先従隗始・温故知新

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人類は、ゆでガエルとして環境破壊のゆっくりしたペースに油断しながらやがて死滅する運命


こういう記事を見てるとよく分かる。
大自然は何万何億通りの回路を、成り行き任せで同時進行している。人間じゃ絶対真似しきれない。


それを人類の2〜3の思惑のために壊しにかかっている。何万何億の回路を。


地球の幾多の回路は地球サイズが大きいためバッファが高くなかなか破壊が目に見えてこないが
数十年、やがて100年もすれば、目に見えて破壊が進んでいるのが見えてくる。


けれど人間もいきもの。何十年もゆっくり進む事象には甘い。油断する。
究極が大津波と、原発事故だ。40年しないとこない事象には人間は甘い。


あと50年か100年もすれば「それみたことか、100年も前から学者は正しい警鐘を鳴らしてきたのに!」と叫ばれながらも
打つ手なくして文明社会は維持不可能に陥るのだろう。


中国の河川や南国の島々の海岸に、放置されて溜まりに溜まっていくゴミを
無視している場合ではない。
現人類が散々いい思いをして
100年後に人類生存絶望性を迎えたら本末転倒だ。

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO75559480S4A810C1000000/
危機に瀕する世界の海 「酸性」「貧栄養」のダブルパンチ 海洋研究開発機構理事に聞く
編集委員 滝順一

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2014/8/18


 ――温暖化の影響では、サンゴ礁も深刻だとされます。

 「水温が高くなると、サンゴに共生する褐虫藻という小さな藻が逃げだしてしまい、サンゴが死んでサンゴ礁が白化してしまう現象がよく知られる。これ以上水温が上がったらいけないという水温の上限があるが、これが温暖化に伴い北上している。1年に十数キロメートルという北上速度で、今では九州の天草あたりでも立派なサンゴの群落がみられる」

 「一方、海洋酸性化の影響はCO2が溶け込みやすい北の海ほど深刻。オメガが2.5くらいでないとサンゴは炭酸カルシウムの骨格をつくれず、サンゴ礁もできない。こちらの限界はだんだん南下してくる。今のままCO2排出の増加が続くと、今世紀末には2つの限界が交わり、サンゴの生育に適切な場所は地球上からほとんどなくなってしまう恐れがある。サンゴにとってはダブルパンチだ。2060年にはなくなるとする論文もあるほどだ」