先従隗始・温故知新

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NTT加入権ショックの二の舞を避けたがってるだけの各電力業


原発を動かさないと:電力業だけが死ぬ
原発を動かし続けると:東京大阪名古屋など主要都市が一瞬で住めない土地となり、居住者は『住居と職と飲食を』一瞬にして失う…(フクシマ原発はたまたま津波が小さくて爆発も軽かったので東京はギリギリ助かったに過ぎない… 偶 然 )
どっちのほうが、より甚大なシステミックリスクでしょうか?ほれなんだっけあれ「一人や二人の犠牲を払ってでも全体が生き延びる」という過酷な支配ルール…


むしろそれを促進してでも、電力自由化を前倒ししていく荒療治がいいなあ。


古賀さんは、霞ヶ関改革のリーダー的存在で危険視され経産省を追い出された、かなりの有名人。似た経緯では財務省岸博幸さんらがいる。

http://kiikochan.blog136.fc2.com/?no=1835
玉川:
なんで関西電力はそんなに原発を動かしたいんだという事なんですか?
これは何のためですか?

古賀:
これは、企業としての事情があるんですね。
関西電力の純資産が今1.8兆とか、ま、2兆円弱あるんですけれども
その純資産を構成している資産のうちですね、
原子力発電設備と、それから原子力の燃料。
これを合わせた資産がですね、8000億から9000億ぐらい、
大体半分ぐらいはあるんですね。
そうすると、これをもう使えないんですという事になった途端にこれは資産ではなくなります。
ですからその分資産からポン!と落ちちゃうんですね、


玉川:債務超過っていう事は、要するに破たんですか?

古賀:そうです。
これは絶対に避けなければならないことですから、
従ってもう、永久に動かす。
(管内に)ある原子力発電設備は基本的に動かすんです。

ちなみにこれ…財務金融にあるていど知識のある人ならわかると思うが
「日本の国債とかそういうのは大丈夫大丈夫」の根拠と全く同じ。財務省が試算する政府の純資産なんかの数値がそれであって、じっさいは不可処分の資産もあれば、あってないような資産もあれば、なにか有事があれば一瞬で消し飛ぶ資産もあれば…


国債の大半が国内消化だからOK」ってのはかなり浅学の人までしかダマせない一種のレトリックよ。でもトレードとかで稼ぎたい人たちはこれを「放射能はむしろ体にいい!」を信じ込む要領で信じ込んでることが多いけどね。


国債増発してもかんぽだの都市銀(機関投資家)が飲まされるのでじっさいは死蔵でダブつく…日本円の増発も同じこと。日本円で日本の銀行が商売するために渋々国債購入を飲まされてる”ノルマ強制な現実”、もまたある…先の好況時の円キャリーなんかも構造は似てたよね。


ま確かに基礎体力・持久力は抜群ではあるけどね。
でもそれは窮地に追い込まれた際の持久力でしか無くて、


つまり端的には、あんまり財務的に国際社会の中で強くなりすぎると今度は、『いつまでも脱落しないから、みな次々に脱落しても最後まで現場を任される』
落ちぶれた基軸通貨ドルの代わりに世界経済の基軸役を担わされて円高が永久に続いたりもする…いまもギリシャショックを懸念して逃避してきた国際株マネーの何割かは日本円と日本国債に流れ込んできている…なんかフクシマ原発の汚染水タンクみたいだよね…どんどん増設はしてるけどいずれいっぱいになる。


ね?国内消化ならOKなんてウソでしょ。みんなわかってても言えないだけだよ。げんにもう『円安でないともうからない企業=日本の基幹産業、屈指の大企業、の大半』はメタメタやん…ある意味で貿易摩擦による米国の理不尽な要求をのんでいた頃までが最良だったのかもね。


以下、九州電力もつかったステマ自作自演=自勢力人数水増しの手口。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120520/1337506942