いまやオープン系でいろいろ組み合わせるのは当たり前。WEB系として外の回線を経てつながってクラウドして当たり前。
ホスト系だのメインフレームだのは、ましてスパコンなんて、ごく一部のニッチな用途でしか使われていない。
発送電も同じです。
いつまでも旧世紀の中央集中発電、送電線で一気に送電、なんてやってるばあいじゃない。
オープン系やWEB系を参考にせよ。
・僻地のあちこちに、巨大な発電所を作るやり方をやめていく
火力水力は難しいけど(原子力は論外)
太陽光利用や、風力、地熱などは、もっと自治体ごとに分散できる。これはオープン系や並列処理に近い。全国各地にインターネット回線のルーターがあるようなもの。
太陽光、風力、地熱などを組み合わせ、晴れた日は太陽光、風のある日は風力、などと相互補完。
足りなくなった地域には他地域が融通。
余剰電力は可能な限り、蓄電。
いわばスマートグリッド。
日本では、欧州のオランダなど偏西風という一定の風が止まらず吹くような、ああいう風車はダメ。
暴風雨や包囲の一定しない風を考えたら、たしょう効率が劣っても、シロッコファンやターボファンなどの小型風車を、連結して碁盤状に組む方がいい。
どうせ頻繁にトラブルが出るので、故障したヤツだけ停止してメンテナンスする。
オランダ式では、故障したら全部止まっちゃう。廃止すると何千万円もパー。
そうやって次世代型の発送蓄電システムが普及し増えてくれば、日本の山間部から送電線が減っていく日も来るかもしれない。
昔は水道だって村落単位で細々とやっていた。
たまたまではあるが、そういう形態に戻っていくのだろう。
万一が、あってしまったらもう東京・大阪・名古屋など主要都市周辺地方が、「住居、職、飲食」が一瞬で終わってしまう
そうなりかけたが寸止めだった311震災とフクシマ原発事故が、すべて教えてくれた。
震源が原発立地地帯だったら、こんどこそ近隣の主要都市は消えて無くなる。
住めなくなり、水も食料品も全部パーになり、みんなで大慌てしてよその地方へ逃げるハメになる。フクシマ警戒区域カワイソウが、東京(大阪京都?)カワイソウになりかねない。
万一があるようなものは、やめなきゃだめだ。
スペースシャトルもそれを改善するめどが立たないのでやめてしまった。
ジャンボジェットはどうにか改良できて、いまは安全になった。
でも原発は明らかに、技術的に、スペースシャトルに等しい。改善しようにもめどすら立たない。そして核のゴミの処理法がついに開発できなかった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/スマートグリッド
デジタル機器による通信能力や演算能力を活用して電力需給を自律的に調整する機能を持たせることにより、省エネとコスト削減及び信頼性と透明性の向上を目指した新しい電力網である。
多数の構想や計画が含まれており単純に集約することは容易ではない。また具体的なアイデアも2009年現在は計画段階にあるものが多い
インフォリチウム電池もいちおうこれの一部だね。
・情報を表示すること
・蓄電すること
・最適な充電をマイクロコンピュータが計算して、適宜に調整すること
基本はコンピュータ化して効率を上げようとか蓄電しようとか言うことだけど
べつに人間同士で融通し合ったり、手を組んだりしても該当する。
バカの一つ覚えで火力だの原発だの言ってないで
様々な発電手段を、発明し、実装し、複数の発電機を組み込み、異種の発電機をも組み合わせて冗長化する…
止まりにくい安定型の複合式小型発電所である。
でも自治体に一つ程度では数メガワット程度が限度になるから(原発1基で50〜150メガぐらい、1発電所で3基ぐらいあり、これが関東など地方単位で使われる…関東向けは福島第一6基、第二4基、東海1基、柏崎7基の4サイト)、
自治体同士、県どうしで、融通し合うことになる。
日経
JR東日本、エコで成長レール快走狙う CO2ゼロ駅も
駅で使用する電力を自然エネルギーで賄う「エコステ」モデル駅の整備加速と、鉄道電力システムに「スマートグリッド(次世代送電網)技術」の適用を目指す計画を発表。
電車はまさに電気、電力網…スマートグリッド向き。EVもそう(蓄電設備の点と、内蔵コンピュータの点で)。
いままでの日本はガブガブ湯水のように電気を使うのが美徳とされてきたから
これが反転して節電や非電化に向かうのは、ものすごい効果を生みやすい。
たとえば史上初の排気ガス規制みたいなモンだ。超デブが激やせダイエット成功するに等しい(NGワード オタキング)。
手洗い手絞りの洗濯でも独身ならそんな不都合はないし、たまにならコインランドリーで大柄ものだけ洗う。
炊飯はガスで鍋の方が、数時間で冷めてしまうが、いわゆる「翌朝のいやなニオイ=雑菌繁殖と変性」はしないし、ふかせばすぐ炊きたてに戻る。
翌朝カレーにしても、テフロンフライパンでご飯とカレーといっしょに暖めると、ちょっとドライカレーっぽくなって美味。
パンも、ガスで網で焼く。あるいは味噌汁鍋に土鍋のふたを入れて蒸し器にすると、焼きたてパンに戻る。
冷蔵庫…冷凍室には常に、蓄冷材を入れておく。
買い物でいっぱい詰め込むときに、蓄冷材を密着させると、すぐ冷えるので電気代が少し安くなる。
停電時もあんしん。うまくやれば一晩へいちゃら。
パソコンは普段使用はノートで。なにかハイスペック必須の際だけハイエンドデスクトップを引っ張り出す。
照明は基本的につけない。デスクスタンドレベルの間接照明を駆使。
エアコンは…以下
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20110622/1308715116
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120121/1327113489
邦画「木村家の人々」じゃないが、節電もこり出すと趣味になってくるよ…震災後は留守電すら基本的にオフ…電話線電力のみで済ます。
◇
1サイトに複数機能をコンボしたほうがシナジーするという一例
日経
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E0E5E280918DE0E3E2E7E0E2E3E08698E2E2E2E2
東芝、ソニー、キヤノン… 工場多重活用で投資圧縮
洗濯機工場内でTV生産、同一ラインで複数製品
ソニーはテレビやビデオカメラの国内7工場の運営を一体化し、複数品目を柔軟につくり分ける。自動車の混流生産に似た発想を取り入れ、設備投資を抑えつつ需給変動の影響も受けにくくする狙いだ。
東芝は同じ従業員で洗濯機とテレビの両方をつくれるようにする。
キヤノンは昨年、中国広東省のコンパクトデジタルカメラ工場でビデオカメラの生産を始めた。国内の中核拠点である大分キヤノン(大分県国東市)からデジカメとビデオカメラの混流生産ノウハウを移した。
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E0E3E280E68DE0E3E2E7E0E2E3E09793E0E2E2E2
パナソニック、節電対策で夏休み2倍 まず関西の拠点
秋季分を前倒し
夏休みは倍になるが、1年を通じた休業日全体は増やさない。関西、九州など電力不足が深刻な西日本中心に取り組むが、順次全国規模に広げる。定時退社日を2日に増やしたり、在宅勤務を奨励したりする取り組みも併せて実施する。
夏は暑いのだから、休めと。
やっと欧州バカンス先進国に近づけるわけだ、否が応でも。あちらでの日本の評判は「いつ日本人は休むんだ」土日休日年末年始に祝日に夏…
働くときは働きづめで、休むときは徹底して休む…これがあちらでの無理のないスタイル。
柔軟に機敏に動ける体制作りが結局、
国も、企業も、かんたんに救えることにつながる。
原発に固執するような国は原発と心中し、その産業で食うことに固執する人々もまた食い扶持のソースをカンタンに失う…
おなじ発電サイトに、火力、水力、太陽光、風力などをコンボ化することは、自治体レベルで全国分散事業化すればじゅうぶんに現実味を帯びるのではないか。
大動脈は胸にしかない。
毛細血管は全身を網羅して無数にある。