先従隗始・温故知新

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水筒でお湯を持ち歩く、非電化魔法瓶でお湯を貯める、場合の注意点


水道局本部にいる技術者と話をした。


・カルキ=次亜塩素酸ナトリウムが抜ける仕組み↓
・気中暴露で、HOCLイオンとCL2ガスのうち後者が抜けるはたらきが加速(水道管は空気抜き弁が随所にある)
・水温が上がるほどこれが加速


・雑菌は、水温が何℃でも、増殖する菌がそれぞれいる
・人体に有害な食毒菌の増殖帯は体温前後40℃付近である
=60℃付近ならば有害菌は成長しない


・よって、煮沸して60℃に冷ましたお湯はNG、水を60℃付近まで加熱したお湯がベター
・ちょい熱いと舌が感じるのが60〜70℃=水筒で持ち歩くのに危険が少ない
・40℃付近まで冷めてくると、腹を壊す悪玉菌が増殖=飲用しないこと


うちは多摩川上流の取水で味がいいので、この方法でも十分に美味。
むしろ水がうまいのでお茶や調味ドリンクにしたくない。


取水が汚い中下流域の自治体の水道水でやると、くさくてまずいかもしれない。
関東平野部、都心に近い、高度浄水してない、地域は該当。
高度浄水は都心に近い都市部では水源が汚いので必須で(井戸取水を除く)
上流域では簡易浄水でも十分に美味で水質もきれい。



ガラス魔法瓶は蓄熱力はピカイチ。
金属魔法瓶は抗菌力が有る。
いずれも、いつまでもスポンジで洗わないと、バイオフィルムが出来て、雑菌巣になる。
自転車用のプラボトルはもっともバイオフィルムができやすい。


水ボトル専用スポンジ棒を用意し
ベンザルやハイターでこまめに殺菌して使うのが望ましい。
プラボトルはボトルもベンザル漬けにすると、自転車道中で腹を壊す確率がぐんと減る。