先従隗始・温故知新

はてダからの引っ越し(http://d.hatena.ne.jpのURLからここへ自動転送されます)。元サイト:アニメイレコムhttp://kasumin7.web.fc2.com/ire/

オザム・テロに要注意

先週か、オザムで福島キュウリを、すぐにはそうとわからぬように陳列し「1本20円!」を押し出して売テロっていました…
さすがに気づく人も多いのか、ふつうなら飛ぶように売れる値段ながら夜9時でも半分も減ってませんでしたよ…と。
20年前の放射能汚染未来社会ネタのマンガ(アフタヌーン)の通りだね…「きょうの鶏肉は足が5本あるぞ、ラッキー!」っての。


んできのう、またテロが…
キュウリ1本45円と、大して安くはない。「産地は箱に表示」
うわ、やっべー、産地ごまかしたい意思マンマンじゃん…外箱をよく確認すると「会津〜〜キュウリ」ぐわ、やっぱし…
いくら会津は線量が低くても、


やはり福島野菜を、すぐにはそうとわからぬように売るのはモラル的に外道だ…デフレ外食チェーンや個人食堂がやってそうだけど…


隣にある袋詰めの北海道キュウリを買ったのでした。
はっきりいって野菜は群馬・茨城・千葉・埼玉でも細かく産地よく調べるし。


食料品のベクレル検査はあくまでサンプリング…でも畑によって線量は大きく違うし、おなじ畑でもひとつひとつの苗を葉っぱを計測すると、やけに高い苗と低い苗があってね…特にお茶畑は。
苗ごとの小さなマイクロホットスポットや、畑の中の小さなミニホットスポット、田園地帯のなかでたまたま高い畑が一枚あるというホットエリア…色々あるわけですよ。


汚染地の食べ物を食べる=ロシアンルーレットなわけですよ。


そして子供の被爆影響は5歳児で10倍前後、乳児20倍以上、胎児100倍程度?諸説あるけど体が小さく薄く細胞分裂代謝が盛んな子供にとって放射能はとても猛毒と…


じぶんで全国各地の線量調査を何度かしてきたけど、やはり福島県内はどこも「セシウム飛散降下総量」が、他県よりとっても多いので。
草むらや地面を計れば100%かならず線量数値が上がるなんて、よっぽどたくさん放射性物質が降ったあとなのです。地表1mが低い鏡石や白河でもそういう現状。あの柏市や23区東部北部でも、まして都内西部では、『かならず』高いなんてことはまず無い。不慣れだとホットスポットを見つけ出すのが大変なぐらいです。
ふるいでケーキ全体にたくさんの粉糖まぶすのと、指でつまんだ粉糖をランダムにふっかけるのは、全然違うでしょ?でも場所によっては同じぐらいの粉糖がかかってるよね。


福島県産物とくに会津若松付近以外、あと宮城県産南部産、千葉県柏松戸我孫子周辺、栃木の那須周辺、これらは真っ先に除外しなくてはいけない。老後の老夫婦ふたり暮らしでない限りは。野菜ついで地物の海産物。


日本は、国も、民も、平和を取り戻そうと焦りすぎる、平和ぼけ100年民族だ。
…だからこそ、不慣れな非常事態後で『あせってる』決済の数々を、信用してはいけない。経済社会が壊れるとまずいとかそういう一念だけに固執して頭がいっぱいになってメランコリーになっており、総合的な考え方がロストしてる人々を、たとえ偉い先生だろうが信じてはいけない。自分で調べ、自分で判断するしかない局面が確実に増えている。人間、危険運転でも不正運用でも、追い込まれてあせってしまったときにロクでもないことをやらかす。追い込まれることに不慣れな人間ほどそうなるが、日本人はそういう人間だらけだ。原発再稼働にもおなじニオイを感じており、あぶないなーと危惧している。


 ◇


関東甲信越〜西日本各地の原発の正門前巡りをしてきたいが、
燃費…東京〜出雲で下道往復2400kmだったときで1万円でおつり少々(オイル含む)。各地で少しづつうろちょろはしてたけど。
これもグーグルやヤフーで計算上だと、寄り道なし最短で片道1000km切るはずが…裏切られたw


はたして東京〜柏崎〜敦賀もんじゅ・美浜〜大飯〜島根〜玄海〜伊方〜浜岡と下道で巡業すると
5千kmで収まるのか…つまり2万円で。
…とおもいグーグルで経由地ごとに計算すると長崎に立ち寄ったり伊方ルートでフェリー使っても、ぴったり3千km
ってことはもし1千km増えても4千kmか…うーん。


とにかく偏見や先入観は捨てて、いちどは現地を見るだけは見ておきたい。土地勘がつくので助言とかしやすくなる。運送業実務経験や集金営業経験があると一度行けば土地の事情や人間性などをかなり覚えるのだ。


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http://www.minpo.jp/news/detail/201207062338

「怒り通り越す」 県内避難者「人災、許せない」
国会事故調報告書

 東京電力福島第一原発事故を受けた国会の事故調査委員会が「事故は明らかに人災」とした最終報告書を公表した5日、県内の避難者らからは「当然」との声が上がり、あらためて憤りが広がった。
 「怒りを通り越して言葉にできない」。郡山市仮設住宅で避難生活を送る富岡町の農業渡辺喜助さん(77)はやりきれなさを募らせる。震災前は繰り返し安全性を主張する東京電力を信じて暮らしてきたが、原発事故で自宅や田んぼを奪われ、家族も避難で離れ離れだ。人の怠慢で生活を破壊されたことが悔しくて仕方がない。
 浪江町民が避難する二本松市の杉内多目的運動広場仮設住宅。入居する140世帯の約8割が、放射線量が比較的高い津島地区の住民だ。自治会長の柴清明さん(50)は「政府と東電の混乱が私たちを被害者にしたのだと、報告書でよく分かった」と受け止めた。
 大熊町から会津若松市仮設住宅に避難している片倉荘次さん(63)の自宅は福島第一原発から5キロほどの地区だ。自宅に戻るのは難しいと思っている。「万全を尽くしていれば、避難も数年で済んだかもしれない」
 いわき市仮設住宅に暮らす楢葉町の主婦矢内久美子さん(45)も「人災であれば対策を講じることもできたということ。もっと被害を少なく、避難も早くできたはず」と不満を漏らす。さらに、事故原因を徹底的に調査して再発防止につなげることが重要だとし、「一刻も早く原因を究明してほしい」と期待した。
 梁川町の会社員女性(41)は小学生の子どもの被ばくを心配する。自家消費用に家族で続けてきた稲作と畑作は原発事故後にやめ、県外産のコメと野菜を買う。今でも子どもに屋外活動を控えさせる。「生活が変わった。自然災害なら諦めもつくが、人災は許せない」と語気を強めた。
 報告書で対応の不備が指摘された県にも批判が集まった。福島市仮設住宅で暮らす飯舘村比曽行政区の女性は小学生の長女の内部被ばくが判明し、憤る。村内でも比較的放射線量が高い地域だが、知らずに原発事故後しばらく、長女は外で雪遊びをしていた。「原発がある県なのだから、確固とした危機管理をしておくのが当然なのに国に頼ってばかりでできなかった。猛省すべきだ」と断じた。


無題 Name 名無し 12/07/07(土)07:05:46 No.457697 del

>小学生の長女の内部被ばくが判明し、憤る
>知らずに原発事故後しばらく、長女は外で雪遊びをしていた。


無策な行政に頼ってばかりだと、自分の娘を守れないよ
事故当日に首相が原子力緊急事態宣言を発したのは知ってただろう。
警戒心がある人は、窓を閉め切って外出を控えてた頃だ


無題 Name 名無し 12/07/08(日)08:03:58 No.457991 del

>無策な行政に頼ってばかりだと、自分の娘を守れないよ


飯舘村の汚染は2号機爆発によるものだが
実は、その前日にも高い線量が確認されていた
飯舘村村長菅野典雄は役場職員に口止めをし、隠した
次の日2号機爆発でさらに高濃度の汚染を計測した
村の取った対応は村の敷地内で少しでも線量の低い場所を探し、少しでも汚染を低く見せかけようとした
その時の線量が44.7μ㏜/時で飯舘村の最高線量とされている
その時、自分の家から1キロの所に取材に入ったジャーナリストがいて、線量計のスイッチを入れると手持ちの100μ㏜まで計れる計測機が振り切れたと後に話を聞いた
停電で情報もなく、汚染は隠蔽されていた
今になって分かったような事を当時の状況も知らないで書いちゃいけんよ


… 無題 Name 名無し 12/07/08(日)08:16:43 No.457992 del

飯舘村では汚染の最もひどい地区にフェンスを建てるが
原発事故後の3月25日に長崎大学大学院教授の高村昇が
村は大丈夫、子供が表で遊んでも手を洗えば大丈夫
村の野菜は洗えば食べられる、健康に関しては全く問題ないと講演し
長崎と言う被爆地からきた専門家の先生が大丈夫と言っていると言う事で
ずっと春休みだった子供達は表で雪遊びをし、年寄りは畑の野菜を孫に食べさせた
今度フェンスで囲まれてしまう地域の中でもそういった事が行われていた
事故前に自分にどれだけ放射能に関する知識があったか考えてみるといい
その状態で汚染は隠され自称専門家に騙された
年間1ミリなんて基準は誰も知らなかった。インターネットは4月中旬まで使えなかった
御用学者は1ミリと言う基準を知っていて飯舘村村民にはその100倍の線量を押しつけた
これは犯罪だと訴訟する準備が行われている


… 無題 Name 名無し 12/07/08(日)08:47:41 No.457994 del

小さな国だから
クリティカルなヒューマンエラーで国が吹っ飛ぶ事案は珍しくないし
そのくせ指揮命令系統と技術的な知識集約体の整備と連携が粗雑でポストのためにわざわざ無駄に分化して並列構築してるから


一隻の船にたとえると5個くらいブリッジと操舵室があるようなシロモノになってる
何がどうなってるのかさっぱり判らん刑をリアルに喰らってるがその責任追及の窓口にも辿り着けないと言うのがこの国


そしてそれを煮詰めなかった結果が福島に集約したと言える


… 無題 Name 名無し 12/07/08(日)08:52:19 No.457997 del

今回も責任追及から逃れるための部署や部門の設立による本体の責任逃れがまかり通っているが


いわゆる「改善」を責任とする思考は根本から間違っているので
これを良しとする政治家は選ばないでいただきたい


当事者組織のトップから50人の首飛ばしてから
残った人間と外部で問題点を洗いなおさなければ
何がどうしてこうなったのかも判らず同じことを繰り返す素地が丸ごと残るし今回もそうなりつつある


 ◇


アルバックはIT系の作業で何度もお邪魔したので親近感がある。

夢の扉+
7月8日 18:30〜
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20120708.html
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/


『その熱、もったいない・・・!熱の出る所はどこでも“発電所”だ。』
電力不足が叫ばれる日本の夏に、真正面から立ち向かう男がいる。アルバック理工社長、石井芳一、65歳。彼にかかれば、あらゆる廃熱が電気に生まれ変わるという。
従来から、廃熱を使った発電は行われてきた。例えば、製鉄所や製紙工場などでは、高温の廃熱を利用し大規模な発電をしている。しかし、200度以下のいわゆる“低温廃熱”は、効率よくタービンを回すことができず、採算に合わないと手を付けられてこなかった・・。温泉や町工場など、日本中で出される200度以下の廃熱をすべて使えば、理論上、全国4300万世帯の1年間の消費電力の、実に45%がまかなえるという。 『もったいない!』 石井はあらゆる廃熱に注目し、“低温廃熱発電機”の開発を決意した。


たった一人に、あるいは一社に
「おうおう、いますぐ1兆円出せや」ってのは不可能レベルだけど


無数の人々からカンパなり集金すればとっとと集まる道理。


中央集権、中央一極集中で、発電でも、政治でも、やることがすでに無理がある。
昔はやることが少なくて項目も少なくて、ハイテクでもなかったので、それでもやれたが


細分化・多様化が進み複雑怪奇で膨大にやることがある現代社会を、一カ所で手がけること自体がどうかしている。地方分権とか道州制ってのもそういった無理の解消を目的に進められていたはず。


 ◇


2週間避難でもやらないよりは雀の涙だが…
20年が妥当でしょうに…特に乳児や幼児は成人するまで避難しないと。原発爆発直後に吸い込んだヨウ素はもう手遅れだけど。

http://www.asahi.com/national/update/0706/SEB201207060001.htm
福島の子供たち、集まれ 沖縄・久米島に保養施設完成


 被曝(ひばく)への不安から抜け出せない福島県の子供たちを、ほぼ無料で招待する保養施設が沖縄県久米島にできた。最初の参加者たちが6日、島のビーチで海水浴を楽しんだ。

 「沖縄・球美(くみ)の里」。フォトジャーナリストで月刊誌「DAYS JAPAN」編集長の広河隆一さんらが、島の高台にあった陶芸工房をロッジ風に改修した。食事などをする大広間と、ユースホステルのような2段ベッドの部屋。3千万円を超える改修費や2週間ほどの滞在費は募金や寄付でまかなう。

 広河さんは1991年に「チェルノブイリ子ども基金」をつくり、ウクライナベラルーシへの支援を続けてきた。東京電力福島第一原子力発電所事故の対策について、「一番重要なのは、これ以上被曝するのを避けること」と話す。