被曝した。
https://twitter.com/BB45_Colorado/status/337985164611289088
↓「メルトダウンは有り得ない」と同根だな。軽率すぎる。
https://twitter.com/hayano/status/337968108734136320
(J-PARCでムニャムニャ.大強度陽子パルスを当てるべきでない場所に当ててしまって…)
https://twitter.com/hayano/status/337969160061595649
(普段は加速された陽子をチョロチョロと長い時間かけて取り出して,金属標的にぶつけるところに,間違って大強度パルス陽子をぶつけてしまったので…と,聞いた.僕はジュネーブにいるので,あくまで伝聞)
https://twitter.com/hayano/status/337973876418031616
J-PARC陽子加速器には「遅い取り出し:チョロチョロ」と,「速い取り出し:イッキ」の二つのモードがある.イッキは神岡に打ち込むニュートリノ生成用で大パワー.チョロチョロは中間子発生用で少パワー.今回は少パワー用の金標的に誤って大パワー陽子ビームを当て,放射化した金が蒸発
https://twitter.com/hayano/status/337982303475216384
(J-PARCで金標的を蒸発させた陽子ビームは,5ms(ミリ秒)巾の短パルス.瞬間ビームパワーは300kWだそうだ)
https://twitter.com/hayano/status/337994895463694336
⑤ J-PARC ハドロン実験施設におけるトラブルについて 4.状況続き:なお、当日管理区域に入域し、かつ、装置付近に立ち入った人数は55名である。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130525/t10014836881000.html

実験中に放射性物質発生 4人被ばく
5月25日 6時1分
実験中に放射性物質発生 4人被ばく

茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で23日、金属の金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に装置が誤作動して放射性物質が発生し、分かっている範囲で、男性研究者4人が被ばくしました。

23日午前11時55分ごろ、茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構素粒子を発生させる実験施設で、金属の金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に、装置が誤作動してビームの出力が通常の400倍に上がり、金が高温になって蒸発して放射性物質が発生しました。
この事故で、分かっている範囲で22歳から34歳の男性研究者4人が放射性物質を体内に取り込んで被ばくし、外部からの被ばくを合わせた被ばく量は、最大でおよそ2ミリシーベルトでした。
4人は自宅や宿舎に戻っていて、日本原子力研究開発機構は「健康への影響はないと考えている」と説明しています。
また、建屋では合わせて55人が出入りしていたということで、今後、被ばく量を調べるということです。
建屋内の汚染は、最大で1平方センチメートル当たりおよそ30ベクレルで、装置がある建屋は封鎖され、立ち入り禁止になっています。
この施設は現在、停止していて、敷地境界で放射線を測定しているモニタリングポストの値に変化はなく、外部への放射性物質の漏えいはないということです。
一方、茨城県によりますと実験施設の隣にある施設のモニタリングポストでは、23日の午後3時すぎから6時近くにかけて、通常、1時間当たり70から130ナノグレイを示している値が、一時、10ナノグレイ程度上がったということです。
国の原子力規制庁は、24日午後9時20分ごろに、日本原子力研究開発機構から連絡があったということで、内部被ばくの状況、連絡が遅れたことなどについて、話を聞いて調べています。
茨城県は、午前2時から記者会見し、発生から通報まで1日半もかかっていて遅いとしたうえで、25日の午後、立ち入り調査を行う考えを示しました。
日本原子力研究開発機構は、25日午前2時半から原子力規制庁で記者会見をし、「おとといのことでありながら公表が遅くなりおわび申し上げます。トラブルへの対応の意識や連絡体制がきちんと機能していなかった」と謝罪しました。
また事故が発生した23日の時点で報告や公表をしなかったことについて、「事態を正確につかめていなかった」と釈明しました。
日本原子力研究開発機構では今月17日に、福井県敦賀市高速増殖炉もんじゅ」で重要な機器の点検漏れなどが相次いだことを受けて、鈴木篤之理事長が辞任したばかりです。
「安全への認識が甘かった」

日本原子力研究開発機構によりますと、23日午後1時半ごろ、実験施設内の複数の放射線の測定装置で数値が上がっているのを確認したということです。
そして、換気用のファンで実験施設内の空気を外に出したあと、室内の空間放射線量が下がったことから放射性物質が漏えいしたことを確認し、実験装置を調べた結果、午前11時55分ごろに発生した誤作動によって漏えいしたことが分かったということです。
実験施設内には当時、およそ20人の外部の研究者が実験を行っていて、日本原子力研究開発機構は23日に研究者の服や靴の表面を検査したところ、全員から通常より高いレベルの放射性物質が検出され、その値は最大でおよそ10倍高いレベルだったということです。
原子力機構は研究者全員をそのまま帰宅させましたが、その後、4人の男性研究者から内部被ばくの検査の希望があり、検査した結果、4人から0.6ミリシーベルトからおよそ2ミリシーベルトの被ばく量が検出されたということです。
また、当日、実験施設の外のモニタリングポストの数値が上昇していたことが24日の午後になって分かったため、午後9時すぎ、茨城県東海村に通報したとしています。
茨城県などへの通報が遅れた理由について原子力機構「J−PARCセンター」の齊藤直人副センター長は記者会見で、「放射性物質が漏れ出した量は法規上、問題のないほど低いレベルだったため、通報の必要はないと当初、判断した。しかし、施設外に放射性物質が漏れ出していることや研究者の内部被ばくも判明し、重大な事案だと認識して通報した。すぐに通報しなかったことは安全に対する認識が甘かったと反省している」と述べました。
原子力機構は当時、施設内にいた研究者全員に対し、内部被ばくの検査を行う方向で検討しています。



http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130525-OYT1T00737.htm
 東海村の村上達也村長は「放射性物質の汚染や被曝(ひばく)が分かった早い段階で、すぐに報告してほしかった。通報態勢の改善を申し入れたい」と述べた。村には東海第二原発が立地。村内に住む主婦(42)は「すぐに正確な情報が流れていない事実に衝撃を受けた」と話した。
(2013年5月25日18時37分 読売新聞)

ハヤノ教授の証言の限り…
誤作動なんかじゃ無くて、操作ミスだよね…
ウソをいって世間をダマしてるな…
ウソでは無いが、フェイルセーフ機構が無いらしい。原発がSBOすると打つ手が無いのと共通。
http://twitter.com/ka2nd/status/338054499367276544
2ミリシーベルトWBC結果が出た研究員が、一番高汚染のエリアにいた人物だといいがな…あと51名がWBC受けるから、あるいは…金182は2日半で崩壊後は安定同位体の水銀になるのでこれもよくない。呼吸器に残留し続けるか血流に…化合状態によっては水俣病症状 J-PARC放射能漏れ事故


人類にとって、絶対に漏らせない放射能は『無茶すぎる』
これからもたびたびオペミスや誤作動で、漏らしたり、爆発させることだろう…プロなら大丈夫なんてことは全然無く、彼らはプロなのに事態を甘く見てこんな顛末にしてしまった。
撤退するなら今のうちだ。


施設がもっと厳重に被曝管理をしていて、金のヒューム化した時点で全員がN100マスクとタイベックを着ることができたら、被曝はほとんど防げた。ただし重大インシデントとして大々的に報道されることになるが…


続報ツイート
ニュートリノって、岐阜県山中の神岡のスーパーカミオカンデ=東海施設から300km先、地下1000mの秘密基地へ撃ち込むビームなので、そりゃレールガンで一気に加速しないと届かないし、太い。軽くこづくつもりが誤ってマグナム至近距離で撃ったような…

http://twitter.com/Mihoko_Nojiri/status/338063736050958337
しかし所内メールも流れてないしKEK のホームページにもでてないし、今起きたばっかりだし、コメントのしようがない。装置が誤操作して400倍のビームが出るとかちょっと想像ができないし。中性子施設か、原子核実験のホールかどっちだ。
https://twitter.com/Mihoko_Nojiri/status/338066291057369088
なぜかJ-Parc のプレスリリースにまだでていない。J-Parc は原研とKEK の共通施設であるので、KEK から何か動く物でははないということかな。ニュートリノ用の陽子を、遅いホールに出したので、K を出すためのターゲットが蒸発したというように読める。
https://twitter.com/Kaneta/status/338067187107495936
@Mihoko_Nojiri 遅い取り出しのセプタム(ビームを少しずつ削ってとりだすそうち)が、おかしくなったのではないでしょうか。


公式プレスリリース

http://j-parc.jp/ja/topics/20130525press.html
平成25年5月25日

J−PARC ハドロン実験施設におけるトラブルについて

発生日時: 平成25年5月23日(木)11時55分頃

発生場所: 日本原子力研究開発機構 大強度陽子加速器施設J−PARC

施設名 : J−PARC ハドロン実験施設

状況  :
原子力機構が高エネルギー加速器研究機構と共同で運営している大強度陽子加速器施設J-PARCのハドロン施設 で、標的である金に陽子ビームを照射し、素粒子を発生させる実験をしていた。
ビーム取出装置が誤作動したことにより、短時間に想定以上のビームが標的に照射された。
その結果、突発的に標的である金が高温となり、その一部が蒸発した可能性がある。
その直後、ビーム照射によって生成された放射性物質が、ビームライン装置から施設内に漏えいしたため管理区域内の汚染が生じ、作業していた研究者が被ばくした。なお、当日管理区域に入域し、かつ、装置付近に立ち入った人数は55名である。
【施設の状況】 現在施設は停止しており、事象の進展はない。
【汚染の状況】 建屋内の汚染程度は、約30Bq/㎝²。なお、現在は、建屋内を閉鎖し、立入禁止としている。
【被ばくの状況】 作業者4名の被ばく線量を評価したところ、最大で約2mSvであった。


https://twitter.com/ShueiYAMADA/status/338091604877406208
(つくばの自宅と東海村の職場を日々往復する加速器研究者。もと素粒子実験屋)
仮にニュートリノ向けにビームを取り出す機構が誤動作しても、ビームはリングを周回できずリング内でビームがロスして失われ、ハドロンホールに大強度ビームが出てしまうことは無い。 RT @Mihoko_Nojiri ニュートリノ用の陽子を、遅いホールに出したので

じゃあいったい誤動作の詳細ななんなのだろう…

http://togetter.com/li/508065


http://twitter.com/jiromurata/status/338067784250585088
J-PARCの放射線トラブルは「遅い取り出し」で加速器中を回っている陽子ビームを少しずつ削って使うものが、ある程度まとまって出てしまった、という事か。つくばのシンクロトロンで実験していた頃、同様のトラブルで僕は一瞬で1mSv被曝した事がある。放射性物質の発生はなかったはずだけど。
jiromurata 2013-05-25 08:03:35
http://twitter.com/jiromurata
J-PARCは原子炉ではなく加速器で、ビーム自身による放射線は厚い遮蔽で漏れ出さないが、今回は内部で蒸発した標的が放射性物質として空気中に漂って漏れ出した、という事態の様ですね。
http://t.co/koxRuvDCDy
僕の経験はビーム自身が一瞬大強度で出た外部被曝でした。
jiromurata 2013-05-25 08:17:08


http://twitter.com/jiromurata/status/338092463929561088
加速器は電磁石、電極でビームの動きを制御するが、何もしないとまっすぐ、だんだん広がっていく。取り出す際も電磁気的に制御して、ビームを削りながら別軌道にのせるが、この部分が落ちて、入ってこないはずのビーム本体が入りこんだのでしょう。少なくとも、僕が経験した時はそう説明されました。
http://twitter.com/jiromurata/status/338102488941080576
jiromurata 2013-05-25 09:41:39
やはり、「ビーム取り出し装置」が誤動作とある。電磁石で数十ミクロンの細いタングステン線を使った高電圧電極(静電セプタム)に主リング内のビーム軌道を近づけ、100kV/cm程度の強い電場で外側に蹴り出し、さらに下流のセプタム電磁石で取り出していたはず。このどこかが落ちたんですかね。
http://twitter.com/jiromurata/status/338104031509614593
jiromurata 2013-05-25 10:21:29
僕の経験した時は、毎秒10^9個の陽子を想定して使っていた場所へ、同じく遅い取り出し装置が落ちて主リングの10^12個、つまり1000倍のビームが出た。検出器が1000倍の照射を受け、過電流で電源が全滅、放射線モニターが警報を発して放射線管理部隊が緊急出動。
jiromurata 2013-05-25 10:27:37


つまりステアリングとブレーキが故障して動作不能となり、
無制御状態となった車体がカーブを曲りきれず減速もできず側壁へ突っ込んだと…リニアモーターカー


やっぱ原発事故と同じだ。重要な回路が動作しなくなると制御不能になって爆発やら放射能汚染やらになる。完璧を期すには人類には荷が重すぎるサイエンステクノロジ…


http://twitter.com/ka2nd/status/338154996900175873
軽すぎる素粒子ほどになると磁気一つで軌道が曲るからそれを利用してる制御装置だから、逆に言えば軽すぎてどこまでも加速できるから制御装置が落ちたらそりゃ衝突先は機銃掃射だよな…


素粒子が飛んでるのを電磁気装置でその軌道を曲げるからには、ある程度は損失(脱落)が起きる…このブレーキ&ステアリングが機能しないとまっすぐ飛ぶ上に損失もゼロになるから大出力となって襲いかかると。


つまり初期の放射線治療は天然の強力な電磁波=放射性物質から出る放射線を使ってた(放射線照射装置のなかにコバルトとかセシウムのペレットを収納する…ペレットは原発の廃棄燃料から転用して製造)けど、さいきんはこうした素粒子加速で代替する動きも広がっている。欠点は施設が大型過ぎる&コストが高額すぎるので治療施設が少ないこと。http://www.anticancer-drug.net/ion_beams/facilities.htm
がん治療の基本は、強烈に高速で貫通して破壊力がある「電磁波線」で、そういうのに弱いがん細胞を集中的に駆逐する行為。以上、被験者としての知識も手伝う。


2500倍の速度と、拡散して広範囲な素粒子群…

https://twitter.com/ShueiYAMADA/status/338133800922001409
普段は2.5秒程度です RT @profjpyitow: 早野さん紹介の文献にJparc標的の具体的数字が載っていた。今回のは金標的のようだが…。冷却あっても普段0.7秒(?)かけて取り出すビームが0.001秒で来たら冷却も…→ http://bit.ly/18dLrhY (図8)


参考に…うえのツイートで外側へ蹴り出すと言ってるのがキッカー電磁石。
http://legacy.kek.jp/newskek/2009/janfeb/pulsedqmag.html
放射光の入射では、キッカー電磁石とセプタム電磁石という2種類の電磁石を使


まぁ…環境放出された放射性の金をセンサーが感知したのはたった0.01マイクロシーベルトぶんとはいえ…学者は世間ズレしてるからな…専門家だけしかいないオフィスにずっといると。

http://mainichi.jp/select/news/20130525k0000e040181000c.html

放射能漏れ:報告遅れ、憤り 住民「本当に大丈夫か」


毎日新聞 2013年05月25日 11時58分(最終更新 05月25日 13時08分)
日本原子力研究開発機構の通報の遅れを、強い口調で批判する服部隆全・茨城県原子力安全対策課長(左)=水戸市の県庁で2013年5月25日午前2時3分、杣谷健太撮影


 茨城県東海村日本原子力研究開発機構の実験施設で起きた放射能漏れ事故は、発生から県への通報まで約1日半を要した。村民からは「本当に大丈夫なのか」と不安の声が上がり、県関係者は「事業者は問題を深刻に受け止めていない」と憤った。東京電力福島第1原発事故後もなお続く、原子力事業者の安全意識の欠如に、地元の怒りは高まるばかりだ。【杣谷健太】

 「事業者側が安全管理をどう考えていたのか検証したい」。25日午前2時、水戸市茨城県庁で急きょ行われた記者会見で、県原子力安全対策課の服部隆全(たかのり)課長は強い口調で同機構の姿勢を批判した。

 県に事故を知らせる通報があったのは、23日の事故から約1日半が経過した24日午後9時40分。県と機構の間で結ばれている原子力安全協定では「直ちに通報」する取り決めになっていた。服部課長は「実態としては、30分以内に通報するのがルールだ」と指摘した。県は25日午後1時から、同機構の実験施設「J−PARC」への立ち入り検査を開始した。

 J−PARCの斉藤直人副センター長は、すぐに通報しなかったことについて「研究者の被ばく線量が少なかったし、元々(実験施設は)放射性物質が発生する場所なので、報告する必要はないと考えた」と釈明。「当初の認識が甘かった。事態の把握が遅れ、申し訳ない」と謝罪した。

 施設内の放射線量が上昇しているにもかかわらず換気扇を回した理由を問われると「施設内の線量を下げるためだった」と歯切れ悪く回答。「結果的に、外部に放射性物質を放出することになった。適切ではなかった」と語った。


 1999年に核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」(JCO)東海事業所の臨界事故を経験した村民は不安を口にする。

 小学5年の長男(10)が25日の運動会に出るという佐藤佳代子さん(42)は「発表だけでも早くしてくれれば。楽しい運動会がそうでなくなった。JCO事故の時のように敷地外に漏れていないから大丈夫と言われても不安」と沈んだ声で話した。また、テレビを見て初めて事故を知ったという別の主婦(42)は「福島第1原発事故があっても、何にも改善されていないのが改めて分かった」と強い口調で語った。


http://twitter.com/ka2nd/status/338236889070960640
素粒子加速施設での放射能漏れについて学界関係者たち「あれは原子炉では無い、マスコミめ
」と不平が出てるが、逆に言えば原子力という考え方では無かったので油断してたのではないか…ふつうの化学用ボックスみたいな意識でとっとと換気してしまい、怒られて予算カットや降格が嫌で報告が遅れ…



後日続報

mainichi.jp/select/news/20130526k0000e040121000c.html
25日になって事故でさらに2人が被ばくしていたことが判明し、被ばく者は計6人となった。2人は高エネ研の45歳の職員(被ばく量は1.0ミリシーベルト)と23歳の大学院生(同1.4ミリシーベルト)。

 J−PARCは地下の三つの加速器をつなぎ、陽子を光速の最大99.98%にまで加速する。事故は円形加速器(1周約1600メートル)につながる「ハドロン実験施設」で23日に起きた。

 高エネ研の峠暢一(とうげ・のぶかず)理事によるとハドロン実験施設では、円形加速器を周回しながら加速される陽子のうち、実験施設への取り出し口に漏れ出る陽子線を利用。しかし、陽子の流れをコントロールする電磁石が突然作動しなくなり、施設への陽子の流れが一気に強まったという。このため、陽子を衝突させる標的の金が高温となり、細かな粒子状や別の放射性核種に変換された。一部が金属製のパイプや遮蔽(しゃへい)材を突き抜けて実験室内を汚染した。室内からは、ナトリウム24(半減期15時間)、ヨウ素123(半減期13時間)、金199(半減期3.1日)などの放射性物質が見つかったという。

 原子力機構は、おおむね南西方向に1000億ベクレルの放射性物質が放出されたとする推定値を明らかにした。年間の放出管理目標の100分の1に相当する。


 J−PARCの池田裕二郎センター長は県などの立ち入り調査の際、「安心してセンターが稼働できるように努力する」と述べ、早期の運転再開に意欲を示した。

ヨウ素かー…まあ原発メルトダウンと違って大量では無いからな…
しっかし学者というのが内向的で、自己都合ばかり考えてるのがはっきりしたな…初動報告が遅れた理由もそうだし、実験施設を再開させることばかり熱心だし…


以下の対応にしても、産業側の原発より遙かにオペレーションレベルや、心構えが、劣りすぎている…
それこそ他国なら現場に原子力対応専門の兵士が控えていたり、あるいはすぐ急行してくる体制が整っていたり、しただろう…


学者だけにやらせちゃダメだよ。学術以外ではてんで役に立たないから。

http://mainichi.jp/select/news/20130526k0000e040122000c.html

放射能漏れ:排気「軽い気持ちで」


毎日新聞 2013年05月26日 07時15分(最終更新 05月26日 16時05分)
放射性物質が管理区域外に漏れたハドロン実験施設の内部=茨城県東海村日本原子力研究開発機構原子力科学研究所で2013年5月25日、西本勝撮影


 茨城県東海村加速器実験施設「J−PARC(ジェイパーク)」での放射能漏れ事故で、担当者は放射性物質の種類を把握しないまま、施設の排気ファンを回していたことが25日、分かった。放射性物質の量が半分になる半減期は元素の種類で異なる。半減期が長い物質ほど汚染が長期化する。原子力機構から国などへの報告遅れを含め、危機意識の低さやずさんな管理が露呈した。

 事故が起きた23日午前11時55分から約1時間半後、施設内で放射線量が上昇。現場では低減を図ろうと、排気ファンを回した。放射性物質の漏れを防ぐフィルターは未装着だった。担当者は「放射性物質の正体を突き止めようとしないまま、軽い気持ちでファンを操作した」と打ち明ける。

 さらに「汚染が管理区域内にとどまっている」(幹部)と信じ、国の法令で報告対象となる施設外漏えいを確認したのは、24日午後6時ごろ。国への報告はさらに約3時間後で、発生から1日半近くたっていた。


http://mainichi.jp/opinion/news/20130526ddm003040053000c2.html
 事故が起きた実験施設はJ−PARCの一角にある。「ハドロン実験施設」と呼ばれ、円形の加速器で光速近くまでに加速した陽子線を標的に衝突させ、ニュートリノなどさまざまな粒子を発生させている。ニュートリノは宇宙の起源を探るのに欠かせないなど、この施設は国際的に注目されるが、衝突では目的外の副産物も多数生じてしまう。

 今回、高エネルギー加速器研究機構などのチームは、標的の金に当てる陽子線のエネルギーを徐々に強めながら、どのような粒子が出てくるかを確認していた。標的の金は縦横6ミリ、長さ66ミリの角柱形。容器に入れられて陽子線が通る真空のパイプ内に置かれていた。高エネ研の峠暢一(とうげのぶかず)理事によると、陽子の流れを制御する電磁石の電源にトラブルが発生し、予定より400倍強い陽子線が照射された可能性が高い。この結果、金が過熱して蒸発したり、金から目的外の放射能を帯びたナトリウムやヨウ素などが生じたりした。

 これらの放射性物質は、通常より高いエネルギーを持っていたため、金属製の真空パイプやその外側に積まれていた樹脂やコンクリートの遮蔽(しゃへい)材を貫通し、施設内を汚染した。峠理事は「ここまでエネルギーの高い粒子が出てくることは想定していなかった」と認める。

 一方、実験施設内は大気圧よりわずかに気圧を下げてあり、窓を開けたくらいでは内部の空気が外に漏れないようになっていた。しかし、施設内の放射線量が上昇したことを受け、排気ファンを動かして室内の空気を強制的に排出したため、放射性物質は施設外にまで飛散した。峠理事は「本来、安全なものしか外に出さないのが当然で、研究者集団として批判を受けるのは免れない。(排気の)判断の経緯を検証する」と話した。


 東海村の構想は「原発がカネと雇用を持ってくる」発想と決別し、原子力の基礎研究を産業や医療に利用するのが狙い。村上村長は「直接的にカネは生まないが、社会・文化的価値がある」と唱える。

 加速器は大学や独立行政法人、病院などにもあり、創薬や材料開発などの研究や、がんなどの治療に活用されている。しかし、文部科学省によると、J−PARCの加速器の持つエネルギーは最高500億電子ボルトと桁違いに大きく、「国内唯一と言っていいほどの高エネルギー施設で他の施設とは規模が違う」(同省量子放射線研究推進室)という。

 村上村長は25日夕、「J−PARCには期待していたので、がっかりしている。きっちりしないと『原発だけでなくJ−PARCも怖い』となって信頼を失う」と表情を曇らせた。その上で「核分裂を人為的に起こす原発と(加速器は)同じではない」と強調。住民の理解を得た上で今後も構想を推進する考えを示した。


http://twitter.com/Mihoko_Nojiri/status/338572344899538944
そりゃハドロンのビームラインだもの。RT @wdb201126: T1という部位の放射化が650Sv/hとか凄いですね。 RT @Mihoko_Nojiri 真空のところとそうでないのとあるんですよ。なんでかは知らん。http://t.co/IIQzC2CFgz

村長としてはむしろ推進したかったんだねえ…
まあ原発の核燃料は福島第一原発の事故1〜4号機に装填されてるだけでも360トン、使用済みで貯蔵されてる燃料は2000トン…
こうした粒子加速施設では質量で言えばナノグラム…現地の学者が被曝しておしまいではあるからね。まさに自己責任レベルだわw


電源を安定化(多重化や非常電源併設を含む)しないだけで、おそろしい放射能の発生と漏れにつながるのが、粒子加速施設…上に引用した現地科学者のツイッターでも「前にもあった」って暴露があるし…
http://j-parc.jp/researcher/ja/safety/HDtrouble20130525.pdf


基礎知識として、元素イオンを加速しながら陽子を取り出してさらに加速させ、オーバルグラウンドで回しながら増やしていくのがこれらの施設。ブレーキもアクセルもステアリングも電磁石なので、いずれかの電磁石が動作しないと大変なことに…
原子炉は、あらかじめ放射性物質を燃料として装填し、臨界させる技術。
粒子加速は、陽子を元素へ衝突させるための実験施設だが、今回のように出力調整に失敗すると放射性物質が発生する。
運転中の原子炉では、中性子や陽子が激しく飛び交っており隣接の元素へ衝突し、元素が崩壊することで電磁波エネルギーを発射する…これをループさせることをもって運転という。このときに核燃料の元素は熱を帯びるのでお湯を沸かしてボイラーで発電する。
粒子加速実験でもやはり陽子を元素へぶつける基本構造は同じで、弱くおだやかに元素崩壊がほとんど起きないようにするのが通常で、今回はそれに失敗して高出力でたくさんの放射性物質を発生させた。
http://j-parc.jp/Acc/ja/acc.html


放射能漏れへの心構えの欠如
・緊急対応体制の不備
だから、やはりスタッフ55名の半数以上が内部被曝した。
タイベックもN95マスクも、放射性物質を隔離できるほどの機密構造も、ないんだから当然だ。

http://www.asahi.com/national/update/0526/TKY201305260202.html
放射能漏れ事故の実験施設、被曝30人に 東海村


 茨城県東海村加速器実験施設「J(ジェイ)―PARC(パーク)」の原子核素粒子実験施設で放射性物質が漏れ、研究者らが被曝(ひばく)した事故で、高エネルギー加速器研究機構日本原子力研究開発機構は26日、新たに研究者ら24人が被曝していたことがわかったと発表した。最大の被曝量は1・7ミリシーベルト。被曝者は計30人になった。事故当時、実験装置付近にいたのは55人。その半数以上が被曝したことになる。

 発表によると、新たに被曝がわかったのは、24〜55歳の男性22人と女性2人。被曝量は0・1〜1・7ミリシーベルト。最も多かったのが0・1ミリの7人で、0・2ミリが4人、0・4ミリが3人。1・7ミリは1人だった。

 ホールボディーカウンターを使って、これまでに計49人について測定した。被曝が認められなかったとしているのは計19人。未検査の残りの6人については、27日に調べるという。


この顛末、非常にチェルノブイリ原発の事故に至った経緯と酷似している。
ソ連政府は非常に縦割り組織で、科学者と技術者の省と、原発での作業を行う省と、完全に分断し、前者は技術を教えたがらず、後者を単純作業員として扱ったため、原発の現場にはくわしい技術を知る人間がいなかった。やってはいけないオペミスを繰り返したので制御棒が異常過熱して水蒸気爆発に至った。現場作業員は自分たちが何をしたために何が起きたのかをわかってなかったという。
その際「実験運転のため、自動停止装置を解除していた」が、
これは東海JPARKが行った警報解除に通じるモノだ。


やはり人類に原子力は荷が重すぎる。万一は常に起きるし、起きれば甚大な被害になると、覚悟の上で臨むべきだろう。安全だとか安心だとか必要だとか、寝言を言うウソツキの政治や産業の方面には要注意だ。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130526/k10014846391000.html

被ばく事故 警報作動後も実験継続
5月26日 5時57分


茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で、装置の誤作動が原因で研究者が被ばくした事故で、当時、装置の異常を知らせる警報が作動したにもかかわらず、担当者がリセットして実験を続けていたことが分かりました。

この事故は今月23日に茨城県東海村にある原子力機構の実験施設で、金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に装置が誤作動し、想定を超える放射性物質が発生したもので、少なくとも6人の研究者が被ばくしたほか、一時、施設の外にも放射性物質が漏れ出しました。
この事故では装置が誤作動した午前11時55分に異常を知らせる警報が鳴り、装置が自動停止しましたが、担当者は原因が分からないにもかかわらず警報をリセットし、実験を再開したということです。
さらに、1時間半後の午後1時30分ごろには、施設内の放射線量が上昇したため装置の運転を停止しましたが、換気用のファンを回して放射線量を下げたうえで実験を続け、最終的に実験を中止したのは放射線量がさらに高くなった午後4時過ぎになってからでした。
ところが、この時は周辺の放射線量を調べておらず、翌24日に隣の施設のモニタリングポストを調べた結果、午後5時半になって換気用のファンを回した時間帯に放射線量が上昇していたことが分かり、ようやく放射性物質の漏えいに気付いたということです。
警報の作動にもかかわらず実験を継続したことや、周辺の放射線量の調査を怠っていたことについて、原子力機構は不適切な対応だったと認めたうえで、今後、検証を進めるとしています。
一方、事故当時、施設に出入りしていた55人のうち、これまでに6人の男性研究者の被ばくが判明しましたが、14人は被ばくしていなかったことが確認されました。
原子力機構は残る35人についても測定を急いでいて、被ばくした人はさらに増える可能性があります。

以下は蛇足

「お兄ちゃんの妹たちは全員ヨーコなんだからねっ」最近共学になった元女子校・私立ジェイパーク学園はいつでも大騒ぎで粒子加速チュッ!転校してきた少年、東海 金人は校門をくぐった瞬間、多数の妹たちに猛烈ラブアタックを受ける…その娘たちは全員が陽子


つまり女たちと一人づつ浮気するはずが誤って全員を同じ場所に呼んでしまい修羅場になったので蒸発…@hayano(普段は加速された陽子をチョロチョロと長い時間かけて取り出して,金属標的にぶつけるところに,間違って大強度パルス陽子をぶつけてしまった 伝聞)



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福島の学校プールの汚泥の値が高いとか、駐車場の泥の値が高いとか、最近よく取材を受けてる団体。

https://twitter.com/crms_fukushima/status/336853130425794562
CRMS市民放射能測定所 福島 ‏@crms_fukushima 5月21日

りんごジュースを測定しました。 福島のりんご APPLE JUICE 賞味期限2014.06.20 Ge半導体検出器 70ml 18000秒測定 Cs-134 2.33Bq/kg Cs-137 5.40Bq/kg Cs合算 7.73Bq/kg 1本飲むと1.47Bq摂取です。
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BB-45 BB-45 ‏@BB45_Colorado 7時間

@crms_fukushima @study2007 ちょっと多いですね。
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https://twitter.com/crms_fukushima/status/337942829303230466
CRMS市民放射能測定所 福島 CRMS市民放射能測定所 福島 ‏@crms_fukushima 7時間

@BB45_Colorado @study2007 ストレートジュースは一本飲むだけで効率よくCsを摂取出来てしまうので問題ですね。2011年度産の桃のジュースは30Bq/kgあって普通に福島や東京のアンテナショップで売っていましたし…。

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中国の影響も健在…防護マスクはPM2.5でもN95マスクである。
金でマスクを買ったりドームを借りたりしないと、つまんない日常や健康すら維持できない時代となった。

http://www.asahi.com/national/update/0525/SEB201305240068.html
PM2・5、運動会どうしよう… 九州・山口で高い濃度


写真:運動会を週末に控え、準備をする先生たち=24日午後、福岡市早良区の田隈小学校、伊藤和行撮影拡大運動会を週末に控え、準備をする先生たち=24日午後、福岡市早良区の田隈小学校、伊藤和行撮影

図:PM2.5の運動会中止判断基準拡大PM2.5の運動会中止判断基準


 大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」が九州・山口で高い濃度で観測されている。5〜6月は春の運動会シーズン。運動会を中止・延期しなければならない事態となるのか、そのときの判断基準は――。全国一律の基準はないだけに各自治体の物差しはまちまち。学校関係者も気をもんでいる。

■中止の基準まちまち

 福岡市は24日の朝、PM2・5について外出時のマスク着用などを呼びかけた。1日の平均値が国の環境基準(1立方メートルあたり35マイクログラム)を超えて45・1マイクログラムになる、との予測が出たためだ。基準超えの予測はこれで4日連続。西区では夕方から夜にかけて、80マイクログラム台と高い数値が出た。

 145の市立小学校のうち5校が25日に、98校が26日に運動会を予定しており、この週末にピークを迎える。そこで市教委は運動会の中止・延期基準を、当日朝時点での1日平均の濃度予測が140マイクログラムを超えたとき、と定めた。

 25日に運動会を開く西区の福重小学校。市の判断基準に従い、午前7時に市から届く濃度予測のメールを見て、140マイクログラムを超えていれば延期を決めるという。環境省が注意を促す目安として定めた暫定指針値70マイクログラム超でも、綱引きなどの競技時間を短くし、屋外にいる時間を減らす方針。馬場泰弘校長は「ドーム球場を借りることができればいいが、仕方がない」ともらす。