先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

青梅市の釜の淵公園付近、クマ出没〜駆除まで

前日に二俣尾(とはいえ和田駅近く)の奥多摩釜めしで連夜の食害が続き、付近200m先の茂みで射殺されたばかり。
(JR青梅線で西進=青梅〜宮ノ平日向和田石神前〜二俣尾)
(釜の淵公園〜奥多摩釜めし(二俣尾一丁目)間、多摩川にそっている国道411で4kmぐらい)


猟友会いわく「二俣尾のはでっけえオス、釜の淵のはそれよかちっせえから妻か子供だろ」とのこと。
まだ子熊あるいは雌熊が残っている可能性はある。
連れてきた猟犬はすべてプロットハウンド。


以下の過去エントリーにまとめたが、改めて投稿。
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20121021/1350811869


青梅市の防災メールより

【熊の出没について】
2016/10/21
熊の出没について、お知らせいたします。
本日未明、二俣尾1丁目付近で熊が人家に侵入する被害が発生いたしました。
周辺にお住いの方は、十分ご注意願います。


2016/10/22
熊の捕獲について、お知らせいたします。
昨日、二俣尾1丁目付近で目撃された熊を本日、8時ころ、捕獲しました。


熊の出没について、お知らせいたします。
本日11時頃、大柳町釜の淵水泳場付近で熊が目撃されました。
周辺にお住いの方は、十分ご注意願います。
問合せ:農林課農政係0428-22-1111内線2346


2016/10/23 9:32ごろ着信
【クマの捕獲について】
熊の捕獲について、お知らせいたします。
昨日、大柳町釜の淵水泳場付近で目撃された熊を本日、7時30分ころ、捕獲しました。

問合せ:農林課農政係0428-22-1111内線2346

The 2nd
えっ
デマじゃなかったの…
プール脇の河川敷の草むらにカモシカ級大型獣の気配を少し感じたんですが…ネてた?

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20161022/3768051.html
かんぽの宿青梅」で多摩川の河川敷にクマがいるのを従業員や宿泊客が見つけ
体長1メートル
川を横切って対岸の茂みの中に入り


The 2nd
正直、会いたいモフ…
でも明日にはもういなそうだな…モフ



The 2nd
すげえ

会いたい
https://twitter.com/ka2nd/status/789775006716694528
青梅市内では今月中旬以降、クマの目撃情報が相次
かんぽの宿3キロ離れた飲食店では連日のように厨房が荒らされ、防犯カメラのスマートフォンには、夜間、クマが店の外にあった冷凍庫をひっくり返して食材をあさっている様子が


The 2nd
以下のサイトを見ればわかるが
明星大キャンパスがある山脈沿いは、奥多摩・御嶽クマの周回路で、オザムに近い長渕の民家が目撃している
http://sukeroku.blog55.fc2.com/blog-category-41.html


The 2nd
クマに荒らされた店、十円まんじゅうの先の奥多摩釜めしと判明
https://www.youtube.com/watch?v=hwcDEFiitl0

防災無線は注意呼びかけてたけど
むしろみんな心配できてたり普通に散歩したり遊んだり…無駄


The 2nd
目撃者が現地でインタビュー応じてるの見ると
赤いライオンズマンション、白滝の河口あたりの、釜の淵公園側の岸辺でレジャーしていたら、クマが対岸を歩いてったらしいな



youtube映像によるリポート

本文も転載する。

2016/10/22 に公開
昨日、第一発見者がかんぽの宿、釜の淵公園の岸辺で目撃、対岸=大柳駐車場側を上流側へ歩いていったとNHKニュースで応答。
http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20161022/3768051.html

私=投稿者も第一発見者の119通報後2時間後に、現地を歩き、プール脇の遊歩道からすぐそこの大きな茂みに(要は動画撮影してる場所のすぐそこの茂み)、中型〜大型獣の「気配」を感じた。ふだんから山奥の林道を歩いたりバイクで通るので獣の気配、歩いたときのガサガサ音(重くて大きいほど物騒な音)、を知っている。

だが青梅警察署に通報するも「第二通報がないので静観します」のみの返答。

気になったので翌朝6時に散歩し、釜の淵プール脇を歩いていると

くるみの木へパンダのようによじ登ってむしゃむしゃ食ってまた降りてるツキノワグマを目撃。2回あって、2回目は通りすがりの釣り人も目撃しスマホで撮影。

やっぱり…川を歩いて渡ったんだな、水深が人でも膝ぐらいまでしか無いから、ダイバーが泳ごうにも腹がこすれる場所もあるぐらい浅い。今は小河内ダムが絞っていて渇水してるし。

細いクルミの木へ登れるので、小さいクマなのはわかった。大きな成獣は重すぎて木が折れてしまう。木の一番上まで登ると月の輪=白い一文字が目視できた。イノシシやカモシカはクマと見間違うが木には登らない。

6時30分頃から目撃し、40分には通報。
青梅署は猟友会を手配したが、110番〜青梅署でうまく情報が伝わってなくて、猟友会は対岸つまり自分がいる場所へ来てしまったので、案内した。追い込み作戦も協議し、色々と提案。

結果的にその「挟み撃ち」が功を奏し、ターゲットを把握できて、2発で仕留めた。

まだ幼いのでせいぜい1〜2歳超えたぐらいでは。狸の二倍程度。
川に生息しても問題ないなら共生したいが、クマのサイズと習性は…

よく頑張って生きた。

熊カレーになってしまうとは思うが…

ケータイ履歴をみると
110番は6:30
来るの遅いので青梅警察署へ直接発信が6:40
つまり最初のクマ目撃は6:20ごろだね。
しばらく様子見してたら通りすがりの釣り人と出会って、いるよって話してたらまたクルミの木に登ってきてスーパーマリオの土管フラワーみたいにくまさん登場したので、釣り人がスマホでパシャリ、自分は通報。上半身見えたら白い月の輪が見えたんでね、間違いじゃないやってことで。


NBシューズは25cm

毛は結構、成獣の大きなオスで言われるほどゴワゴワしてなくて、大型秋田犬ぐらいのコシ。
肉球も大型犬なみのしっかりとしたプニプニ感。


グーグルで調べると、メスの成獣はせいぜいこれぐらいらしい。重さも人間の子供ぐらい。
子熊は2歳未満ぐらいまでだというから、この成獣は3歳以上か。
つまりこっちは「嫁」
(FNNニュースでメス確定)
http://sukeroku.blog55.fc2.com/blog-category-41.html
>射殺されたのは、体長およそ1m30cmのメスのツキノワグマ


以下は、昨日朝に射殺された「夫」らしいオスなんだけど
明らかに一回りでっかいよね。毛もゴワゴワしてる剛毛で、表情もヤクザ。




青梅警察署からは2名、生活安全課の私服が来たけど
少々の市民誘導をする程度で「なんもしない」「みてるだけ」「無愛想、近寄るなこのやろう的なバリアはってる」
まあ業者を入れた現場なんてどこでもそうだけど。世田谷でラジウム見つかった現場でもそうだったし。


それと今回は青梅警察署の初動対応にもミス、油断があって


昨日、「釜の淵プール側の河川敷の大きなしげみに、大型動物の気配がする」、と青梅署に電話したんだけど
「119番通報以降の目撃がないので人は出せない、すでに猟友会が現地を巡回したし」
と一蹴されてしまった。


あの時、犬を連れ銃砲を装備した猟友会を派遣していれば、今朝まではかからなかったかもしれない。
その茂みの200m先の釜の淵の「崖」のとこは、当時も人がいて魚とりをしてた。心配だから通報したのに。


その茂みからまっすぐ川を渡った対岸のくるみの木に、よじのぼって姿を見せたのが今朝。


他にも対応の問題があった。
産経新聞

>22日午前11時ごろ、同市大柳町の釜の淵水泳場付近で熊の目撃情報が青梅署にあり、市職員や猟友会員らが足跡を確認。犬による追い払いを行った。

「追っ払ったって駄目」なんだよここらへんは…
おいしいクルミの木がいっぱいあるんだし(自分も含め、拾う人大勢います、下流側の羽村市福生市でも見かける)、隠れる茂みもそこら中に有る。平野部の川と違い川岸が崖なのでクマも安心しやすい。


結局、報道で猟師も言ってたけど「住宅地へ、多摩川へ、降りてきた経験はない」


だから、「里山近くでの対処法」しか知らないんだよ…
多摩川に来たクマを追っ払っても、崖だから山に戻れないし、おいしいものが民家にも川岸にもいっぱいあるし、隠れ家の茂みもいっぱいあるし…
いわば迷子。そして現地は食と隠れ家に恵まれたパラダイス。


youtubeのコメント欄に投稿したのを引用しときます。

クマの駆除については、本文で説明したのを補足しますと


犬猫やせいぜい狸と鹿ぐらいなら、ほっときゃいい。ハクビシンもリスもイタチも穴熊もね。
クマだって飼えるものなら飼ってやりたい。


私は頻繁に人が近寄らないような林道や木こり道や道なき斜面で山をぶらつきますから
動物のことは肌で分かるんです、林業ほどにはね。クマ以外全部と会いましたし。イノシシはむこうがびびって逃げました、猟師と勘違いして。


本映像を採用した報ステSUNDAYが言及していたように「住宅街に現れた熊が怖い、脅威」


「私は野生動物に慣れっこなんで怖くない」と、リポーターに応答したけど、そこはカットされましたw
しつこく食い下がってきたんですが、「自分はマイノリティなので怖くないんです、すいません」と謝った。ツイートでも会いたい会いたいと前日に羨ましがってますし。


里へ降りてきたクマは、人が貯蔵する餌やゴミの味を覚えており、いわば手負いです。二度と山に戻りません。なんせ人が保管してる食料は楽ですから。人が楽だからクマはもっと楽です、山で探すより。しかも美味しくて元気が出る。だんだん茂みと保管庫を行き来するだけのヒキオタニートになっていきます…
山までの道を覚えてるとも限りませんし、定住というのがありません、とくにおいしい縄張りをベテランに追い出される若い個体は。だから人の食料近くに定住しようとする。奥多摩釜めし様はそういうことでした。


たとえは何だが、海外では現地の人に、モノやお金を上げてはいけませんと添乗員に厳命されるのと、機序は同じです。どういう地域というのはここでは指定しませんがね。


山奥から遠い住宅地まで降りてきた個体は、処分しか手立てがないのですよ。また人里を見たら降りてくる。人に近寄ってねだったり奪うかもしれない。


クマはヒトぐらいアタマが良いので民家の食料の在り処やニオイを学習したし、手先も人ぐらいに器用でカンヌキなんか開けちゃいますよ。そしてモトクロスぐらいに高速で移動します、草木で凸凹な斜面でもね。


そんなにかわいそうなら、ご自慢のミニバンに彼らを載せてあげて、山奥の林道の終点あたりで離しててあげてください。丹沢山系などでは自治体がたまにやっていることです、車に体当りされてボディがボッコボコ。
それでも中年クマに縄張りを追い出されるような若い個体はまた別の人里へ降りるかもしれませんよ。離した人が責任を問われます。じっさい、大阪府で捕縛されたクマをどこで放すかについて京都府と揉めて頓挫した事案、報道されましたが覚えてます?このままじゃ殺処分だと週刊誌も騒ぎ立てたけどそのまんま続報なし…たぶん、そういうことなんでしょうね…


扱いきれるから、犬猫はペットで、鹿やカモシカは放置なんです。鹿猪は食害の履歴や頭数増によっては計画射殺しますがクマのような脅威対象ではない。


ツキノワグマは動物園もクマ牧場も満杯。生きていても需要がなく、しかし熊カレーぐらいなら、毛皮なら…すっかり産業動物です。牛豚鶏の屠殺設備の現場には必ず慰霊碑がたってますねー。


永山グラウンド付近にはカモシカが定住してますが、誰も通報しないし、付近住民の顔見知りです。わたしも3mまで接近したことが有る。


「山のことをわかってから、理論武装をした上で発言してください」


でないと、間違ったかばわれ方をされたクマがむしろ不幸になります。住宅地で大勢が負傷するかもしれない。犬猫は大勢を負傷させませんし鎮圧が容易です、松戸署もたった13発で紀州犬を射殺できましたしw


・たまたま、ほぼ同日にシェパード(警察犬になる前に譲渡されたとか)が個人宅の檻から逃走し、押さえ込んだ人の指を食いちぎり、腕の肉をえぐったと報道がありました。でも犬だし個人所有から殺処分はされないことでしょう、民事賠償請求額はべらぼうになりそうですがね、つまり責任者=オーナーが存在します。


・野生の熊は、パンダみたいに愛嬌たっぷりにクルミを食べ、人への敵意もなく一切危害も加えておらず、しずかに多摩川のヤブで定住しようとしていたのに、銃殺です。犬猫狸鹿なら放置されるのに(ペットは保健所送りもありますが…銃殺はない)


これは種、所属、の違いですからどうにもなりません。


や9THEも同じ人間でかわいそうだから同じ住宅地に住んでいても放置してあげよう、というふうに社会はなっていますか?
なぜガザは頻繁に砲撃され、イスラムテロは絶えないのか。


ツイートより。

The 2nd
‏悲報:青梅でクマ出没が増えたのは「中高年の登山のせい」


http://news.goo.ne.jp/article/forbesjapan/life/forbesjapan-13956.html
登山者が増えた 定年高齢者が山奥までハイキング
若いクマでさえ入らない。一番強い巨大なクマの縄張りだから。


人間を恐れるクマが追い出されるように山奥から出てきた


The 2nd
ただし、土地により個体により状況により、「違う原因」が有ることに注意

The 2nd
@maria99688 ケースバイケースなので、逆もあるんですよ
里山を使わなくなり、農林業の人たちとクマが接しなくなった
里山が商売の人たちは必死でクマを追っ払うし仕掛けもするし狩りもする
山ガールは敵対しません


登山客ばかり多いのでクマが人馴れする側面が


‏@maria99688 つまりこれは登山客が減ったからと言って無くなる問題ではない
林業が大規模に復活でもしない限りクマは降りてくる年は降りてくる


二俣尾一丁目の奥多摩釜めしで、話を聞いてきた。店主?のおばちゃんが人と話していることの又聞きだけど。
・夜、外の食料を荒らされるようになった
・夜、店を閉める作業中に、クマが窓を割って顔を突っ込んできた
・「こら!うちはもうなんもないよ!」と怒鳴りつけると、驚いたかしゅんとなったか、逃げていった
・昔、知人にバケツを叩けば逃げると言われてて、怖くはなかった
・その晩だか朝に猟友会が着て始末した
NHKも民放も全部来て、息子が対応で大変で可愛そう


近くの和田駅前の読売新聞店でも聞いてみた。こちらは別に山の動物とかに詳しくはないので、適当な返答も混じってるかもしれない。
・二俣尾方面の配達員は、たまにクマを見かけたと言っていた
・今回、駆除されただけでは、済まないだろう、もっといるでしょ、あっちこっちに


当ブログ筆者がこれまで各地のクマ出没傾向を見てきた限りでは、


青梅市内で「定住、生息」してるのは、御岳山や成木・高水山のほうだけなんで、
二俣尾をふくめ青梅丘陵ハイキングコース周辺は基本的に、すみかを持つ中型獣はまずいない。せいぜい鹿が遠征してくるぐらいで、ごく少数のカモシカが住んでる程度で「通り道」でしかない。猿と猪はほぼいない。


つまり現状では、若いクマ夫婦が奥地のベテランクマに縄張りを追い出されて都市方面へ押し出されてきて、二俣尾の多摩川の方に迷い込んだと見ている。
だとすると、今後また熊の出没が付近で相次ぐ確率は少ないと思われる。


実際、タヌキやハクビシン福生市どころか昭島市や、調布、府中まで線路沿いや川沿いなどで遠征してしまうことが有る。ハクビシンは電線を伝えるので渋谷にもいる。http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201610/CK2016100202000110.html
クマは基本的には夜間のハイキングコースを使って遠出してしまうパターンが多く、多摩川沿いにやってきた、山から降りてきた、ことはほぼ初めて。レア。


栃木県、日光や黒磯など行けばわかるが、山を通る県道など夕暮れ以降に通ると大変だ。道を20頭のカモシカや鹿の群れに阻まれたりするサファリパーク状態。車に慣れておりあまり恐れない。バイクはまさに命がけ(やったし…すんませーん鹿さんおつかれっす、ちょっとそこ通っていいすか…あー、どうもーご丁寧に)。
福島県国道4号より西は、同じぐらいクマは多く定住して繁殖しており(新潟と繋がってるため)、毎日同じ地点に同じ個体が出没する。


そういうクマ畑みたいな地域の住民でもないと、正確なクマの動向は知りようがない。
青梅の里や街の人間は基本的に、クマを全く知らない。知識があるのは猟友会と青梅市農林課ぐらい。

NHK
青梅市秘書広報課の星野由援課長は「ここまで市街地にクマが下りてくることはなかったので驚いている。ハイキングに行く人もこれから増えるので、気をつけてほしい」と話し


奥多摩釜飯屋の近くの踏切から林道で山奥まで行けるので(青梅丘陵〜高水山など)
あのへんは、山のクマが市街地へ流入しやすい。隔年で目撃者が出るスポット。


おそらく夫婦とか兄妹で踏切付近まで降りてきて、オスが釜飯屋に押し入り、メスは川沿いで釜の淵まで降りたのだろう。


以前のエントリー
奥多摩釜めしのすぐ近くの踏切のあたりでクマ目撃、猟友会出動の顛末。
2012秋
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20120902/1346582261



(2016/11/10 10時更新)
本件(釜の淵のクマ出没)の射殺沙汰以降、


2016/11/11金曜日 0時現在までに、青梅市内にクマの目撃通報


【4件
(11/9朝8時 二俣尾)(/10午後 成木=射殺)(/12夕方 青梅丘陵ハイキングコース矢倉台、足跡のみ)(/17朝 黒沢 足跡のみ)】

【熊の出没情報】
 熊の出没について、お知らせいたします。
 本日、午後4時30分頃に、御岳本町370番地付近の多摩川河川敷において、
 親子の熊3頭の目撃情報がありました。
 現在、警察と猟友会が確認中です。
 周辺にお住まいの方は、十分ご注意願います。


問合せ:農林課農政係 0428-22-1111内線2346


370番地って…ボルダリング練習集団のとこや「いもうとや(日本酒の澤乃井が経営)」、対岸は遊歩道で大勢賑わってるところ…
カヤック練習の盛り場で、国体開催地。
けっこうやばい立地。要は御嶽駅の前の橋と、人道橋「御岳小橋」んとこ。
https://twitter.com/Tama_WaterLevel


今年はよほど餌が少ないし、頭数が増えすぎている。
寒くなってきて餌が乏しくなり、不利な縄張りから里へ降りてきたようだ。
御嶽だから、うまく山へ逃げてくれればいいが…和田駅より東へ来られたらもうアウトだ。


これはもう、くま発見おじさん出動かな…でもおじさんが発見すると射殺だからなるべく山へ帰ってほしい。
おじさんは目ヂカラだけで丹沢の巨大なイノシシを逃走させたツワモノ。単に猟友会ビビリだったんだろうけど。


さっそく、農林課、青梅警察署、で事情を聞いた。
警察によると「目撃が通報者の一件のみで、「実はイノシシだった」という話も飛び交い、次の目撃もなく、捜索は打ち切った。明日以降の捜索もない」
半信半疑でいるようなニュアンスだった。


実際、農林課が常々言うには「素人に、カモシカ、イノシシ、クマ、まず見分けはつきませんよ」
じっさい、日なたに出てこないとカモシカもクマも真っ黒で区別はつかない。クマもイノシシも短足


ただ、前回の釜の淵では、当ブログ筆者も、青梅猟友会ですら「うっそだんべw」と笑ってたんで
イタズラ通報かどうかは、微妙…警戒は怠れない。


クマは、立ち上がり、昇り降りし、かみつく、ひっかく、抱きつくが
イノシシは体当りし、かみつき、牙を刺す。立ち上がらないので攻撃されると足腰をやられる。


2016/11/09 9時追記
やはりクマだった。二転三転は前回の釜の淵と同じ。

【熊の目撃情報】9:08着信


 熊の目撃について、お知らせします。
 本日、午前8時頃、二俣尾4丁目付近で熊が目撃されました。
 周辺にお住まいの方は、ご注意ください。


【熊の目撃情報】17:38着信


 熊の情報について、お知らせします。
 本日、午前8時ごろ二俣尾4丁目多摩川付近で、熊が目撃されております。
 周辺にお住まいの方は、引き続き、ご注意ください。


問合せ:農林課農政係0428-22-1111内線2346

猪は別件だったんだよおそらく。和田の方だと言ってたので移動にしては速すぎる。


御嶽駅のクマが徹夜で歩いたり食べたりして、隣の二俣尾駅付近へ移動してきた。自治会館付近の川沿いの竹やぶ。
今回は市の方も「追い払い」で対応中(農林課)


…ということだったが、二俣尾の現地は猟友会の姿はなく、警察、消防、到着したばかりの人が多い。

The 2nd
現地取材してきた
朝8時、住民が二俣尾4丁目の神明神社で熊を見たと通報し警官らに同行=信憑性あり

ただし素人は現物見た経験がなく動物の種類を間違えることが多い(農林課)

昨日の御嶽で目撃通報のクマは途中で猪かもと情報が変わってた


The 2nd
当方も、きょうは突風で竹林がよく揺れ、音がするので、多摩川沿いの絶壁の竹林ににクマかもと110通報、警官に目視させ竹の音であると同定してもらった

その後、付近の奥多摩橋で監視していると「ホンドギツネ」を目撃、朝の通報はこれかも


The 2nd
きょうの現地取材、見回りによって
「関東で見られる主な動物は全部見た」スタンプラリー?達成

くま、猪、猿、鹿、かもしか、キツネ、狸、穴熊ハクビシン、アライグマ(鎌倉)、野うさぎ、リス、イタチ科

全部首都圏で見た


The 2nd
面倒なことになってきた

今日は一切目撃なし=夜間にまた5km前後移動する

また釜の淵まで届く

母グマ1,子グマ2なので母は必死だし獰猛

昨夕〜今朝までの目撃順:御岳小橋>対岸の遊歩道>沢井>柚木>二俣尾の神社


The 2nd
きょうは自分も午前と夕方2時間づつ見張りと巡回やった

農林課と警官も数名で、パトロール、見張りをやってた
川岸は猟友会が見張り

自分は上流の軍畑〜御岳小橋まで遊歩道パトロールしたが気配がしない=いない
つまりすでに下流へ逃げてる…


The 2nd
クマは下流側へ逃げちゃだめなんだよ…住宅地が増え、都市になってきて

どうせ山に帰れなくなる=射殺しかなくなるから

人里のご飯、川岸の木の実の味を覚えたら二度と帰らんし定住しようとする


The 2nd
なので自分は明日以降、パトロールは和田〜宮ノ平青梅駅の一帯に絞ることにする

奥多摩橋=二俣尾付近でクマ親子がとどまるのはもはや難しいだろうから…人間の見張りが多すぎて
夜に人里で餌を漁れば見つかるし…音や食害や足跡で
子熊は鳴くし


2016/11/10分

The 2nd
昨日は現地付近を広範囲でパトロールしていたが、猛獣が3回出てきた

川岸のキツネ全長1m超、
いもうとや付近の猛猫、
二俣尾4丁目路地の猛猫、

http://mainichi.jp/articles/20161110/k00/00m/040/133000c
クマ目撃情報:西多摩各地で相次ぐ 注意呼び掛け - 毎日新聞
青梅市によると、昨年度の目撃情報数2件に対し、今年度は既に6件と上回っている。市はホームページなどで情報提供。本格的な紅葉シーズンを迎え入山客が増えるため、注意を呼び掛けている。


The 2nd
ちなみにクマ出没の防災無線を聞いたおじいさんが

軍畑〜マス釣り場の遊歩道(実際クマ親子が歩いてたとこ)を歩く際に「棍棒」を携帯していた

別に昭和の渋谷路地裏が似合いそうな鉄パイプでもいいかも…殴るだけでなく牙むけの防御にも使える


The 2nd
格闘技あるいは喧嘩ひいては戦場ってさ…スキルと度胸と鍛え方と、あとはアドリブ=運だからね…

素手でもやりすごせたり
防具武器完備でも負傷したりと


The 2nd
昨日朝8時のクマ3目撃通報より現時点10時までに、

クマの目撃はゼロ(青梅市農林課)

警官、猟友会、農林課が現地駐在でパトロールを続けての話


The 2nd
なぜ長引いてるかというと
「通報者が現場を立ち去ったから」

前回の釜の淵での通報は自分だが、決して立ち去らず携帯で通報しクマの移動をずっと見張っていたのですぐ駆除できた

素人にできることは限界があるが
素人ゆえの判断ミスは手痛い


The 2nd
こんどは成木八丁目か…別個体だ
おそらく釜飯屋と釜の淵へやってきたのはこっちから来た熊

ここは街道と集落に囲まれ、山々の面積が狭いので木の実不作になるとすぐ満杯になるのだろう

御嶽親子熊はうまく山へ逃げ帰っただろうか…姿なし

【熊の目撃情報】
 熊の目撃情報について、お知らせします。
 本日、午後3時30分頃、成木8丁目付近の山で熊が目撃されました。
 現在、猟友会が追い払いを行っています。
 周辺にお住まいの方は、十分ご注意願います。


The 2nd
成木八丁目はほとんど山で、クマにとっても生息領域なので、追っ払いで済ませやすい

多摩川まで降りてきてしまうと、追い払いの東の限界は宮ノ平ぐらいではないか。青梅駅の方まで来ると追い払っても山が遠すぎて帰れない


The 2nd
あー
うまく山へ追っ払えなくて射殺しちゃったか…
猟師へ向かってきたとかね

【熊の捕獲について】
本日、成木8丁目の山で目撃された熊を捕獲しました。
問合せ:農林課0428-22-1111内線2346


11/13

The 2nd
‏ギャー

熊の情報についてお知らせします。本日午後6時頃、永山ハイキングコース矢倉台休憩場付近で、熊のものと思われる足跡が発見されました。 周辺にお住まいの方は、ご注意ください。 問合せ:青梅市農林課0428-22-1111


The 2nd
例年のクマのテリトリーからし

梅丘陵ハイキングコース=青梅駅の真後ろまで
クマが遠征してくるのってありえないんだけどな…

前代未聞が続く

あんなとこ、目撃されたら即射殺だぞ…なんとか山奥へ帰れ


The 2nd
ちなみに、青梅線イカー御用達の青梅丘陵ハイキングコースの
「矢倉台休憩場」

は、ハイキングコースの終点付近
その先は曲がりくねって山深いルートになり、城址を経て軍畑へ抜ける
軍畑高水山はクマ生息地


The 2nd
梅丘陵ハイキングコースの地図https://t.co/KDjwyrgk4E

通常、ハイキングコースではなくなる日向和田より西、人気が少ないコースでしか熊の目撃はない

地元ハイカーはすでに
「矢倉台より西はいくのやめて、宮ノ平石神前の駅へ降りるのもやめて、青梅駅方面まで引き返した方がいい」と忠告してるって。無理もねえよ…


11/14
本日は宮ノ平駅〜矢倉台までの山道を、途中の分岐までMTBでクライムし巡回してきた。
さすがに人里に近いエリアなのでクマの痕跡はなかった。


The 2nd
防災無線を聞くと「なぜ成木で射殺?」と疑問に思ったが
現場を見て納得

成木街道(5〜7丁目)の方じゃなかったし、集落だし、クマがこの橋を渡って逃げた民家は、そのまま裏山から黒沢地区〜東青梅駅方面へ行けてしまう=山奥へ追い払えない

生息数が多くクマが強気な東北では、危害も日常的。

時事通信
クマに襲われ2人負傷=仙台
13日午後9時ごろ、同市青葉区国見で、女性が娘を迎えに自宅を出たところ、背後からクマに襲われた。押し倒されて後頭部や顔面にけがをした。
 また、同市泉区上谷刈で午後10時ごろ、帰宅途中の男性が、後ろから物音がして振り返ったところを襲われ、脇腹や下腹部に軽傷を負った。クマは体長1メートル60センチ


11/17
早とちりっぽい。こんな人里まで熊は出てこれんよ…

The 2nd
ギャー

本日、午前9時30分頃、黒沢1丁目699番地付近で、 熊のものと思われる足跡が発見されました。 周辺にお住まいの方は、ご注意ください。

問合せ:農林課農政係0428-22-1111
青梅市


The 2nd
現地取材の結果…「熊ではなく猪」

青梅新興の砂利を固めた駐車場にわずかに足跡があるがはっきりせず爪痕もない
ふんの量から熊としたようだが、周辺の林道や沿道をいくら探してもカモシカと猪の足跡や堀跡しかなかった


The 2nd
よって青梅市黒沢の「熊らしい足跡」は猪やカモシカが踏み荒らしたものだろう
熊で100kg大型獣なら周囲に足跡を残さぬことは不可能

周囲は猪が掘り返して昆虫などを食べ「耕した跡地」があちこちにあった
山中も街道も足跡は猪とカモシカだけ



The 2nd
警察と地元民が現場に集ったので色々と話を聞いた


・黒沢の熊の足跡は2日前からあった、通報で猟友会が見たのは今朝=半ば崩れ「熊かもな、そうなら100kgだけど」程度の断定
・同じ2日前ぐらいにすぐ近くで猪が土をほじくって餌を食べてる


The 2nd
猪と熊のふんの見分けもまずつかないしね、個体差とか餌の違いがありすぎて

超大型なら量が多い程度の話


The 2nd
現地民や事業所によれば、猪の出没は日常的すぎていちいち通報しないとのこと

最近も、街道で頻繁にウリ坊がひかれて死んだとかで、動物注意の看板設置を要望中だと


The 2nd
だから青梅丘陵ハイキングコースの「足跡発見通報」もあやしいもんだ

あれも、足跡やふんがはっきりせずよくわからないが熊っぽいというだけの事案だったし



 ◇


10月末の件は、2頭の兄弟か夫婦のクマが、釜めし屋近くの踏切(数年来、目撃情報多し)をわたって里に降りてきたのだろう。
つがって生活していれば、ベテランクマにおいしい縄張りを追い出された際に2頭で降りてくることになる。
釜めしや付近から、釜の淵まで降りてきたのは川沿いの移動だろう。


この山脈のクマはまず、JR軍畑駅付近より東=青梅丘陵ハイキングコース側=線路沿い、には絶対に出てこないので目撃がまったくない。基本的に成木や高水山付近の山奥から出てこない。そっちから人の目をかいくぐり釜の淵公園まで降りるのはほぼ不可能。夜間の川沿いルートしかありえない。実際、鮎美橋付近まで川沿いを歩き、上流側へ引き返して歩いてるのが、最初の目撃。


クマに限らず今年は食いあぶれてる、のは、
・数日前10/31にJR青梅線沢井駅軍畑駅区間で、
・10/8にも青梅駅宮ノ平駅区間で、
イノシシをはねたのでも明白。けっこう珍事。


ツイッター検索で遡ると「春秋のシカ衝突」は月一回のペースだが、猪は少なく、クマは殆どない。
(みなさんが御嶽や奥多摩へ向かう時、通勤通学する時、利用するJR青梅線は、年間12頭の鹿を跳ね飛ばすことで運用維持できているのです、ほかに小動物や猪もまじりますが)


猪はクマと違って、青梅駅(青梅丘陵ハイキングコース)側でも出る年はそこそこ出てしまう。
御嶽駅より西の奥多摩町区間はもう、動物跳ね飛ばし放題無罪放免な実態だ。仮面ライダーなみに。
シカというのは縄張り主張のため飛び出してきて仁王立ちする生物なので(ブレーメン)…気持ちで負けるとまたヤブへ飛び込むんだけど。


つまり野生動物社会も、
好況で子作りや人口増の年があり
不況の年はそうして増えた人口が食いあぶれて餓死したり、人里で撃たれたりハネられたりする。
雇用の調整弁とはそういうもの。
人間だって雇用の調整弁にはねられると自暴自棄や刑務所ぐらしがしたいなどで事件を起こしたり、自殺したりする。
ツイッター検索でも、2013はシカをハネた件数が少ない。鹿身事故が激減している。



月輪熊と本州で格闘する場合は以下をご参考に。
https://www.youtube.com/watch?v=D7C21E1y4Wc


大型犬より小さめの小柄な体格、
イヌのように噛み付く、
しかし人間のように器用な手足、
爪も鋭く切り裂く、
動きや柔軟性はむしろ猫、


手強いけど。
追っ払うことに成功する例のほうが多くて確実。臆病さを利用する。



麻酔注射には獣医師の免許が必要。投薬量の計算、輸液点滴量の計算など。
量を計算しないと、運んでる最中に目覚めちゃって暴れたり…
どこに注射すると即効性があるとか全身にまわるとかも医師しか知らない。
あと間違えて人間に当てちゃった場合。応急救護法を知らないと窒息や心不全や…
https://www.youtube.com/watch?v=yXuhoSgEmlw


毛皮もらっとけばよかった…もっふもふ(でもナメシ加工に3〜6万円かかるって…セレブ!)


http://www.j-cast.com/2010/11/02079841.html
「クマ撃ちで金儲け」はウソ 実態は「命がけのボランティア」
http://www.enoha.net/hunting_kujyo.htm


馬鹿な格好客が、学習も一切せず、クマに近づいてしまうということ。
https://www.youtube.com/watch?v=OqAyMPRjd0Q
相模湖でも、見かけたクマを挑発しかまれて入院した人がいる。



最後に、クッキリ撮れてる方の、射殺された直後15分ぐらいのメスグマ。
体温も平熱のままでホッカホカ。
瞳もまだキラキラ。まぶたや顔の筋肉にむくみや引きつりが見られない。手足も硬そうじゃない。


ほんと、素直な顔つきで、なつっこそうで、まだおさなくもみえて
毛並みもすごくいいし、
へたするとまだ親離れして間もないか1年程度の、


かわいそうで仕方ないし、飼えるものなら警察=猟友会など呼ばず家に連れ帰って飼いたかった。
ほんと「パンダそのもの」なんだよ、くるみの木に登って愛嬌たっぷりにくるみの葉っぱや実を食べて。バンダジェフスキー博士だよ。


テレビ局が映す、射殺後に水洗いされたり、死後硬直が進んでしまった
ああいうクマ映像は「ウソ」だから。いわば。
全然違う表情、毛並み、姿になってしまった後だから。


ほんとうのクマを知ってもらいたくて、最後に一番きれいな画像を掲載する。
この個体は前日に多摩川渡りをしていたので、特に毛並みがきれいだったのだろう。


youtubeに編集しアップした映像の、轟砲=射殺の瞬間の時間が
デジカメ内蔵時計で、「7:31」(MPGファイルの作成日時タイムスタンプ)
というところから、死後何分かはお察しいただく。


以下は死後5時間以上経過後、猟友会に水ぶっかけられた後。同一個体。
すでに表情も外見も別人(別熊)だ。