先従隗始・温故知新

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いやあ、どんぐりの背比べでしょう


http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111220-OYT1T00218.htm

池田元久前経済産業副大臣


 菅前首相は事故翌日の12日に原発を視察した際、待機していたバスの中で東電の武藤栄副社長(当時)と対面したが、「(菅氏は)初めから詰問調で、どなり声ばかり聞こえ、内容はよく分からなかった」という。

 さらに、菅氏が大勢の作業員を前に「何のために俺がここに来たと思っているのか」とどなり散らしたとし、池田氏は「首相がこの時期に現地視察したことを含め、指導者の資質を考えざるを得なかった」と述懐。

管総理のクオリティもまあ、世間一般がみて「ああいう程度か」と思うとおりだけど


霞ヶ関や東電本店の連中のクオリティも、ねぇ…
311以降の東電本店記者会見に、保安院に、
多くの人が多大な失望を覚え、
ため息をたくさんついただろうに…


こういうのは「死人に口なし、死者に追い打ち」
辞めていったヒトだからって、好き放題に言いすぎというモノだよ。


なんたって経産省保安院。なすりつけたい罪や失態はいくらでもある。


おそらく実情は、
たいしたことのない総理が
もっとたいしたことの無いノンビリ東電やノンビリ官僚たちを目の前に
パニクったと。
・しどもろどろで
・すぐばつが悪そうにあっち向いてしまうし
・口を開けばロクなこと言わないし(見当外れ、平和ぼけ)
「うっわ、つっかえねーこいつら、まるで場にそぐわねー」そりゃパニクるわ。元々ストレスため込む神経質総理なればなおさらに。


だって、おれだって怒鳴ったもん。ため息ついたもん。
テレビでなんか言ってる東電社長や保安院達に向かって。
「海水は入れたくないなあ、廃炉になるから…」
ああいうノリね…じじいどもが、状況がまるでわかって無くて頭真っ白になってるの。


むしろ、どっかの誰かが大声で怒鳴らなければ、2号機も廃墟になってたよ。
「まだ無事な原発に、今すぐ側壁に穴を開けろ!バズーカ使っても何でもいい!」
2号機だけは、『なぜか側壁パネルが開いてた』ことになっている。


http://diamond.jp/articles/-/11628

 冒頭の「全員撤退」という話が飛び込んできたのは、そのときである。政府側はあわてた。


 政府側が現地に連絡すると、吉田所長らが懸命に注水作業をしているところだった。そして、「水が入った」と言っているのに東電はいっこうに発表しない。


「とにかく、本店と現地に温度差があった。そもそも予備電源が切れたときの想定がなくて驚愕した。最初から自衛隊でも警察でも使えと言っていたのに、本店はあまりにも悠長だった」と、政府関係者は言う。


 プラントメーカーの東芝首脳も唇をかむ。


「最も原発を知っている技術者たち専門家集団は地震直後からスタンバイしていた。東電の本店の廊下にもいた。しかし部屋に入れてもらえなかった。東電とメーカー、官邸が仲間になれたのは地震発生の3日後だった。もっと早く手を打てたはずだ」


 それに対して、東電の武藤栄副社長は「全員撤退については言っていない。プラントや通信の状況が悪いなかで、ともかく人身の安全が重要だという判断で、プラントの保守や保安に必要な人間だけを現場に残し、それ以外の人を一時的に避難させた」と言う。初動についても「状況を見ながら適切に判断してきた。最大限の努力はした」と話す。
福島第1原発3号機では3月18日に自衛隊が放水を行った。使用済み核燃料プールの水位が下がり、放射性物質の拡散が心配されたからだが、現場判断が奏功したようだ


 いずれにせよ、当初は東電内で事をすませようとしたことは間違いないようだ。

あの東電の小者じじいどもが
最初は東電のウチウチだけで事を進めていたのだ…事態が好転するはずがない。
実際、本店へ支援物資要請などしても、なかなか届かないとか、原発現地側からの苦情もいくつか報道されている。