先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

というか日本の医療は規模バブルしすぎだろう、人材難というか


ちょっと転んだり気分が悪くなったら救急車、
ちょっと調子が悪いと会社では「病院で診察が常識」
だもんよ…
全員が学校や塾へ行く(一日の大半を過ごす)のが当たり前になると現場の負担は重くなったのと同じ。なんでもかんでも医療現場に押しつけてるからだ。
面倒だから、特に儲からない面倒な産科小児科の医師が減り続けている。おかげでか、おれの小児がんを救ったご老体も未だ小児科開業医でがんばっておられる。


結局、マクドナルドや小僧寿司などが、最近徐々に悪化が止まらなくなってる日本経済に慌ててデフレキャンペーンを連発したり、収益悪化が発表されたりともがいているけど…
そのデフレの流れでもあるね、医師になるためとはいってもそんなにお金かけていられないんだよ。


昔は、お金持ちになって外車やヨットに乗るには、医者や弁護士やパイロットにでもなるしか、なかったんだよ70年代まではね。(遠い親戚に当時、まさにそういう一族もおりました、スネ夫一家が)
でも今は、貧乏でもデフレ暮らしは豊かだし、職業を選ばなくても豊かで楽しみのある生活はできる。医師も弁護士も政治家も、昔ほどの魅力がないんだろう、昔ほどプロ野球が魅力と感じられなくなったのと同じで。若い人の就職や中年以降の転職でも、いまはいろいろな無数の職業に就いてるもんな…あんなのやこんなのまで職業職業…


ハングリーが社会から消えると、あらゆる『なり手』が減り続け、あらゆる価格は下がり続ける。魅力が減る=価値が減るからだ。金も使わず苦労もせずとも、満ち足りてしまうからだ。高福祉高サービス国家の宿命か。近海物の本マグロ寿司すら100円でおいしく食べられるまで到達してしまうともう、その先は用意できないんだよ…
この怠惰・充足マインドばっかりはどうにも手の打ちようがなくて…乱暴な手段で極貧国家に戻すわけにもいかないし。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121130-OYT1T00754.htm
「超高額」の私大医学部、値下げ合戦…負担軽く


 私立大の医学部で学費を値下げする動きが広まっている。

 国公立大に比べ、私大医学部は「超高額」だが、医師不足解消のため、近年医学部の定員は増えており、少しでも負担を軽くして優秀な学生を確保するのが狙いだ。

 私大医学部のほとんどは、入学時に6年間の学費が決まる。現在、最も学費が安いのは順天堂大(東京都)。2008年度に6年間で880万円引き下げて2090万円としたところ、同年度の志願者は前年度の1・5倍に増えた。同大は今春、さらに10万円引き下げた。また、08年度に400万円引き下げた昭和大(同)は来春、さらに450万円安くし、2200万円にする。東邦大(同)も600万円、関西医科大(大阪府)も200万円引き下げる。
(2012年11月30日16時45分 読売新聞)