先従隗始・温故知新

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いまも「福島産」トマトや肉は、余ってることが多い都内オザム

ワゴンセール半額行きの常連で、かつワゴンからなくならない。


それだけ用心されており、あながち間違いではない…君子危うきに近寄らず。用心はしてしすぎることはない。
「わざわざ毒物質混じりの食品を食らうことはない」


悪いのは福島県民(農家漁師含め)ではなく、福島に多く降り注いだセシウムほか放射性物質
もしもどうしても福島産を応援で食べるなら「常食しないこと、毒の蓄積量を増やすような常食は避け、応援するときだけ食べる」「心臓や循環器系に疾患がある人、脳梗塞系疾患歴がある人は食べないこと(セシウムの電磁波影響を避けるため)」ベクレル検査は一部抜き出しのサンプリングに過ぎず、確率は低いとはいえベクレル検査の最大値よりもおおきなベクレル値の食品が、自分が買う品物になってしまう可能性もある。ロシアンルーレットだ。
放射性物質だって流水や地下水脈などで移動したり偏在する「まだら状分布」なので、これはおおまかな調査により分布図は作られるものの、あとになって「ここが高かったとわかった」と事後的に発見させることは珍しくはない…放射性物質だって絶えず移動しており分布は次第に変化している。ゆえにたまーに新聞をにぎわす…こないだも福島市の駐車場の水たまり跡から高い数値が出て公式に除染作業することになったため新聞に載った。まだ市街地はホットスポット要件が限定的で発見しやすいが、広大な農地やまして農林はすべては発見しようがない…除染もしきれないように。


被曝してもがんなどで発病するのは100万分の1だとか言われるように、未発見のホットスポット農地やベクレル検査をすり抜けてくる農作物の可能性もやはり100万とかへたすれば1億分の1かもしれないが…だからといって『あなたに当たらないとは限らない』。患者になってしまえばそれは自分なのだから、100%だ。レアなリンパ腫の元患者として実感している。
そしてレアであればあるほど、万一に発症にまで至っても「きのせい 被曝と関係ない」と突っぱねられて泣き寝入りだ。少数派弱者だから切り捨てられる。
誰もが交通事故を起こすわけではないが、備えはしておく…これが自動車保険加入だったり、汚染地の作物を常食はしないことだったりするのだろう。リスクヘッジ

http://mainichi.jp/select/news/20130513k0000m040073000c.html
福島原発事故:川内村で初の出荷用田植え始まる
毎日新聞 2013年05月12日 22時06分(最終更新 05月12日 23時17分)


昨年に続いて開催された田植えイベントを楽しむ参加者たち=福島県川内村で2013年5月12日午前9時48分、山本晋撮影


田植えを楽しんだ仲間と笑顔で記念撮影する秋元美誉さん(中央)=福島県川内村で2013年5月12日午前10時28分、山本晋撮影


 東京電力福島第1原発事故により稲作が制限されていた福島県川内村で、アイガモ農法で稲作を続ける秋元美誉(よしたか)さん(69)が12日、田植えを始めた。この2年間は「試験栽培」だったため、収穫しても廃棄せざるを得なかった。安全性が確認され、事故後初めて実現した「食べてもらえる」コメ作り。「『おいしい』の一言がやりがいだから」と笑顔を見せた。

 同原発から約20キロの川内村は2011年度、緊急時避難準備区域や警戒区域に指定され、稲の作付けも制限された。しかし、村の放射線量は比較的低く、秋元さんは「作らなければ放射性物質が含まれるかどうか確かめられない」と、村で唯一稲作した。収穫したコメからは放射性物質は検出されなかったが、販売はできなかった。

 12年度は村が30枚の水田で試験栽培。1枚で国の基準値を大幅に下回る1キロ当たり7.7ベクレルの放射性物質が検出されただけだったため、今年度は原発20キロ圏内を除く全域で、全袋検査を条件に作付けが許可された。

 秋元さんは約15年前からアイガモ農法に取り組んできた。「やっと、心置きなくコメを食べてもらえる」。今年度は事故前と同じ3.5ヘクタールで栽培する。できたコメは村が備蓄米として買い取るが、一部のコメは「福幸(ふっこう)米」と名付けて一般に販売するつもりだ。

 一方、村によると、原発事故前の作付面積260ヘクタールに対し、今年度の作付けは約4割の103ヘクタールにとどまる見通し。「帰還できない」「作っても売れない」などと訴える農家が多いという。村の基幹産業だった農業の復興への道のりは遠い。