先従隗始・温故知新

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歯周炎の対処法 歯科医準拠


以前のエントリー
http://d.hatena.ne.jp/geasszero/20150508/1431005932
・クロレッツガム、デンターシステマハグキプラスを駆使した歯周病、虫歯予防


↑よりも症状が進んだ場合が、今回の方法。


特に奥歯はたちが悪い。どれだけ歯磨きや除菌をしていても、歯列の関係で食べかすが残ったり歯石ができたり雑菌が繁殖したり。


智歯周囲炎(ペリコ)など、奥深くまで炎症になった場合、
昭和時代なら智歯=親知らずも、その手前の第二臼歯も、抜歯が多かった。
しかし近年は新薬が増えてきて、また口内メンテナンスが重視されてきて、
抜歯や研削だけでもなくなってきた。
智歯を抜くと手前の7番奥歯もぐらつくので抜歯が必要、すると周囲の歯肉が痩せてしまい咀嚼も下手になる、再建はブリッジで、などと大掛かりな割には予後が不安になってしまう。保存できるものはなるべく保存で、という考え方が最近の歯科医ではだいぶ広まってきているし、新薬開発がこれを後押ししている。


奥歯と奥歯の隙間=ポケットが原因で歯周炎(歯根膜炎、放散痛など)になった場合は、
最初は歯科医の指導が必要。(抜歯や研削を好む医師もいるので注意。)


基本薬剤セットは
1 ペリオフィール=抗生剤
2 コンクール=クロルヘキシジン
3 オキシドール=炎症検査薬を兼ねる


これに加えて、歯科医によるスケールなどによるポケットクリーニング。


歯根膜炎レベルになると、デンターシステマハグキプラスでは薄すぎて薬効が足りない。
消炎作用はあるが、コンクールには遥か及ばない。
やはり歯磨き用品のシステマより、医薬品で歯科医が現場で使うコンクールは濃度からして違う。


ペリオフィールは患部の雑菌をおおむね叩いて激減させるので(薬効は1週間持続)
家ではコンクールで消炎を持続させる。「歯科医がやる手口」とグーグル検索結果で紹介されていたが、用法欄にある希釈法ではなく、原液のまま塗布するか、ポケットへ刷り込んだり圧入する。


とはいえ、歯周炎になるような奥歯と奥歯の隙間は、人によって様々。
こうすればいい、という方法はない。人それぞれで、かんたんだったり、どうやってもだめだったり。


炎症があるときは、イソジンは使ってはならない。
インフルエンザで喉が腫れ上がってる際も、イソジンを使うと地獄を見る。
炎症で傷になってる患部を著しくしみさせるし、さらに腫れ上がらせて高熱が増す。


つまり、虫歯だけならイソジンで痛みが収まるが、歯周炎だった場合は逆効果でむしろ悪化させる。デンターシステマハグキプラスを頻用して洗浄していても、収拾がつかなければ歯科医を受診すべき。