先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

廃炉は政府がやれ

廃炉決定の原発施設一式は、政府に委譲
電力側は負債を背負うことがなくなる。ただ発電ソースを減らすだけだ。
政府はもんじゅなどの行き詰まった事業は廃止し、その予算を廃炉事業に使う。基本的に損傷のない原子炉はただのプラントだから解体はそんな難易度は高くない。
解体事業なのだから産業としてペイできる。立派に公共事業である。ただ民間企業が背負うにはコストが大きすぎるだけだ。


原発を順次手放していった各電力は、最後まで残る原発サイト内に、小型火力風力数基を建設せよ
なるべく高台で、かつ大地震により崩落しない場所。地表でも空中でもケーブル一本のばせば原発へ交流電源を送れるように。


・電力は、送電も手放せ
これにより送電網は東西の分割のみとなり、次世代発電側にとって送電網を利用しやすくなる。


 ◇


東電TV会議映像が公開されたが
じつにどの音声も、保安院だの官邸だのと、立ち止まっている。意思決定が非常にノロノロ
そして非常事態に不慣れな連中は、慌てて、オドオドしてて、頼りない。


3号機爆発の3/14 11:00ごろも、まだ保安院は「どうしよっかー3号機建屋のパネル外して水素逃がすか?」とか検討中!だった。
爆発直後の映像入り報道にて暴露されている。http://www.youtube.com/watch?v=pVp2NnY16g0


日本で原発は無理。
頻発する震災、かならず一定歳月後にくる震災…
そして震災津波原発がまた同じように電源喪失すれば、またあの平和ぼけの電力社員や公務員たちのノロノロ決済で爆発事故が起きると。
わかりきっている。

http://www.asahi.com/national/update/0808/TKY201208070837.html
本店で清水正孝社長の隣に座る高橋明男フェローの次の発言が映像に残っている。
 「要はさ、1号機を3号機に変えただけだってんでしょ。それで水素爆発かどうかわからないけれど、国が保安院が水素爆発と言っているから、もういいんじゃないの、この水素爆発で」


 ◇


ドイツが政府も世間も、合理を重視し、科学技術を理解しようとするのは、インテリジェンスレベルが高いからだ。
日本はごく一部の知的水準は高いが、大半の庶民は乱暴な農漁民である。政官財とやくざは同質化し癒着している。いわばインテリジェンス化をむしろ阻みたがる体質が、ごく一部の少数派が、日本を支配する権限を有している。


おそらく21世紀、日本とドイツは明暗分かれるだろう。もう日本に日の出はない。

http://www.nikkei.com/article/DGXBZO44660510X00C12A8000000/
脱原発のドイツ、日本をどう見る 自由ベルリン大のシュラーズ氏に聞く


 ――ドイツの脱原発はなぜ10年後になったのですか。

 「政治的妥協からだ。倫理委員会は10年内の脱原発を提案した。しかし政府は技術的にはすぐにゼロにできるが、劇的な変化が伴い政治的に受け入れがたいと判断した。石炭や天然ガスを大量に輸入し再生可能エネルギーを急拡大する必要があるからだ。鉄鋼やセメント、自動車、石油化学など重化学工業から強い反対があった。エネルギーコストの増加で競争力低下を心配した」

 ――再生可能エネルギーのコストは化石燃料より安くなるのでしょうか。

 「エネルギーの将来については様々な予測があるが、共通するのは石油や石炭はコストが上がるということだ。インドや中国、ブラジルの需要が増えるからだ。天然ガスは不確定性がある。一方、再生エネルギーのコストは下がる。陸上風力はすでにグリッドパリティ(既存の電力コストと同等)だ。太陽光は過去3年間でコストが40%減った。洋上風力は今は石炭火力の3倍だが、10年でパリティに達する。遅くとも2030年には再生エネルギーはパリティか、それを下回るだろう」

 「コストの議論は単純すぎる。化石資源に依存すればお金は海外に出る。再生可能エネルギーの拡大では国内にとどまる。その違いは大きい」

 ――再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)で電力料金が上がってしまいました。これをドイツの失敗だという見方もあります。

 「FITは何度も修正されてきた。今夏も太陽光発電の買い取り価格を下げ、洋上風力を上げる見直しが行われた。消費者にとってエネルギーコストが上昇し過ぎたからだ。福島事故の以前からドイツの環境省の諮問委員会は太陽光の買い取りを減らすべきと提起していた。FITは発電事業をする企業にも個人にも恩恵があまりに大きいので『投資天国』になっている」

 ――日本でも7月からFITがスタートしました。

 「日本の買い取り価格もとても高い。1、2年はそれでいい。新しい産業を育てる意味があるからだ。日本はドイツより日照が豊かなので、太陽光拡大のチャンスは大きくより大きな貢献があるだろう」




 「福島県には今年3回訪れた。津波放射能の影響を受けた地域では日常生活が全くとまっていることに衝撃を受けた。今回、放射能の専門家といっしょに浪江町などを訪れてわかったのは、生活に適さないほど高線量の地域もあれば、予想外に低い地域もあるということだ。低線量の地域では住民の帰還に向けたスピードを速めることが大切に思える」

 「どの家屋に補償をし除染をするかの決定が地域社会を分断している。補償を受けられるかどうかの境目は毎時3.2マイクロシーベルト以上か、3.1マイクロシーベルト以下かだ。そうした線引きが効率的といえるか疑問だ。放射線の測定値はそれほど正確とは言えない。違う装置で測れば違うこともある。またひとつの家屋を除染して隣の家屋を除染しないとしたら、意味がある除染になるのか。除染の戦略について地域住民ともっと議論する必要があるのではないか」

 「政府と地域住民の間にコミュニケーションギャップがあると感じた。線量を年間1ミリシーベルト以下にすべきだと意見は承知しており除染は大事だと考えるが、除染の限界もある。どのような手法で取り組むのが効率的か、お金を節約できるかなど地域全体で除染について情報交換し知識を共有するのが望ましい」

 「地域社会にとっては除染以外のことも大事だ。雇用やインフラをどうするか、生活を取り戻すための別の側面について目をむける必要もある。そうしたことも除染とリンクしながら議論したらどうか」

 ■取材を終えて
 環境政策の専門家であるミランダさんは高校時代に茨城県の高校に留学、日本の大学で学んだ経験もある。日本を第二の母国のように感じており、福島事故は「本当に悲しい」と語る。
 日本は技術において世界のリーダーを自任するが、「技術に目を向け過ぎ、生活の質や持続可能性についてあまり関心を払っていなかったのではないか」とみる。子どもたちが安全で快適な生活ができる社会はどんな社会なのかをもっと考えるよう諭す。


 2022年の脱原発を決めたドイツ政府の諮問機関(倫理委員会)のメンバーを務めた自由ベルリン大学ミランダ・シュラーズ教授が来日し福島県などを訪れた。エネルギー政策をめぐる日本の議論や福島の状況について尋ねた。
ミランダ・シュラーズ独ベルリン自由大学教授
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 ――エネルギー政策をめぐる日本国内の議論をどうみますか。

 「原子力発電の比率ばかりが焦点となり、討論の本当の枠組みが国民が見えにくいのではないか。原子力にイエスかノーかでなく、私たちがどういう未来を望むか、どんな日本にするのかについて、原発を脇において考えたらどうかと思う。(2030年に原発比率をゼロにする選択肢などを政府が示した)3つのシナリオの利点はどこか。雇用は、教育は、若者たちにとって機会が豊富か、経済競争力は、様々な観点から点検する必要がある。ドイツの倫理委員会は2カ月間の議論で原子力以外のことをたくさん話した」

 「福島第1原発事故後に、日本政府がやらなかったことに私は驚いた。ドイツ政府はまず安全性が低いと考えられた8基をすぐに停止させた。政府が安全配慮を優先しているとのメッセージを国民に対し送った。日本ではなぜそうでなかったのか」

 「市民の安全のためのエネルギー政策を推進する政府とは何か、市民の安全とは何かを私たちは議論した。例えば、気候変動はドイツの人にとって最優先課題のひとつだ。低炭素社会に移行することで(化石燃料原子力の)代替エネルギー産業を育て、次世代の雇用を生み、短期ではなく長期の競争力を高める。エネルギーコストを長期的に減らすことで実現できると考えた」

 「日本は高齢化や地域経済の低迷・過疎化など多くの課題に直面している。福島は悲劇だが、日本を新しい道に導く契機になる。新しいビジョンが要る。3つのシナリオをあまり固定的に考えるのでなく、柔軟に考えることが大切だ。ゴールは原発ゼロに向かって動きつつどこまで代替エネルギー省エネルギーの拡大ができるかをみて人口動態や経済成長などを勘案しながらアコーディオンのように伸び縮みできる戦略を考えたらどうか」


なにげに米国高裁も「使用済み核燃料の将来性が安全ではない」19基の原子炉の運転免許を凍結措置…NRC骨抜き。
日本だけが「まーだやってるよ」
インディアンポイント原発wikiのとおりPWRで出力1000MW=100万KWクラスと標準的、運転開始は1974とフクシマ第一の3〜6号機なみに古い。

http://ens-newswire.com/2012/08/07/u-s-freezes-all-nuclear-power-plant-licensing-decisions/
U.S. Freezes All Nuclear Power Plant Licensing Decisions


http://enenews.com/just-in-u-s-freezes-all-nuclear-reactor-construction-operating-licenses
http://honyaku.yahoo.co.jp/


DC Circuitのために米連邦高裁によって判決に応じて原子力発電所に現場で保存される使用済み核燃料が「危険な、長期の健康と環境危険をもたらす」という決定を認可している少なくとも19台の最終的な原子炉を、連邦核監査機関は今日、凍結しました。
その判決において、上訴裁判所はWaste Confidence Rule、更にはTemporary Storage Ruleに米国原子力規制委員会の2010の最新版を無効として、完全に連邦法に従う権限を指示しました。
応えて、NRCは今日9つの建設を確保しました、そして、操作の許可、8つの許可更新、1つの操作の許可と1つの初期のサイトは許します。
ネバダの現在捨てられたYucca Mountain貯蔵所に取り組む20年を含む永久地質学的容器を据え付けることに関する怠慢の数十年の後、NRCが「地質学的貯蔵所を望むこと以外の長期の計画がない」点に、裁判官は注意しました。
したがって、使いきった燃料が「永久の原則で」原子炉サイトに保存されるかもしれないと、法廷は言いました。
[ ... ]
「法律の下の我々の任務を認めて、法廷の再拘留が適切に述べられるまで、我々はWaste Confidence DecisionまたはTemporary Storage Ruleに依存している許可を出しません」と、NRCは言いました。
NRCの命令は、最終的な許可発行だけに及びます。 「すべてのライセンス・レビューと訴訟は、前進し続けなければなりません」と、機関は言いました。
[ ... ]


シュナイダーマンは今日言いました。「原子力施設の核廃棄物の保管は、長期の健康と環境リスク(使用済み燃料プールからのリークおよび火災の危険性を含む)をもたらします。これにもかかわらず、進行しているインディアンポイント原発http://en.wikipedia.org/wiki/Indian_Point_Energy_Centerの再ライセンスで核廃棄物の長期の、現場での保管の深刻な危険性に対処するために、NRCは私の度重なる要請を拒否しました。」
しかし、私が進行している再ライセンスの先月起こした私の最近の連邦上訴裁判所勝利と関連した争いを考慮して、NRCがコースを最後に変えたように見えます。 今日、生きていて、インディアンポイント原発の近くに働いている1700万人の人々の勝利では、どんな再ライセンス決定でもする前に施設で長期の核廃棄物保管によってもたらされる危険に対処することに、NRCは専念しました。


使用済み核燃料の環境衝撃に関してルール作りを完了するまで、裁判所判決に最終的なライセンス決定を停止させることで答えるよう機関に迫っているアメリカ合衆国を越えて24のグループによって6月18日にファイルされる1つを含むこの問題に関して、NRCも「一連の嘆願書」を受けました。


まだ日本においては、『つらい現実』が見えるには早すぎるだけ。汚染された土地のこと、被曝病やその遺伝のこと…

3・11大震災 シリーズ 除染の島へ 故郷を追われた27年


55分枠 放送時間 : 日テレ 8月12日(日)24:50〜
再放送 : 8月19日(日) 11:00〜  BS日テレ
8月19日(日) 18:00〜  CS「日テレNEWS24


ナレーター : 二又一成
制作 : 広島テレビ


かつて、南太平洋の楽園マーシャル諸島で繰り返された核実験。ロンゲラップ環礁では多くの島民が被曝し、故郷を捨てた。40年間その現状を撮り続けてきた島田興生氏が6月、島に向かった。ようやく除染が終わり、帰島が叶いつつあるのだ。だが、帰島を心待ちにする人がいる一方で、戻らないと決めた人が数多くいた…。広島にも、故郷・福島を複雑な思いで見つめる人がいる。去年、浪江町から避難した高田秀光さん(60)。慣れない土地での生活、将来への不安…ストレスを抱えたまま1年が過ぎた。放射能に翻弄される福島とロンゲラップ。これまでの難局を島民はどう乗り越えてきたのか、島田氏は、福島の人に伝えたいと考えている。マーシャルの経験を未来の福島に活かすことはできるのか。
http://www.ntv.co.jp/document/
http://www.ntv.co.jp/document/back/201208.html

… 無題 Name 名無し

google検索:ビキニ 実験

http://www.morizumi-pj.com/bikini/bikini.html
 アトナール・ボアスさん(37)の母親はロンゲラップで直接被曝、彼女もロンゲラップで生まれ体内被曝をした。流産を3回経験している。 しかし、毎年検診に来るDOE(アメリカエネルギー省)の医師には絶対話さない。 「被曝当時から、私たちに何も治療してくれませんでした。やけどのひどい人にも海水をかけて洗いなさいと言うだけで何も薬をくれませんでした。 具合が悪いと訴えても毎回、血を採られ、髪の毛を採るだけでした」 「アメリカは責任を認め私たちにきれいなロンゲラップを返して欲しい。すべての被曝者に十分な保証をして欲しい」という。 94年子ども達の健康調査をした日本の医師は子ども達に貧血、B型肝炎、ずいまくりゅう、体内にガンのある疑いのある子どもが異常に増えている事がわかった。

 ロンゲラップ島には実験の1週間前に米軍がやってきて「お前たちの命は親指の先しかない」とアンジャインさんの目の前に自分の指を立ててみせたという。 「みんなモルモットにされたんです」とくやしそうにアンジャインさんは言う。


… 無題 Name 名無し

5月末、浪江町津島〜飯舘村南相馬市小高と巡回した帰り、帰宅後数日、吐き気がして、だるくなり、衰弱し、どうにも手のつけようがなかった。N95マスクは隙間があいてたが放置していたのがまずかった。線量計だけではわからないことがあるという恐怖を実感した。建前ではもう「空気中を漂う放射性物質はない」ことになってるがとんでもない。広域を移動すれば確実に吸い込んでいた。7月に飯舘村を巡回したときはN95マスクの密閉性を徹底したが、帰宅後なんの体調不良も起きず。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120601
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120715


… 無題 Name 名無し

http://www.morizumi-pj.com/bikini/03/bikini3.html
「西の空に大きな太陽のような、真っ白や赤や黄色や青やいろいろな色の光りが見えたの。ゴロゴロと大きな雷が鳴った。それからしばらくして爆風が島を襲ったわ。ヤシの木が倒れ、家が吹き飛ばされた。とても怖くて泣き出してしまった。昼過ぎには白い砂や細かい塵が降ってきて、島中に積もった。私たちはそれが放射能を含んだ死の灰だなんて知らなかったから、体にふりかけたり舐めたりした。やがて、ひりひりして皮膚がやけどのように水ぶくれになった。『『島中の人が吐き気、頭痛、気分が悪くなって動けなくなり』』、大騒ぎになったの」と当時のことを静かに話し始めた。アメリカの船が来て、クワジェレン環礁のクワジェレン基地に連れて行かれ衣類を脱がされシャワーを浴びせられ、血液検査などをしてくれたが、治療はしてくれなかったという。


大自然を相手に戦うときは、
・選択を間違うと簡単に命を落とす
登山、ヨットのレースや太平洋横断…
原子力発電も、やはり核分裂はかなり巨大な自然現象だから、これが適用される。
問題は、スポーツでの落命はせいぜい数名だが、
原発は、ひとりが間違えると国家の半分とか全部が死滅するか、よくてフクシマのように広域永年甚大被害を受けると言うこと。

こう考えてはどうか
太陽を地球に1km近づけるほどに電気代が安くなる
しかし万一、万一ではあるが
太陽を近づけすぎてしまっても急ブレーキはできないので
人類滅亡の危機が訪れるが


電気代は安くなるからいいのかどうかと言う選択の自由だよ