先従隗始・温故知新

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いわゆる上祐ディベートですなあ…


関電言いたい放題、こういうときのステマ工作員とか広報って調子に乗りまくるよね…断罪されるまでは。

ツイッター
供給力が安定してるから、4号機再稼働なしですね。 RT @Okatonsan 関電電話中。 大飯原発を動かした理由は「安全性が確認されたから」 火力発電所を停止する理由は「供給力が安定しているから」 話が通じなさすぎて頭がおかしなりそうです。 関電本店 06-6441-8821


野田佳彦は、去年、福島第一原発が水素爆発した、わずか3週間後に「何があろうともTEPCOに影響がないようにする」というメールを東電の幹部に送付。このとき、彼は財務大臣。そして、このとき、次の総理大臣になることが確実となったらしい


『野田さん、福島は安全なんだから泊まっていって下さい』。市民の訴えをよそに野田首相を乗せた車は、猛スピードで福島県庁を後にした。"安全なんだから復興支援のためにも福島に国会を!


参考


電力を国有化するにせよ資本協力にとどめるにせよ、負債分は廃炉国債などでクッションすればいい。カネで安全と未来を買うのだから歓迎すべきだ。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20120704/234111/
この夏、エネルギーの「国民的議論」に参加しよう
「エネルギー・環境に関する選択肢」の読み方、考え方


http://www.nikkei.com/article/DGXBZO43445370W2A700C1000000/
電力改革は止められない(下)霞が関発、変化のうねり 編集委員 安西巧 2012/7/9 7:00


関電の原発依存率(総発電量に占める原発の割合、2010年度)は50.9%と東電の31.8%を大きく上回り、原発が止まればそれだけ代替火力発電の燃料費が膨張するからだ。

 「原発11基が止まると年間約9000億円の代替コストが発生する。相当の原発が再稼働しないと持続的経営は難しい」

 6月27日の株主総会で、脱原発を念頭に「新しいエネルギー供給体制を目指してほしい」と迫った橋下徹大阪市長に対し、岩根茂樹副社長はこんな窮状を訴えた。


 野田佳彦首相は訪米中の4月30日、同行記者団との懇談で「(大飯原発3、4号機の再稼働に)全くご理解がなければ大変だが、そういう(今夏の原発ゼロの)選択肢もあると思う」と語った。このコメントは「首相『夏の原発ゼロも選択肢』」と大きく報じられ、東京株式市場では原発依存度の高い関電や九電の株価が5月1日から9日まで5営業日続落。関電は4月27日に1158円だった終値が5月9日には1033円に、九電は1061円が963円にまで急落した。

 これら電力株が値下がりを続けていた間の5月5日に北海道電力泊原発(北海道泊村)3号機が定期検査で運転を休止して「原発ゼロ」が現実のものになり、7日には前述したように需給調整委で「9社の財務状況」が提示された。

 巨額赤字と株価急落――。電力会社にのしかかってきたダブルパンチが、「『脱原発依存』の方針は変わらない」といいながら、どちらつかずの曖昧な言動を繰り返してきた野田首相のスタンスに変化を生じさせる。


 昨年9月に就任した野田首相は消費税増税を政権の最優先課題に据えた。緊急度でいえば、電力問題の方がはるかに高かったと思われるが、「増税」でアタマがいっぱいの首相には電力各社の窮状が顕在化する5月初めまで、危機感が乏しかったように見える。
「3.11」の福島第1原発事故以後、原発に対する世論が厳しくなることは明らかだった。少なくとも、昨年夏、九電玄海原発佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働が「やらせメール」事件で頓挫してからは、原発への風当たりが一段と強まって運転休止が長引き、今夏には原発依存度の高い関電や九電が大幅な電力不足に陥ること、さらに原発代替の火力発電の燃料コスト急増で巨額赤字が発生することは容易に予想できたはずだった。


 当時、青森県六ケ所村では核燃料サイクル工場の建設がすでに進んでいた。構想が浮上した1979年当初、6900億円とされた建設予定費は89年に7600億円、96年に1兆8800億円と増えていき、04年当時には2兆2000億円にまで膨張していた。仮に完成したとしてその工場を稼働させるにはさらに19兆円の費用が必要とされており、若手官僚たちはもはや核燃料サイクル事業は経済合理性がないと経産省幹部に訴えた。その後、永田町などに「19兆円の請求書〜止まらない核燃料サイクル」とタイトルのついた文書が流れたこともあり、一連のてんまつは「“19兆円の請求書”事件」と呼ばれた。




 原発が民営である限り、廃炉の向こうに経営破綻がちらつけば、電力会社は必死に再稼働を目指す。

 大飯の再稼働が決まってからも関電や九電の株価は下落に歯止めがかからない。7月6日終値は関電が906円(4月27日終値から252円下落)、九電が914円(同147円下落)。電力業界改革は不可避であり、残された時間は少ない。


今まで安全対策や、そのための調査を、怠ってきたツケだ。いまさら急ぎであれこれやるから失敗ばかり重なる。大飯原発の毎日のトラブルだってそうだ。

http://www.asahi.com/national/update/0709/OSK201207090062.html
敦賀原発の地下配管、過って穴開ける 断層の掘削調査中 2012年7月9日19時56分


 日本原子力発電は9日、断層の掘削調査をしていた敦賀原発2号機(福井県敦賀市)付近で、地下5.4メートルに埋設された配管(直径4.2メートル)に、誤って直径8.6センチの穴を開けた、と発表した。稼働時は冷却用の海水が流れるが、現在は定期検査中で空だった。安全への影響はないという。

 日本原電によると6日午後2時ごろ、業者が掘削調査中に、鋼鉄製の循環水配管(厚さ2.6センチ)を、ダイヤモンド刃のボーリング装置で丸く、くりぬいた。循環水配管は、海水を流し、発電機のタービンを回した蒸気を冷やして水に戻す復水器につながっている。定期検査中は別の配管で核燃料を冷やすため、海水は抜いていた。

 敦賀原発では4月、経済産業省原子力安全・保安院の専門家による現地調査で、原発直下の断層が敷地内を走る活断層「浦底断層」と連動して動く可能性が否定できないと指摘され、日本原電は保安院の指示で掘削調査を始めたところだった。